風物詩
袋から取り出すと ポカポカと温かく熱を発散し、 暮らしの必需品にもなっている 「使い捨てカイロ」は、 日本のメーカーが40年以上前に開発をした、 20世紀の大発明品です。 懐炉(かいろ) 「使い捨てカイロ」誕生 「使い捨てカイロ」が発熱する仕組み カイ…
古暦(ふるごよみ) 12月3日「カレンダーの日」 11月9日「太陽暦採用記念日」 古暦(ふるごよみ) 11月の半ばも過ぎると、文具店や専門店には、 来年のカレンダーや手帳が並ぶようになります。 来年の運勢などが載った暦などを見ると つい手に取ってみたり、…
いよいよ今日から12月。 一年の締めくくりとなる、何かと気忙しい 一カ月の始まりです。 この12月1日の呼び方には 「師走朔日」 (しわすついたち)の他にも、 「川浸り朔日」(かわびたりついたち)とか 「乙子の朔日」(おとごのついたち) というものもあ…
「神無月(旧暦十月)」には、 日本中の神々が出雲大社に集まり、 一か月に渡り御相談をなさった後、 再び諸国のそれぞれの御社にお戻りに なります。 神無月(かんなづき) 神在月(かみありづき) 神在祭(かみありまつり) 縁結び 出雲信仰 神等去出神事…
1年の終わりに近くなると、街のあちこちで 「カン! カン! 」と寒柝 (かんたく) を打ち鳴らし、 「火の用心、マッチ一本火事のもと」と 声掛けをしながら夜廻りをする姿を 見掛けるようになります。 ♬ 戸締り用心 火の用心 「火事」は冬の季語 火の番(ひのば…
「酉の市」は、毎年11月の「酉の日」に 大鳥神社など酉にまつわる神社寺院で 開催される縁日です。 「酉の市」 「酉の市」とは 「一の酉」「二の酉」「三の酉」 「三の酉」がある時にどうして火事が多くなると言われるのか? 令和6(2024)年の「酉の市」 酉の…
颪(おろし) 「木枯らし」が平野で吹きすさぶ一方、 各地の名峰からは 「颪」(おろし)とか「空っ風」(からっかぜ)呼ばれる 山や丘から(主に太平洋側の)平地に 強い風が吹き降りてきます。 シベリアから日本海を渡ってきた冷たい北風は、 まず日本海側の地…
古来日本人は、風に微妙な違いを感じ取り、 それぞれ名前をつけてきました。 日本各地には、それぞれの土地独自の 風の名前も多く存在しているそうで、 その数は何と2000種類を超えているのだ そうです。 そのうち、「冬の風」(ふゆのかぜ) の名前を いくつ…
「きたかぜこのはをはらう」 と読みます。 冷たい北風が木の葉を散らす頃となりました。 「朔風」とは、「北風」のことです。 「朔」という字は、元々「はじめ」とか 「元へ帰る」という意味でしたが、 十二支を方角に当てると、 「子」(ね) の方角は「北」とな…
令和6年の「木枯らし1号発表」 凩(こがらし) 木枯らし1号 令和6年の「木枯らし1号発表」 気象庁は、11月7日に、 「東京地方で木枯らし1号」が吹いたと 発表しました。 また同日、大阪管区気象台でも、 「近畿地方で木枯らし1号」が吹いたと 発表しました。…
11月26日は「いい風呂の日」です。 11月26日「いい風呂の日」 11月下旬になると、お風呂でゆっくり温まって疲れを取りたいという人が増えることと、 「11」と「26」で「いい風呂」と読む語呂合わせ から「日本浴用剤工業会」が制定しました。 www.jbia.org 冬の…
紅葉散る(もみじちる) 木の葉(このは) 木の葉(このは)とは? 木の葉雨・木の葉時雨は雨ではない⁈ 「木の葉」は「きのは」?「このは」? 落葉(おちば) 枯葉(かれは) 朽葉(くちば) 紅葉散る(もみじちる) 秋を彩った「紅葉」も冬の到来とともに …
冬紅葉 (ふゆもみじ) とは 京都の紅葉の名勝地 東山区:東福寺 東山区:清水寺 東山区:高台寺 東山区:建仁寺 東山区:青蓮院 上京区:北野天満宮 中京区:二条城 中京区:神泉苑 中京区:高瀬川(たかせがわ) 南区:東寺(教王護国寺) 左京区:哲学の道 …
冬になると、天気予報やニュースに 「寒気」(かんき) や「寒波」(かんぱ) という 言葉が頻繁に出てきます。 令和6(2024)年11月18日から「冬将軍」襲来 「寒気」と「寒波」 気象用語の「寒気」と「寒波」 【気象用語】「寒気」とは 気象用語の「寒波」とは 「…
二十四節気「大寒」を迎え、 天気予報では「冬将軍」という言葉が 聞かれるようになりました。 冬将軍とは? シベリア気団 なぜ「冬将軍」と呼ばれるようになったのか? ナポレオンを襲った「冬将軍」 冬将軍とは? 「冬将軍」とは、「シベリア気団」、 もし…
