寒の内
「寒の内(寒中)」とは、 二十四節気の寒さがますます厳しくなる 「小寒」の「寒の入り」から 春が始まる「立春」の「寒の明け」までの 「小寒」と「大寒」の期間のことです。 この間の約1ヶ月間が一年で最も寒い季節になります。 令和5(2023)年の「寒の内…
1月5日前後の「小寒」から「立春」の前日「節分」までの 「寒」の期間の水のことを言います。 一年で最も寒いこの時期に汲む水は、 霊力があるとされてきました。 一年で最も寒いこの時期の水は 雑菌が少ないことで知られており、 腐りにくく、いつまでも軟…
「寒仕込み」は、「寒造り」とも呼び、 醤油や味噌、日本酒を 冬場の「寒」と呼ばれる時期に仕込むことを言います。 なぜ、冬場に仕込むのでしょうか? まずは、原料である米が秋に収穫されることと関係しています。 そして、寒い時期だと雑菌が繁殖しにくい…
「大寒」は、二十四節気の第24節目で一年の最後の節気です。 江戸時代に発行された『暦便覧』(こよみびんらん)によると、 「冷ゆることの至りて甚だしきときなれば也」 。 寒さが最も厳しくなる頃という意味です。 冬の季節の最後の節気で、 寒さが更に…
「小寒」から「大寒」に変わることを「寒変わり」と言います。 「冬至」から「小寒」になった時は、 「いよいよ寒の入りだ」と心を引き締めるものですが、 「大寒」になる時にはそれほど意識しないように感じます。 とはいえ、 まだ正月気分が残っていて晴れ…
一年で一番寒いと言われる「大寒」の頃は、 風邪や体の冷えに気を付けたいこの頃ですね。 昔の人は「寒中のお灸は良く効く」と言い、 「寒灸」(かんきゅう、かんやいと)といって、 お灸をすえて養生したそうです。 一茶の句に 「風の子や裸で逃げる寒の灸」…
「寒九」とは、小寒から9日目を意味する言葉です。 「寒四郎」と同様に、天候でその年の収穫を占っていました。 「寒の入り」から4日目の「寒四郎」の日は、 晴れていればその年は「豊作」、 雨や雪など悪天候 であれば「凶作」になると言われています。 …
「しみずあたたかをふくむ」 と読みます。 地中で凍っていた泉の氷が溶け始め、 水が少しずつ動き出す頃です。 寒さの厳しい「小寒」で、 空気は冷たく、地上のあらゆるものが凍りつき寒々しいけど、 目に見えない大地の下では 陽気が生じ、春に向けて少しず…
「寒四郎」(かんしろう)とは、 「寒の入り」から4日目のことで、 今年、令和5(2023)年の「寒四郎」は、 1月9日(月)になります。 寒さが最も厳しい時期に注意を促すためか、 麦づくりの厄日とされます。 この日の天候でその年の収穫を占う習わしがあり、 …
「小寒」は、一年で最も寒さが厳しくなる時期の始まりを 意味しています。 江戸時代に発行された「暦便覧」には、 「冬至より一陽起こる故に陰気に逆らふ故、益々冷える也」 と記されています。 この一説にあるように ますます冷え込む時期であり、これから…