うまずたゆまず

コツコツと

春の社日・秋の社日

「社日」(しゃにち)は「雑節」の一つで、 「産土神様」(うぶすながみさま)を祀る日です。 社日(しゃにち)とは 「社日」の日にち 社日の禁忌 各地で行われる社日のお祭り お地神さん(徳島県) お社日様(長野県小県郡) お潮井取り(福岡県・筥崎宮) …

「春分の日」「秋分の日」が祝日になった理由

「春分の日」「秋分の日」は、 元々日本では、 「お彼岸」であって先祖を祭る日でした。 またお彼岸に最も近い「戊」の日は、 「社日」として氏子が氏神たる神社に参詣し、 春は「五穀豊穣」を祈り、 秋は実りある「収穫に感謝する」 習わしがありました。 …

お彼岸

暑さ寒さも彼岸まで・・・。 「春分の日」と「秋分の日」は 昼夜の長さがほぼ等しく、 気候の変わり目でもあり、 この頃になると、 冬の寒さも夏の暑さも薄れて、 過ごしやすい気候になっています。 お彼岸とは お彼岸の期間 令和5(2023)年「お彼岸」の日…

卯月八日(うづきようか)

4月8日はお釈迦様の誕生日とされ、 全国のお寺では「花まつり」が行われますが、 旧暦4月8日の「卯月八日」(うづきようか)には、 民間では仏教とは関係性の低い行事が行われてきました。 令和5(2023)年は5月27日になります。 「卯月八日」(うづきようか)とは…

春の大型連休「ゴールデンウィーク」

4月末から5月の上旬の「ゴールデンウィーク」。 春の行楽シーズン真っ只中となるこの期間は、 夏休み(お盆休み)に次いで、 レジャー、ツアーの需要が高まる季節です。 毎年、何連休となるのか日数は異なりますが、 今年、令和5(2023)年は一体、どうでしょ…

七十二候「霜止出苗」

「しもやみてなえいづる」と読みます。 「霜が終り稲の苗が生長する」という意味で、 『暦便覧』には、 「春雨降りて百穀を生化すればなり」と 記されています。 暖かくなるとともに、 霜が下りることがなくなり、 「種籾」(たねもみ)が芽吹き、 スクスク…

二十四節気「穀雨」

「穀雨」は「種まきや田植えの時期に降る雨」 のことです。 春雨が百穀を潤すことから名付けられたもので、 この時期の雨は 「百殻春雨」(ひゃくこくはるさめ) とも呼ばれており、 あらゆる穀物を潤し育てる恵の雨と考えられて きました。 百穀春雨ひゃっ…

七十二候「葭始生」

「あしはじめてしょうず」と読みます。 だんだんと暖かくなり、野山だけでなく、 水辺の葭(あし)も芽を吹き始める季節です。 葭(あし)は、「葦 」とか「蘆」とも書き、 また「悪し」(あし)に通じることから、 「善」(よし)とも読まれます。 「葦原中…

春の土用

「立夏」前の春の終わりの約18日間は 「春の土用」に当たります。 現代の日本で「土用」と言えば 「夏の土用」を指すのが一般的ですが、 本来は、「四立」(立春・立夏・立秋・立冬)の 直前約18日間ずつを指します。 春の土用 令和5年の土用期間 「土用」と…

七十二候「虹始見」

「にじはじめてあらわる」 と読みます。 冬には見かけなかった虹が現われ始める頃となりました。 春の深まりとともに空気が潤い、 雨上がりに綺麗な虹が見られるようになります。 「春の虹」は夏に比べて陽の光が弱いため、 淡く、儚く、すぐに消えてしまい…

菜種梅雨(なたねづゆ)

「菜種梅雨」(なたねづゆ)とは、 菜の花(別名:菜種)の盛りの頃に降り続く 長雨のことを言います。 菜種梅雨(なたねづゆ) 「菜種梅雨」の別名 春の長雨、春霖 催花雨(さいかう) 植物の名前が付いた春の雨 花時雨(はなしぐれ) 桜雨(さくらあめ) リラ…

七十二候「鴻雁北」

「こうがんかえる」と読みます。 冬になる前に北方から渡ってきて、 冬の間を日本で過ごしていた雁(がん)が 北国へ去っていく頃です。 春に飛来する玄鳥(つばめ)と入れ替わるようにして、 日本を離れていきます。 「鴻雁」(こうがん)とは、 渡り鳥の「…

二十四節気「清明」

「清明」(せいめい)とは、 二十四節気の第5節目で、 「清浄明潔」(しょうじょうめいけつ)という語を略したものです。 「空気は澄んで、陽の光は明るく万物を照らして、 全てがはっきりと鮮やかに見える」頃です。 江戸時代の『暦便覧』(こよみびんらん…

七十二候「玄鳥至」

「つばめきたる」 と読みます。 冬の間を南の島で過ごした 夏鳥の燕(つばめ)が数千キロもの旅をして、 日本にやってくる頃です。 冬を暖かい東南アジアで過ごしたツバメ達が、 繁殖の為、春になるとはるばる海を渡って 日本にやってきます。 ツバメが飛来し…

いんげん豆の日

4月3日は、明から「いんげん豆」を伝えたとされる 隠元禅師(いんげんぜんじ)の命日に因んで制定された日です。 隠元隆琦像 喜多元規筆 隠元隆琦自賛江戸時代・8世紀 寛文11年(1671)賛 九州国立博物館隠元は中国・福建省出身の禅僧で、江戸時代のはじめに…