冬になると天気予報やニュースに 頻繁に出てくるのが、「寒波」(かんぱ)や 「寒気」(かんき)という言葉です。 寒気(かんき) 寒波(かんぱ) 寒冷(かんれい) 寒きびし(かんきびし) 寒苦(かんく) 寒威(かんい) しばれ 寒気(かんき) 周りの空気…
「立冬」を十日余りも過ぎると、 昼間は温かくても、 日が落ちるとグンと冷え込み、 炬燵 (こたつ) が恋しくなるほどの 寒さになる日も出てきますね。 www.linderabell.com 秋も終わり、「木枯し」が吹いて、 木の葉が舞い、紅葉が散って降り積もり、 周辺の…
炬燵開き(こたつびらき) 「炬燵」(こたつ)の歴史 「炬燵」の起源 江戸時代の「炬燵」 「掘りこたつ」は明治時代から 昭和中期から昭和後期は木炭から豆炭に 「電気こたつ」の登場 現代の電気こたつ 炬燵にみかん 参考 悴け猫(かじけねこ) 春炬燵(はる…
黄葉(こうよう) 黄葉 奈良時代の紅葉は「黄葉」のことだった⁉ 葉が黄色くなる仕組み 褐葉の仕組み 黄落(こうらく) 黄葉(こうよう) 黄葉 広葉樹の銀杏(いちょう)や欅(けやき)、 櫟(くぬぎ)、橅(ぶな)など、 黄色くなる葉を「黄葉」(こうよう)…
木守り(きまもり) 「木守」という銘を持つ茶の湯の茶碗 「木守」に因んだ菓子 木守り(きまもり) 「木守り」(きまもり)とは、 柿の実や柚子の実、カボスの実など果実の実を 収穫する際に全部取ってしまわないで、 一つもしくは数個残しておくことを言い…
「小春日」(こはるび)とか 「小春日和」(こはるびより)とは、 晩秋から初冬の時季の、春を思わせるような 暖くて穏やかな天気のことを言います。 「小春」(こはる) 「小春」とは 「小春」のつく季語 雪囲・雪吊 大根干す、干菜吊る 「小春」の由来 海外…
旧暦10月10日は 「十日夜」(とおかんや、とおかや)です。 「十日夜」は、東日本を中心に行われる 秋の収穫祭です。 旧暦10月10日をそのまま1ヶ月ズラした 新暦の「11月10日」に実施する地域が多く、 また旧暦を現在の暦(新暦)に換算して行う 地域もありま…
「御火焚き」(おひたき)は、江戸時代から、 京都を中心に旧暦の11月に 人々に親しまれてきた冬の火祭りです。 火を焚くことにより、秋の収穫を感謝し、 厄除けや無病息災を祈願する神事です。 御火焚き(おひたき) 火焚祭の儀式 「御火焚き」の由来 祭り…
秋の終わりを表す季語には、 「晩秋」「秋深し」「行く秋」「暮の秋」 などがあります。 「晩秋」(ばんしゅう) は、 時間を即物的に捉えるというのに対して、 「暮の秋」「行く秋」「秋深し」の順に 秋を惜しむ気持ちが濃くなっていきます。 晩秋(ばんしゅ…
「紅葉狩り」(もみじがり)とは、 野山に出かけて紅葉を楽しむことを言います。 紅葉狩り(もみじがり) 「紅葉狩り」の「狩り」とは? 「紅葉狩り」の歴史 『万葉集』では「黄葉」⁈ 平安貴族が「紅葉狩り」を楽しむようになる 庶民に定着したのは江戸時代 …
紅葉(もみじ) 語源 紅葉が色づく条件・・・赤く染まる葉 楓:色見草(いろみぐさ) 使う時期による「紅葉」に関連する季語 紅葉(こうよう) 初紅葉(はつもみじ) 薄紅葉(うすもみじ) 斑紅葉(むらもみじ) 照紅葉(てりもみじ) 紅葉かつ散る・色葉散…
晩秋になるにつれ、 「露」が「霜」になるかと思われる程に 寒さを覚えるようになります。 冬の寒さとはまた違う、 どこか心細く寂しい肌寒さです。 秋の寒さを表現する言葉には、 色々なものがあります。 秋寒(あきさむ) 肌寒(はださむ) 薄寒(うそさむ…
「夜半の秋」(よわのあき)とは、 とっぷりと更けた秋の夜のことを言います。 「夜半」 「よわ」?「やはん」? 気象用語としての「夜半」(やはん) 日本の文学作品の中で使われる「夜半」(よわ) 夜半の春・夏・秋・冬 <夜半の春> よわのはる <夜半の…
秋の夜(あきのよ) 秋の夜長(よなが) 「秋の夜長」に似た言葉はある? 秋の灯、秋の燈、秋燈(あきのひ、あきともし、しゅうとう) 燈下親しむ 夜業(よなべ) 夜学(やがく) 秋の夜(あきのよ) 「秋の夜」は、特に、空気が澄んで 月明りも清らかな夜の…
秋と言えば「秋晴れ」を連想しますが、 実は雨の多い季節でもあります。 秋の長雨(あきのながさめ) 秋雨(あきさめ、しゅうう) 秋霖(しゅうりん) すすき梅雨(すすきつゆ) 秋湿り(あきしめり) 秋黴雨(あきついり) 通草腐らし(あけびくさらし) 鷹…