うまずたゆまず

コツコツと

令和4年・二十四節気一覧

     
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<正月節・315°>
立春
(りっしゅん)
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〔令和4年2月4日〕

暦便覧
「春の気 、立つをもってなり」
 
 二十四節気の最初の節。
 この日から春。
 様々な決まり事や節目の基準に
 なります。
 
【初候】東風解凍:2/04 
【次候】黄鶯睍睆:2/09
【末候】魚上氷 :2/14

<正月中・330°>
雨水
(うすい)

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〔令和4年2月19日〕

暦便覧
「陽気地上に発し、雪氷解けて
 雨水となればなり」
 
 雪が雨に変わり、
 雪や氷は溶けて水となる頃。
 昔から、農耕の準備が始まる
 目安とされてきました。
 「三寒四温」と繰り返しながら、
 だんだん温かくなり、
 春へと向かいます。
 
【初候】土脉潤起:2/19 
【次候】霞始靆 :2/24
【末候】草木萠動:3/01


<2月節・345°>
啓蟄
(けいちつ)

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〔令和4年3月5日〕

暦便覧
「陽気地中に動き、ちぢまる虫、
 穴を開き出ずればなり」
 
 冬ごもりしていた生き物が。
 這い出て来る頃。
 日ごとに温かくなり、
 徐々に春めいてくる。
 
【初候】蟄虫啓戸:3/05    
【次候】桃始笑 :3/10
【末候】菜虫化蝶:3/15

<2月中・0°>
春分
(しゅんぶん)
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〔令和4年3月21日〕

暦便覧
「日、天の中を行きて、昼夜等分の時なり」
 
 昼と夜との時間が等しくなる。
 春本番を感じる頃。
 うららかな春日和が続く
 時期です。
 
【初候】雀始巣 :3/21 
【次候】桜始開 :3/26
【末候】雷乃発声:3/31


<3月節・15°>
清明
(せいめい)

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〔令和4年4月5日〕

暦便覧
「万物発して清浄明潔なれば、
 此芽は何の草と知るるなり」
 
 全てのものが生き生きとして、
 清らかに見える頃。
 桜が満開を迎え、お花見の季節。
 
【初候】玄鳥至 :4/05 
【次候】鴻雁北 :4/10
【末候】虹始見 :4/15

<3月中・30°>
穀雨
(こくう)
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〔令和4年4月20日〕

暦便覧
「春雨降りて、百穀を生化すればなり」
 
 穀物を潤す春雨が降る、
 過ぎ行く春を惜しむ頃。
 雨が多いこの頃は、
 「行く春」という言葉でも表現され
 日によっては気温が上昇し、
 夏の訪れを感じられます。
 
【初候】葭始生 :4/20 
【次候】霜止出苗:4/25
【末候】牡丹華 :4/30
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<4月節・45°>
立夏
(りっか)
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〔令和4年5月5日〕

暦便覧
「夏立つがゆえなり」
 
 夏立つ日。この日から夏。
 夏の気配が感じられる頃。
 「春分」と「夏至」の
 ちょうど間に位置する節気。
 
【初候】蛙始鳴 :5/05 
【次候】蚯蚓出 :5/11
【末候】竹笋生 :5/16    

<4月中・60°>
小満
(しょうまん)


〔令和4年5月21日〕

暦便覧
「万物盈満すれば、草木枝繁る」
 
 「小満」とは、
 秋に蒔いた麦などの
 穂がつく頃で、 ほっと一安心
 (=少し満足)したと言う
 意味です。
 
【初候】蚕起食桑:5/21 
【次候】紅花栄 :5/26
【末候】麦秋至 :5/31    


<5月節・75°>
芒種
(ぼうしゅ)

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〔令和4年6月6日〕

暦便覧
「芒ある穀類、稼種する時なればなり」
 
 爽やかな初夏の気候から
 もうすぐ梅雨入りの時期へ。
 穀物を植える目安の時期です。
 日本の美称に使われる
 「瑞穂の国」はみずみずしく
 美しい稲穂が実る国という
 意味です。
 
【初候】蟷螂生 :6/06
【次候】腐草為蛍:6/11
【末候】梅子黄 :6/16    

<5月中・90°>
夏至
(げし)
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〔令和4年6月21日〕

暦便覧
「陽熱 至極し、又、日の長きの
 いたりたるをもってなり」
 
 一年のうち昼間が最も長く、
 夜の時間が最も短い頃。
 新暦の日付では、
 この頃は梅雨の真っただ中で、
 暑さのピークは
 一カ月程先になります。
 
【初候】乃東枯 :6/21 
【次候】菖蒲華 :6/27
【末候】半夏生 :7/02    


<6月節・105°>
小暑
(しょうしょ)

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〔令和4年7月7日〕

暦便覧
「大暑来たれる前なればなり」
 
 梅雨が明け、蝉も鳴き始めて
 七夕の節句を迎え、
 暑さが本格的になる頃。
 集中豪雨が多く発生する時期でも
 あります。
 この頃から「暑中お見舞い」を
 出し始めます。
 
【初候】温風至 :7/07 
【次候】蓮始開 :7/12
【末候】鷹乃学習:7/18    

<6月中・30°>
大暑
(たいしょ)
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〔令和4年7月23日〕

暦便覧
「暑気いたりつまりたる時節なればなり」
 
 夏の土用の時期。
 最も暑い時期。
 快晴で気温が上がり続ける頃
 夕立や台風などの夏の雨が
 激しく降る時期でもあります。
 
【初候】桐始結花:7/23 
【次候】土潤溽暑:7/28
【末候】大雨時行:8/02    
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<7月節・135°>
立秋
(りっしゅう)
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〔令和4年8月7日〕

