うまずたゆまず

コツコツと

正月

商売繁盛を願う「十日えびす」

「十日えびす」は、毎年正月10日に 行なわれる「初えびす」のお祭りです。 「漁業の神」「商売繁盛の神」「五穀豊穣の神」 として有名な「七福神」のえびす様を祀る お祭りで、縁起物を吊るした 「福笹」(ふくざさ)などが売られます。 「十日えびす」とは えびす…

藪入り(やぶいり)

昔は、 「小正月」の1月15日と 「お盆」の7月15,16日(8月15,16日)は、 「藪入り」と言って、 嫁入り先のお嫁さんや奉公先の丁稚や女中が 実家に帰ることの出来る休みの日でした。 語源 藪入りの由来 藪入りの日 語源 藪の深い田舎に帰るからという説、 奉…

二月礼者(にがつれいしゃ)

正月には芝居関係、料理屋関係の人々は 年始の礼に廻れないので、 二月一日に回礼する風習がありました。 この日を 「一日(ひとひ)正月」、「二月正月」、 「迎え朔日」、「初朔日」と言いました。 正月のやり直しをする日と考えます。

重ね正月(一夜正月)

2月1日は、 「重ね正月」もしくは「一夜正月」です。 数え年では、正月を迎えると年齢が変わります。 2月1日は正月後、最初の1日であることから、 厄年の人が「年かさね」と称して、 この日を2回目の「元日」として仮にひとつ歳をとらせ、 本来ならば…

十八粥(団子粥)

1月18日は「十八粥」の日です。 この日は、 「小正月」の1月15日に作った「小豆粥」に、 「餅花」(小さく切った餅や団子を木に刺して飾ったもの)や 団子を入れて粥を作り、朝に食べます。 「十八粥」を食べると、 蛇やムカデの害から逃れることが出来ると…

小正月

「小正月」(こしょうがつ)とは、 1月1日を中心とした正月行事「大正月」(おおしょうがつ)に対し、 1月15日に行われる行事のことを言います。 年末の準備から、 元旦、松の内と続いてきた正月を締めくくるための 様々な行事が行われます。 小正月とは 餅…

小正月の習わし

「小正月」は「農の正月」とも言われ、 農耕に結び付いた様々な行事が古くから行われてきました。 主に「豊作祈願」「吉凶占い」「悪霊払い」の3つです。 豊作祈願 十四日年越し 道具の年取り 餅花・繭玉 吉凶占い 粥占い 綱引き 悪霊払い 小豆粥(あずきが…

どんど焼き・左義長

「どんど焼き」とは、 1月15日の「小正月」に行われる 全国的の神社や仏閣の「火祭」のことです。 この火祭り行事の名称は地域により様々です。 「どんど焼き」の他にも、 やや変形した「とんど焼き」「どんどん焼き」、 「左義長」「サイノカミ」「道祖…

鳥追い(とりおい)

「鳥追い」は、 子供達が、 手に手に鳥追い棒と称する棒切れや杓子を持って 打ち鳴らし、 「朝鳥ほいほい、夕鳥ほいほい、 物を食う鳥は、頭割って塩つけて、 佐渡が島へ追うてやれ」 などの歌を歌いながら、田畑などを囃して回るお祭です。 秋の収穫時には…

鏡開き

お正月の間、 歳神様(年神様)の居場所になる「鏡餅」。 そのため、歳神様(年神様)がいらっしゃる 「松の内」の間は飾っておき、 「松の内」を過ぎたら下げて食べ、 歳神様(年神様)をお送りします。 「鏡開き」は、 「松の内」を1月7日までとする地方で…

酒樽の蓋を開く「鏡開き」

1月11日は「鏡開き」です。 一年の健康と発展を祝って、 供えた鏡餅を割って食べる 新年の仕事・行事初めの儀式の一つです。 「鏡」は円満を、「開く」は末広がりを意味します。 酒樽の蓋を開く神事も「鏡開き」と言います。 古くから、酒樽の上蓋は、 丸…

蔵開き

年末に閉じた蔵を新年になって初めて開ける日のことで、 江戸時代には、諸大名家では「米蔵」を、 商家では2日の「初荷」の出入りで「蔵」を開くことで、 それぞれ、新年に吉日を選んで「蔵」を開く儀式を行いました。 ところが20日が三代将軍である徳川家光…

「初顔祝」(はつがおいわい)

「鏡開き」は、本来は1月20日だったそうです。 武家では語呂合わせで、 「刃柄祝」(はつかいわい)と言い、 具足に供えたお餅を食べたと言います。 女性もこの日は鏡台に供えたお餅を食べました。 こちらは「二十日を祝う」にかけて、 「初顔祝」(はつ…

六日年越・七日正月

正月七日を「七日正月」と言います。 そしてその前日を「六日年越し」として祝います。 1日の「大正月」と15日の「小正月」の 半ばに当たる1月7日は、 祭に向けて心身を浄める意味の期間の始まりの日でした。 そのため、正月の六日の夜から七日の朝にか…

暦・歳時記-お正月の行事

お正月 1日 元日 初門出 初詣 初日の出 若火・若火迎え 若水・福茶 初竈(はつかまど)/初炊ぎ(はつかしぎ)/俎始(まないたはじめ) 着衣始(きそはじめ) <人生儀礼> 初正月○ 破魔矢・破魔弓○ 羽子板 年男・年女 厄年○ 厄落とし・厄除け・厄払い○ 重ね正月(一…

お年始とお年賀

正月三が日に、 ご挨拶に伺うことを「お年始」、 その時に贈るものを「お年賀」と言います。 「お年始」は、元々は、 農村部で行なわれて来たお正月の行事に由来します。 当時は「年賀」とも呼ばれ、 分家が本家に集まって、 「歳神様(年神様)」を祀って新年を…

「正月三が日」にやってはいけない6つのタブー

「三が日」とは、 1月1日、2日、3日の3日間のことを言います。 縁起を担いで、 やらない方がいいとされている風習があるのですが ご存知でしょうか? 1.掃除をしてはダメ! お正月には、「年神様」という神様が 福を持って家を訪ねていらっしゃるのに…

お正月

本来「正月」は1月の別称です。 1日が 「元日」 3日までを 「三が日」 7日までを 「松の内」 15日(地方によっては20日)の「小正月」 様々なお正月行事が行われます。 1月を「睦月」と呼ぶのも、 正月に一家揃って睦み合う様子を表したもの。 多く…

着衣始(きそはじめ)

新年が明けて、「正月三が日」のうちの吉日に 新しい着物を始めて着ることを 「着衣始」(きそはじめ)と言います。 着物が日常着だった頃は、 お正月用の着物を新調して、新年を迎える習慣があり、 それを「着衣始」(きそはじめ)と言っていました。 因み…

年賀郵便特別扱い

「年賀郵便特別扱い」とは、 12月15日から12月25日までの間に年賀状を投函すると、 翌年の1月1日に配達されますという制度です。 令和5(2023)年の年賀状の引受開始は、 令和4(2022)年12月15日 [水]からになります。 1月1日に配達してもらうためには、 令和4(…

巳正月

その年、亡くなった人のある家で、 12月の第一巳の日、または第二巳の日に 近親者が集まり、お参りを行う行事です。 「巳正月」とは 「巳正月」に行われること 「巳正月」の起源 1.「南北朝の戦い」で敗走中に亡くなった「新亡慰霊儀式」説 2.新田義貞…