夏
京都では、8月7日から10日までの間に、 京都市東山区の六道珍皇寺(ちんこうじ)に詣で、 盆の精霊(御魂)を迎えに行く 「六道参り」(ろくどうまいり) 、 別称「精霊迎え」という風習があります。 六道 (ろくどう) とは、人間が死後行くとされる 六種の冥界…
暦の上では「秋」になり、 朝夕の涼風に一息つけるというものの、 まだまだ残暑厳しい季節が続いています。 現代の夏はとにかく蒸暑い! 江戸時代は現在よりは涼しかったようですが、 それでも夏の暑さに変わりはありません。 江戸の庶民は色々な工夫をして …
盆明けの16日の夕方に火を焚いて 祖先の霊を送り出す・・・、 これが「送り火」です。 「送り火」とは 送り火の準備とやり方 夏の風物詩の「大文字焼」 京都五山送り火 奈良大文字送り火 箱根 強羅大文字焼 「精霊流し」と「灯籠流し」 灯籠流し(とうろうな…
日本各地には、昔から「お盆」の終わりの日に 火を灯した灯籠をお盆のお供え物などと一緒に海や川に流す「灯籠流し」(とうろうながし) という行事があります。 「灯籠流し」とは 近年の「灯籠流し」 「灯籠流し」と「精霊流し」 広島「とうろう流し」 日本…
日本の夏の風物詩「盆踊り」は、 踊りというだけではなく、 本来、お盆で迎えた御先祖様の霊を送り出す という意味が込められています。 盆踊りの由来・起源 踊り念仏(おどりねんぶつ) 「念仏踊り」がお盆と結びついて発展 風流踊り(ふりゅうおどり) 弾…
「海で遊ぶのはお盆まで」とよく言いますが、 どうして、お盆に海に入ってはいけない でしょうか? お盆に海に入ってはいけない⁉ ダメな理由 クラゲ 台風 盆波(ぼんなみ) 離岸流 (りがんりゅう) 川遊びなら大丈夫⁉ お盆に海に行くと、霊にあの世に連れて行…
「お盆」は、 旧暦7月15日を中心に行われてきた、 祖先の霊(祖霊)をお迎えして、もてなし、 お送りする行事です。 『日本書紀』によると、 古くは推古天皇14年(606年)に 「四月の八日、七月の十五日に 設斎(おがみ)す」とあることから、 その頃には…
「お盆」 とは、仏教における 「盂蘭盆会」(うらぼんえ) または「盂蘭盆」(うらぼん) を 略した言葉とされています。 サンスクリット語の「ウランバーナ」に 漢字を当てたものです。 「ウランバーナ」は 「倒懸」(とうけん)を意味します。 「倒懸」は”逆さまに吊…
地方によって異なりますが、13日の夕方、 ご先祖様をお迎えするために 家の門口や玄関で「迎え火」を焚きます。 迎え火とは 「迎え火」をする意味 必要な道具と購入場所 麻がら・苧殻(おがら) 焙烙(ほうろく) 新聞紙など燃えやすいもの 「迎え火」の日に…
「盆飾り」とは、お盆の時期に 御先祖様の霊をお迎えするために、 仏壇の前に特別な祭壇を準備し、 飾り付けを施したものを指します。 地域や宗派によって異なるため、 一般的なものと、 その意味と飾り方についてご紹介します。 盆提灯(ぼんちょうちん) …
「お盆」が近づいてくると、 お墓や仏壇を掃除したり、仏具を清めたり、 お膳や盆提灯を取り出したりして、 お盆の準備を始めます。 盆用意・盆支度 盆用意を始める日 釜蓋朔日(かまぶたついたち) 七日盆(なぬかぼん) お盆の準備・家の外 墓掃除(はかそ…
「草市」(くさいち)とは、 かつて7月12日の夜から 翌朝にかけて開かれていた、 「盂蘭盆」(うらぼん) の仏前に供える 「盆ござ」や「盆花」「牛馬の飾り物」 「ほおずき」「焙烙」(ほうろく) 「苧殻」(おがら)といった お盆の飾り物などを売る市のこと…
「お盆」には、 御先祖様の霊が戻って来ると言われるので、 ご先祖様をもてなすため、 「盆棚(精霊棚)」やお墓にお花を飾ります。 「盆花」とは 盆花迎え 迎え鐘 盆花の種類 桔梗 女郎花(おみなえし) 禊萩(みそはぎ) ユリ 千日紅(せんにちこう) 鶏頭…
8月8日は「白玉の日」です。 白玉を積み上げると「8」に見えることから 全国穀類工業協同組合が制定した記念日です。 そこで、見た目にも涼し気で、 つるんと滑らかな喉越しの夏の冷たい和菓子を いくつかご紹介します。 水羊羹(みずようかん) 金玉糖(き…
かき氷の日 夏氷(なつごおり) 最高気温記念日 「かき氷」の歴史 けづりひ(削り氷) 横浜・馬車道「氷水店」 氷旗(こおりばた) 「氷削機」の発明 「氷菓」と「アイスクリーム類」の違い アイスクリーム類 氷菓(ひょうか) かき氷の日 7月25日は「かき氷…