暦便覧
「初めて秋の気立つがゆえなればなり」
 
 立春から半年。
 朝夕が涼しくなり、
 秋の気配が立つ頃。
 厳しい残暑が続く頃。
 この日から「暑中見舞い」から
 「残暑見舞い」になります。
 
【初候】涼風至 :8/07 
【次候】寒蝉鳴 :8/13
【末候】蒙霧升降:8/18    

<7月中・150°>
処暑
(しょしょ)
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〔令和4年8月23日〕

暦便覧
「陽気とどまりて、初めて退き
 やまんとすればなり」
 
 暑さが和らぎ、
 穀物が実り始める頃。
 台風シーズンの時期でもあり、
 「二百十日」「二百二十日」は
 田畑も山も海も荒れる「厄日」。
 
【初候】綿柎開 :8/23 
【次候】天地始粛:8/28
【末候】禾乃登 :9/02


<8月節・165°>
白露
(はくろ)

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〔令和4年9月8日〕

暦便覧
「陰気ようやく重なりて、
 露こごりて 白色となればなり」
 
 日中はまだ暑さを感じても、
 夜の冷え込みが強まり、
 草花にうっすら朝露が宿る頃。
 野にはススキの穂が揺れ、
 空が高くなったように
 見える頃です。
 
【初候】草露白 :9/08
【次候】鶺鴒鳴 :9/13
【末候】玄鳥去 :9/18

<8月中・180°>
秋分
(しゅうぶん)
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〔令和4年9月23日〕

暦便覧
「陰陽の中分なればなり」
 
 昼夜の長さがほぼ同じになる。
 暑さも和らぎ、
 だんだんと秋が深まる頃。
 気持ちのいい秋晴れが続く。
 
 
【初候】雷乃収声:9/23
【次候】蟄虫坏戸:9/28
【末候】水始涸 :10/03


<9月節・195°>
寒露
(かんろ)

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〔令和4年10月8日〕

暦便覧
「陰寒の気におうて、
 露むすび凝らんとすればなり」
 
 夜が長くなり、
 露が冷たく感じられる頃。
 空気が澄んだ秋晴れの
 過ごしやすい日が多くなる頃。
 
【初候】鴻雁来 :10/08
【次候】菊花開 :10/13
【末候】蟋蟀在戸:10/18

<9月中・210°>
霜降
(そうこう)
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〔令和4年10月23日〕

暦便覧
「露が陰気に結ばれて、
 霜となりて降るゆえなり」
 
 朝晩の冷え込みが増し、
 山里では霜が降り始める頃。
 冬をが近づいてきたことが
 実感されます。
 
【初候】霜始降 :10/23
【次候】霎時施 :10/28
【末候】楓蔦黄 :11/02   
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<10月節・225°>
立冬
(りっとう)
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〔令和4年11月7日〕

暦便覧
「冬の気立ち初めて、
 いよいよ冷ゆればなり」
 
 いよいよ冬の訪れです。
 木枯らしが吹き始め、
 冬の気配が感じられる頃。
 北国からは、初雪の便りも
 届きます。
 
【初候】山茶始開:11/07   
【次候】地始凍 :11/12
【末候】金盞香 :11/17

<10月中・240°>
小雪
(しょうせつ)
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〔令和4年11月22日〕

暦便覧
「冷ゆるがゆえに、
 雨も雪となりて くだるがゆえなり」
 
 雨が雪に変わり始める頃。
 木枯らしが枝の葉を落とし
 初雪が舞う頃。
 まだ積穂でもないことから、
 「小雪」と言われたようです。
 
【初候】虹蔵不見:11/22 
【次候】朔風払葉:11/27
【末候】橘始黄 :12/02


<11月節・255°>
大雪
(たいせつ)
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〔令和4年12月7日〕

暦便覧
「雪いよいよ降り重ねる
 折からなればなり」
 
 平野にも雪が降り積り、
 本格的な冬が到来する頃。
 「正月事始め」もこの頃から 
 行われます。
 
【初候】閉塞成冬:12/07
【次候】熊蟄穴 :12/12
【末候】鱖魚群 :12/17

<11月中・270°>
冬至
(とうじ)
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〔令和4年12月22日〕

暦便覧
「日、南の限りを行きて、
 日の短きの至りなればなり」
 
 冬の最中で寒さの厳しい時期。
 一年で最も昼が短い日。
 冬を乗り切るために、
 栄養価の高いかぼちゃを食べ、
 柚子湯に浸かります。
 
【初候】乃東生 :12/22
【次候】麋角解 :12/27
【末候】雪下出麦:01/01


<12月節・285°>
小寒
(しょうかん)

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〔令和5年1月6日〕

暦便覧
「冬至より 一陽起るがゆえに、
 陰気に逆らうゆえ益々冷ゆるなり」
 
 これより「寒の入り」。
 更に寒さが厳しくなる頃。
 池や湖の氷も厚みを増します。
 この日より「寒中見舞い」を
 出します。
 
【初候】芹乃栄 :R5 1/06 
【次候】水泉動 :R5 1/10
【末候】雉始雊 :R5 1/15

<12月中・300°>
大寒
(たいかん)
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〔令和5年1月20日〕

暦便覧
「冷ゆることの至りて
 甚だしき時なればなり」
 
 冬の終わり。
 一年の内で
 最も寒さが厳しくなる頃。
 「大寒」の最後の日が「節分」。
 
【初候】款冬華 :1/20 
【次候】水沢腹堅:1/25
【末候】鶏始乳 :1/30
   ※ 暦便覧とは、天明7(1787)年に太玄斎が著した暦の解説書
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