エイプリルフール

4月1日は「エイプリルフール(April Fool)」。 普段は嘘をついてはいけませんが、 この日だけは大手を振って嘘をついてもよい日とされています。 一体、なぜこんな風習が始まったのでしょうか? 最低限のマナーもあるはず。 エイプリルフールとは エイプリ…

七十二候「雷乃発声」

「かみなりすなわちこえをはっす」 と読みます。 春の訪れとともに、恵みの雨を呼ぶ雷が 遠くの空で鳴り始める頃です。 「立春」以降に鳴る雷のことを 「春雷」(しゅんらい)または「春の雷」(はるのらい) と言います。 「春雷」は春の到来を伝えると言われ、 …

七十二候「櫻始開」

「さくらはじめてひらく」と読みます。 「桜」(さくら)は、 日本の春の花代表と言える樹木です。 linderabella.hatenadiary.com 「桜」と言えば「花見」。 「花見」と言えば、 食べたり飲んだりすることも欠かせないですよね。 豊作祈願の行事では、 桜の…

春分の日

国民の祝日「春分の日」は、 「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」として 国民の祝日として定められています。 因みに「秋分の日」は、 「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ日」 です。 国民の祝日に定められる以前には、 「春季皇霊祭」といって、 宮…

七十二候「雀始巣」

「すずめはじめてすくう」 と読みます。 田畑や人家のすぐそばに棲息する 「雀」は日本人にとって最も身近な存在で、 古くは『古事記』や『日本書紀』に登場し、 その頃から今と変わらず、 「雀」と漢字で書かれています。 「舌切り雀」などの昔話や、童謡、俳…

二十四節気「春分」

「春分」は二十四節気のひとつで、 昼と夜の長さがほぼ同じになり、 この日を境に昼間の時間が長くなっていきます。 地球の赤道を延長した天の「赤道」と 太陽の通り道の「黄道」が ちょうど交差したところが「黄径0度」。 「春分」とは、 太陽がちょうど「…

桜の開花と桜前線

令和5(2023)年3月14日、 東京の靖国神社の桜が開花したと発表されました。 今年、全国で初めての「ソメイヨシノ」開花発表となります。 令和2(2020)年や令和3(2021)年と並び、 観測史上最も早い開花だそうです。 平年より10日早く、昨年より6日早い開花発表…

お花見

お花見の歴史 花見と田の神信仰 桜(さくら) 日本三大桜 日本三大桜の名所 日本三大夜桜の名所 桜の開花と桜前線 桜の食べ物 桜餅 あんぱん 桜茶 お花見の歴史 「桜」は日本において特別な花木です。 「桜」と言えば「花見」がつきものです。 お花見の起源…

七十二候「菜虫化蝶」

「なむしちょうとなる」と読みます。 「菜虫」が蛹(さなぎ)から美しい蝶になり、 春の柔らかな光を全身に受けて、春の野を自由に飛び回ります。 いよいよ本格的な春の到来です。 「菜虫」とは、大根や蕪などのアブラナ科の菜っ葉を食べる 「モンシロチョウ…

七十二候「桃始笑」

「ももはじめてさく」と読みます。 読んで字のごとく、 桃の蕾がほころび、花が咲き始める頃となりました。 昔は花が咲くことを「笑う」と表現しました。 桃は枝から直接くっつくように、 溢れんばかりに密集して咲くのが特徴です。 上品な白から淡いピンク…

二十四節気「啓蟄」

今日から二十四節気の3番目「啓蟄」。 前節の「雨水」以来、春の雨の潤いにより、 植物は芽吹きの季節を迎えてますが、 太陽の高度も上がり、大地が温まり出して、 虫や小動物も目覚めの時季を迎えます。 「啓」の字には「開く」という意味があり、 「蟄」…

七十二候「蟄虫啓戸」

「すごもりのむしとをひらく」 と読みます。 春の日差しの温もりを感じて、 戸を啓いて外に顔を出すかのように、 土中で冬ごもりをしていた虫達を始め、 カエルやヘビ、トカゲなど、 様々な生き物が姿を見せてくれる頃です。 二十四節気「秋分」の 次候「蟄虫…

上巳の節句・桃の節句・雛祭り

3月3日の「上巳の節句」は、 雛祭りは女の子の幸せと健やかな成長を願う行事です。 「桃の節句」「雛祭り」とも言います。 「上巳の節句(雛祭り)」の起源 桃の節供 「飾り雛」の始まり 「流し雛」と「吊るし雛」 雛の国見せ 初節句 お祝いの仕方 雛納め 「…

「雛飾り」の種類

3月3日の「桃の節句」は、お雛様を飾り、 女の子の健やかな成長を願う行事です。 段飾り 内裏雛だいりびな 三人官女さんにんかんじょ 五人囃子ごにんばやし 随身ずいじん 三仕丁さんじちょう 出飾り 親王飾り 立雛 市松人形 つるし雛 流し雛 段飾り 「段飾り…

「雛祭り」の食べ物

雛祭りのお菓子 菱餅 ひなあられ 香川県「おいり」 桜餅 草餅 京都の菓子「引千切(あこや餅)」 長崎の伝統菓子「桃カステラ」 金平糖(こんぺいとう) 雛祭りの飲み物 白酒 桃花酒(とうかしゅ) 雛祭りの定番料理 ちらし寿司 手まり寿司 雛そば(ひなそば…