うまずたゆまず

コツコツと

2月

涅槃会(ねはんえ)

「涅槃会」(ねはんえ)とは、 お釈迦様(釈尊)がお亡くなりになられた 2月15日に行われる法要のことで、 「花まつり」や「成道会」と並ぶ、 仏教の三大行事「三仏忌」(さんぶっき)の ひとつです。 仏教の三大行事「三仏忌」(さんぶっき) 花まつり 成道…

事八日(事始め・事納め)

「事八日」(ことようか)は、12月8日と2月8日の年に二回あり、 新たに事を始めたり、事を納めたりする日だとされています。 「事」(こと)とは、「行事」「祭事」「斎事いわいごと 」(神様をお祀りすること)のことを指します。 どちらか一方を「事始め」(ことは…

お事汁(おことじる)

「お事汁」とは、 2月8日、12月8日の「事八日」(ことようか)に、 無病息災を祈って食べる、野菜たっぷりの味噌汁のことです。 事八日」の日は「物忌みの日」でもあり、 この日は、野良仕事や針仕事などを休んで、 派手な行いは慎んで静かに屋内で過ごし、 …

針供養(はりくよう)

昔から日本人は道具にも命と魂が宿ると信じ、 その一つ一つを大切にしてきました。 「針供養」(はりくよう)はその心持ちによって生まれた行事で、 折れたり、錆びたり、曲がったりして使えなくなった針に感謝し、 供養することで裁縫の上達を願います。 「…

冥王星の日

2月18日は「冥王星の日」です。 1930年(昭和5年)のこの日、 アメリカの天文学者であるクライド・トンボーが 太陽系第9惑星「冥王星」を発見したことに由来しています。 冥王星の発見 「プルート」という名前 ミッキーの愛犬の「プルート」 和名「冥王星」 …

初午・二の午

「初午」(はつうま)とは、2月最初の「午の日」のことで、 稲荷神のお祭りが行われる日です。 稲がなることを意味する「いなり」から、 五穀豊穣や商売繁盛、家内安全を祈願して、 各地の稲荷神社でお祭りが行われます。 令和5(2023)年の 「初午」は2月5日…

建国記念の日

2月11日は「建国記念の日」(けんこくきねんのひ)です。 「建国をしのび、国を愛する心を養う日」として、 昭和41(1966)年に定められました。 この日はかつて「紀元節」(きげんせつ)と呼ばれていました。 近代国家の仲間入りを果たした明治時代、 日…

事納め(ことおさめ)

「事納め」(ことおさめ) とは、 昔の農家では12月に入ると作業を締め括り、 道具を片付けて、お正月の準備を始める日のことを言います。 一般的には、 12月8日が「事納め」で来年の2月8日が「事始め」ですが、 逆に12月8日が「事始め」で来年の2月8日が…

「初午」の食べ物・行事食

初午いなり 初午団子 しもつかれ 旗飴(はたあめ) 初午いなり 稲荷神社といえば「狐」。 狐といえば「油揚げ」が大好物。 という訳で、 初午の日には、油揚げや油揚げにすし飯を詰めたものを 奉納しました。 これが「稲荷寿司」の始まりです。 「稲荷神社」…

「立春大吉」で厄払い⁈

立春の早朝、禅寺では、 入口に「立春大吉」 と書いた紙札を貼る習慣があります。 厄除けとして、家の鬼門にこの紙札を貼るご家庭もあります。 この文字は、縦書きすると左右対称になり、 一年間災難に遭わないというおまじないです。 「立春大吉」とは、 春…

節分

「節分」とは雑節の一つで、 各季節の始まりの日の前日のことです。 節分とは 節分の歴史 節分祭 関連記事 節分とは 季節の節目である 「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の前日のことを言い、 年に4回あります。 旧暦では、春から新しい年が始まったため、 「立春」…

正しい豆まきの作法

豆まきはChina発祥とされ、 それが日本に伝わり、 節分に豆まきを行うようになったとされています。 昔、京都の鞍馬に鬼が出た時、 毘沙門天のお告げによって大豆を鬼の目に投げつけたところ、 鬼を退治できたという話が残っており、 「魔の目(魔目=まめ)…

「恵方巻き」のルール

節分の日に、 その年の恵方を向いて(令和5年は「南南東」) 一本丸ごと食べると縁起がいいとされる太巻きを 「恵方巻き」と言います。 関西を中心にした風習のようです。 はたして、縁起を担ぐにはどうやって食べればよいのでしょうか? 「恵方巻き」のルー…

節分のならわし

福豆 福茶 恵方巻 柊鰯(ひいらぎいわし)/焼嗅(やいかがし) 関連記事 福豆 節分にまかれる、邪気払いに効果があるとされている あの煎った大豆のことを「福豆」と言います。 元々、豆には「生命力と魔よけの呪力がある」と考えられており、 これを煎るこ…

鬼のパンツ、色の違いなどについて

節分といえば「鬼」! ということで、「鬼」に注目をしてみました。 「鬼」について 節分で追い払われる鬼 鬼はなぜ寅柄のパンツをはいているの? 鬼の色の違いと意味とは? 赤鬼 青鬼 黄鬼(白鬼) 緑鬼 黒鬼 「鬼」について 「鬼」とは、元々「隠」(おぬ…

節分そば(せつぶんそば)

2月3日は「節分」です。 節分の食べ物にはいろいろありますが、 「節分そば」もその一つです。 昔は日本全国で食べられていたそうですが、 現在は、長野県を中心に信州地方、島根県を中心に出雲地方で 食べられています。 「節分そば」の由来 「節分そば」の…

節分に食べると縁起の良い食べ物12選

節分に食べると縁起の良い10個の食べ物 節分の定番「恵方巻き」 歳の数だけ食べる「大豆」 鬼が苦手な「鰯」 厄を断ち切る「節分蕎麦」 世の中を回したい「麦飯」 「いも汁(とろろ汁)」 温まる「けんちん汁」 体の毒を出す「こんにゃく」 意外な食べ物「鯨…

「節分の日が動き出す」・・・そうです。

令和3(2021)年は、 「節分」は例年より1日早い「2月2日」、「立春」が「2月3日」と、 これは124年振り(明治30(1897)年)であったため、 大変話題になりました。 具体的に言えば、 「立春」の瞬間は2月3日23時59分で、あと1分で2月4日でした。 地球が太陽を1…

二月礼者(にがつれいしゃ)

正月には芝居関係、料理屋関係の人々は 年始の礼に廻れないので、 二月一日に回礼する風習がありました。 この日を 「一日(ひとひ)正月」、「二月正月」、 「迎え朔日」、「初朔日」と言いました。 正月のやり直しをする日と考えます。

重ね正月(一夜正月)

2月1日は、 「重ね正月」もしくは「一夜正月」です。 数え年では、正月を迎えると年齢が変わります。 2月1日は正月後、最初の1日であることから、 厄年の人が「年かさね」と称して、 この日を2回目の「元日」として仮にひとつ歳をとらせ、 本来ならば…

如月(2月)

まだまだ寒さが厳しい時期ために、更に衣を重ね着するという意味から「衣更着」(きさらぎ)になったという説が最も有力とされています。 他にも、陽気が更に来る月だから「気更来」(きさらぎ)になった説、春に向けて草木が生え始めるから「生更木」(きさらぎ)になっ…