2月
「初午」(はつうま)とは、2月最初の「午の日」のことで、 稲荷神のお祭りが行われる日です。 稲がなることを意味する「いなり」から、 五穀豊穣や商売繁盛、家内安全を祈願して、 各地の稲荷神社でお祭りが行われます。 令和4(2022)年の 「初午」は2月10日…
2月11日は「建国記念の日」(けんこくきねんのひ)です。 「建国をしのび、国を愛する心を養う日」として、 昭和41(1966)年に定められました。 この日はかつて「紀元節」(きげんせつ)と呼ばれていました。 近代国家の仲間入りを果たした明治時代、 日…
初午いなり 初午団子 しもつかれ 初午いなり 稲荷神社といえば「狐」。 狐といえば「油揚げ」が大好物。 という訳で、 初午の日には、油揚げや油揚げにすし飯を詰めたものを 奉納しました。 これが「稲荷寿司」の始まりです。 「稲荷神社」も「稲荷寿司」も…
昔から日本人は道具にも命と魂が宿ると信じ、 その一つ一つを大切にしてきました。 「針供養」(はりくよう)はその心持ちによって生まれた行事で、 折れたり、錆びたり、曲がったりして使えなくなった針に感謝し、 供養することで裁縫の上達を願います。 「…
「お事汁」とは、 2月8日、12月8日の「事八日」(ことようか)に、 無病息災を祈って食べる、野菜たっぷりの味噌汁のことです。 事八日」の日は「物忌みの日」でもあり、 この日は、野良仕事や針仕事などを休んで、 派手な行いは慎んで静かに屋内で過ごし、 …
12月8日と2月8日は「事八日」(ことようか)と言います。 「こと」とは、 「行事」「祭事」「斎事」(いわいごと)のことを指します。 どちらか一方を「事始め」(ことはじめ)、 もう一方を「事納め」(ことおさめ)の日と定め、 昔から特別な日として様々…
立春の早朝、禅寺では、 入口に「立春大吉」 と書いた紙札を貼る習慣があります。 厄除けとして、家の鬼門にこの紙札を貼るご家庭もあります。 この文字は、縦書きすると左右対称になり、 一年間災難に遭わないというおまじないです。 「立春大吉」とは、 春…
「節分」とは雑節の一つで、 各季節の始まりの日の前日のことです。 節分とは 節分の歴史 節分祭 関連記事 節分とは 季節の節目である 「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の前日のことを言い、 年に4回あります。 旧暦では、春から新しい年が始まったため、 「立春」…
豆まきはChina発祥とされ、 それが日本に伝わり、 節分に豆まきを行うようになったとされています。 昔、京都の鞍馬に鬼が出た時、 毘沙門天のお告げによって大豆を鬼の目に投げつけたところ、 鬼を退治できたという話が残っており、 「魔の目(魔目=まめ)…
鬼 福豆 福茶 恵方巻 柊鰯(ひいらぎいわし)/焼嗅(やいかがし) 鬼 鬼は、「隠」(おん・おぬ)が語源と言われています。 「隠」には 「この世のものではない、見えない存在」という意味があり、 人の力を超えるもの、人に災いをもたらすものとされていま…
今週のお題「鬼」 節分といえば鬼。 その鬼に色の違う5種類の鬼がいることはご存知でしたか? 鬼の色の意味は、仏教に由来します。 「五色の鬼」は仏教における「煩悩」、 すなわち「心穏やかに過ごすには、 心に蓋をしている5つの煩悩を外しなさい」という…
節分の日に、 その年の恵方を向いて(令和4年は「北北西」) 一本丸ごと食べると縁起がいいとされる太巻きを 「恵方巻き」と言います。 関西を中心にした風習のようです。 。 はたして、縁起を担ぐにはどうやって食べればよいのでしょうか? 「恵方巻き」の…
2月1日は、 「重ね正月」もしくは「一夜正月」です。 数え年では、正月を迎えると年齢が変わります。 2月1日は正月後、最初の1日であることから、 厄年の人が「年かさね」と称して、 この日を2回目の「元日」として仮にひとつ歳をとらせ、 本来ならば…
正月には芝居関係、料理屋関係の人々は 年始の礼に廻れないので、 二月一日に回礼する風習がありました。 この日を 「一日(ひとひ)正月」、「二月正月」、「迎え朔日」、「初朔日」と 言いました。 正月のやり直しをする日と考えます。
令和3(2021)年は、 「節分」は例年より1日早い「2月2日」、「立春」が「2月3日」でした。 これは124年振り(明治30(1897)年)であったため、 大変話題になりました。 具体的に言えば、 「立春」の瞬間は2月3日23時59分で、あと1分で2月4日でした。 地球が太…