「七夕」は、毎年7月7日の夜に、 願い事を書いた色とりどりの短冊や飾りを 笹の葉に吊るして星に祈る習慣ですが、 日本には元々、 「棚機津女」(たなばたつめ) の伝説や、 農作物の豊作祈願や先祖を迎えるという 「祖霊信仰」による習慣があり、 今でも数多…
日本三大七夕祭り 仙台七夕まつり 由来・歴史 「仙台七夕まつり」の見どころ 観覧場所・観覧方法は? 前夜祭「仙台七夕花火祭」 湘南ひらつか七夕まつり 一宮七夕まつり 東北の七夕まつり 花輪ねぷた 能代七夕 天空の不夜城 関東の七夕祭り 関東三大七夕まつ…
「夏の七草」は、 「春の七草」や「秋の七草」のように 古くからあるものではなく、 近年植物学者などが 独自に選定したものが発表されています。 そのため「夏の七草」には 様々なパターンがあります。 『夏の七艸考』 楓園 鈴木重瑊 著 『懸葵 8巻6号』 つ…
「七夕」は7月7日。 この頃は、大抵、梅雨の最中なので なかなか星を見ることは出来ません。 そこで国立天文台では、 雨雲に覆われることが多く、 星が見えにくい7月7日の「七夕」ではなく、 よく晴れて星空を観察しやすい旧暦の7月7日に 星空観察を楽しんで…
「土用の丑の日」と言えば、 「鰻」(うなぎ)の独占市場ですが、 この時季が旬の「泥鰌」(どじょう)も 「鰻」(うなぎ)に劣らぬ栄養価の高さで、 古くから各地で夏バテを防ぐスタミナ食として 重宝されてきました。 「泥鰌料理」は江戸から続く夏の風物詩 …
「土用の丑の日」 土用鰻 鰻を食べるようになったのは江戸時代から! 平賀源内説 大田南畝説 春木屋善兵衛説 「うし」が2匹の鰻のように見えた説 万葉集にも登場「夏の鰻」 鰻と梅干しは食べ合わせが悪いのか? 絶滅危惧種に指定 「土用の丑の日」 「土用」…
「夏の土用」は、 一年で最も暑さが厳しいとされる時期であり、 「梅雨明け」も重なります。 体に一番負担の掛かるこの時期だからこそ、 滋養のあるものを食べると言われる 「食い養生」の風習が生まれました。 時代が変わっても、「土用の食い養生」の知恵は …
「土用蜆」(どようしじみ)とは 「土用蜆」と「寒蜆」 しじみの栄養成分 「土用蜆」(どようしじみ)とは 「土用の丑の日」と言えば、 鰻を食べる風習がよく知られていますが、 実は「蜆」は、「土用蜆」と言って、 鰻よりも前から「土用の丑の日」に 食べ…
「土用卵」(どようたまご)とは 「土用卵」の効果は? 寒卵(かんたまご) 「土用卵」(どようたまご)とは 「夏の土用」の期間に鶏が産む卵のことを 「土用卵」と言います。 卵は一年中販売されていますが、 「夏の土用」の時期に産み落とされる卵は 特に…
「土用餅」(どようもち)は、 「土用の丑の日」に食べる夏の季節和菓子 です。 江戸時代より続いている習慣で、 夏の暑い時期を 健康に過ごせるようにと無病息災を願って、 特に京都や金沢を中心に、 関西および北陸地方で食べられてきました。 「土用餅」…
「暑気払い」とは、夏場の暑さに負けないように様々な方法で体の熱を取り去り、 夏を元気に乗り切ろうとする日本の風習です。「暑気払い」におススメの飲食物を ご紹介します。 www.linderabell.com 氷(かき氷、氷菓子、氷料理) 麦(そうめん、冷麦、麦こがし…
かつて「夏」は、 食あたりや疫病が流行する 危険な季節でもありました。 「夏の暑さ」による 病気や傷害を表す季語が 意外と多くあります。 www.linderabell.com 暑気中り(しょきあたり) 水中り(みずあたり) 夏痩せ(なつやせ) 脚気(かっけ) 寝冷え…
8月2日、気象庁は 「東北北部が梅雨明けしたとみられる」と 発表しました。 平年より5日遅く、昨年より11日遅い 「梅雨明け」となりました。 これで、「梅雨入り」「梅雨明け」の 発表のない北海道を除いて、 沖縄から東北北部まで全ての地域で 「梅雨明け」と…
都の夏の風物詩のひとつ「納涼床」。 川のせせらぎや風で涼を取りながら、 食事を楽しむという、 暑い京都の夏ならではの伝統的な文化です。 「鴨川納涼床」「貴船の川床」 「高尾の川床」「しょうざん渓涼床」があり、 それぞれ違った風情を楽しむことが出…
夏の東北では、地域毎に、 独自性のある「夏祭り」が開催されています。 短い東北の夏を謳歌するように 完全燃焼させる人々の姿は、 観る者の心を熱くさせます。 東北三大祭り 青森ねぶたまつり 仙台七夕まつり 秋田竿灯まつり 東北五大祭り 盛岡さんさ踊り …