うまずたゆまず

コツコツと

上巳の節句

野遊び(のあそび)

春の山野に遊ぶことを 「野遊び」(のあそび)と言います。 春、草木の息吹が聞こえ始める野山に出掛けて、 飲食に興じたり、花や草を摘んだりしながら、 一日を楽しみ過ごしました。 秋の野に出て、日和の一日を楽しむことは 「秋の野遊び」(あきののあそび…

二十四節気「啓蟄」

今日から二十四節気の3番目「啓蟄」。 前節の「雨水」以来、春の雨の潤いにより、 植物は芽吹きの季節を迎えてますが、 太陽の高度も上がり、大地が温まり出して、 虫や小動物も目覚めの時季を迎えます。 『暦便覧』(こよみびんらん) 啓蟄(けいちつ) 雛…

雛納め(ひなおさめ)

3月3日の「雛祭り」が祭の終わった後、 雛人形を仕舞うことを 「雛納め」(ひなおさめ)と言います。 「雛納め」(ひなおさめ) 雛人形を片付ける時期はいつがよい? 雛人形を片付けないとお嫁にいけなくなる⁈ 片付けが遅れても「雛人形を後ろ向きに置けば大…

上巳の節句・桃の節句・雛祭り

3月3日の「上巳の節句」(じょうしのせっく)は、 女の子の幸せと健やかな成長を願う行事です。 「桃の節句」「雛祭り」とも言います。 「上巳の節句(雛祭り)」の起源 桃の節供 「飾り雛」の始まり 流し雛(ながしびな) 吊るし雛(つるしびな) 雛の国見…

「雛飾り」の種類

3月3日の「桃の節句」は、お雛様を飾り、 女の子の健やかな成長を願う行事です。 段飾り 内裏雛だいりびな 三人官女さんにんかんじょ 五人囃子ごにんばやし 随身ずいじん 三仕丁さんじちょう 出飾り 親王飾り 立雛 市松人形 つるし雛 流し雛 段飾り 「段飾り…

天児(あまがつ)・這子(ほうこ)

平安時代になると、 「形代」(かたしろ)や「人形」(ひとがた)の 厄払いの意味合いが一歩進んで、 赤ちゃんを「守る」役割を負う、 「天児」(あまがつ)と「這子」(ほうこ)と 呼ばれる人形が登場しました。 乳幼児を守る人形「天児」と「這子」 「雛人形」…

流し雛(ながしびな)

「流し雛」(ながしびな)とは、 無病息災を願って和紙や草木で作った人形を 川や海に流す行事で、 「雛祭り」の由来になったと言われている 日本に古くから続く風習です。 形代(人形) 「流し雛」の由来 流し雛が有名な地域 下鴨神社の流し雛(京都) もち…

吊るし飾り、吊るし雛

「吊るし飾り」「吊るし雛」は、江戸時代に 布で作った動物や植物、縁起物などを吊るし、 雛人形の代わりに飾るようになったのが 始まりです。 一つ一つのアイテムにはそれぞれ意味があり、 どれも子供の成長や幸せを願うものです。 吊るし飾り、吊るし雛 由…

雛遊(ひなあそび)

3月3日の「上巳の節句」の源流は、 貴族の子女のお人形遊びである「雛遊」と 人形(ひとがた)に厄を移して流す「祓い」の風習や 古代Chinaから伝わった宮廷行事などが 結びついて生まれたものだと 考えられています。 平安時代には、人形に着物を着せたり、 …

「雛祭り」の食べ物

雛祭りのお菓子 菱餅 ひなあられ 香川県「おいり」 桜餅 草餅 京都の菓子「引千切(あこや餅)」 長崎の伝統菓子「桃カステラ」 金平糖(こんぺいとう) 雛祭りの飲み物 白酒 桃花酒(とうかしゅ) 雛祭りの定番料理 ちらし寿司 手まり寿司 雛そば(ひなそば…

雛市(ひないち)

江戸時代、春の「雛祭り」の前の 2月末から3月2日まで 「雛市」(ひないち)が立って、 大変な賑わいを見せていました。 「雛人形」は最初は「京製」が主でしたが、 明和年間には、「江戸製」が出現します。 そうすると江戸市内には、 雛人形や調度品などを…

二十四節気「雨水」

「雨水」(うすい)とは、降る雪が雨へと変わり、雪解けが始まる頃のこと。 令和6(2024)年の「雨水」は2月19日から3月4日 になります。 『暦便覧』(こよみびんらん) 「雨水」(うすい) 春一番 雪解け(ゆきどけ) 春の土(はるのつち) 春祭り 雛祭(ひな…

ひな会式(法華寺)

平城宮の東北に位置する 総国分尼寺「法華寺」では、 天平時代から、毎年4月1~7日に、 雛人形の段飾りの原型とも言われる 「ひな会式」(ひなえしき)が執り行われています。 「ひな会式」 法華寺 「ひな会式」 奈良時代から続く「ひな会式」とは、 法華寺を…