寒の内
明日12日からは再び冬将軍がやって来ます。 日本付近は西高東低の冬型気圧配置となり、 北日本を中心に強い寒気が流れ込むそうです! 冬将軍とは? シベリア気団 なぜ「冬将軍」と呼ばれるようになったのか? ナポレオンを襲った「冬将軍」 冬将軍とは? 「…
冬の雷(ふゆのらい) 「冬の雷」(ふゆのらい)とは 「冬の雷(冬季雷)」が発生する仕組み 「冬の雷(冬季雷)」の発生地域 「冬の雷(冬季雷)」は1970年代以降になってから注目 「冬の雷(冬季雷)」の特徴 寒雷(かんらい) 雪起し(ゆきおこし) 鰤起…
数年に1度の 非常強い寒気が流れ込んでいる影響により、 日本海側ばかりでなく、太平洋岸も 雨だけでなく、雪が降ったりしています。 このような冷え込む日が続いているので、 昨日や今日のように晴れて日ざしが差し、 ポカポカと暖かい日が訪れると、 ホッ…
冬の太平洋岸は青天が多く、 空気が乾燥し気温も低いため、 夜空も冴え冴えと空気が澄んで、 星や月も澄んで一段と輝きを増し、 美しく見えます。 12月5日は満月です。 冬の月 寒月(かんげつ) 寒三日月(かんみかづき) 冬の星(ふゆのほし) 星冴ゆ 冬星…
冬になると、天気予報やニュースに 「寒気」(かんき) や「寒波」(かんぱ) という 言葉が頻繁に出てきます。 寒気(かんき) 「寒気」(かんき) とは 「北極振動」(ほっきょくしんどう) 「寒波」(かんぱ)とは 気象用語の「寒気」と「寒波」 【気象用語】「寒…
冬になると、日本海側を中心に 大雪に見舞われることが多々ありますが、 大雪災害をもたらす現象のひとつに 「JPCZ (日本海寒帯気団収束帯/ Japan-sea Polar airmass Convergence Zone)」があります。 11月18日の天気予報 冬型の気圧配置 西高東低の気圧配置…
冬になると空気が乾燥してくるため、 皮膚に潤いがなくなり、 手指や手のひら、唇、踵などが カサカサになることを 「寒荒」(かんあれ)と言います。 ガサガサとささくれが出来たり、 皮膚に亀裂が入りひび割れたようになります。 悪化すると痛みや出血を伴…
寒い時期だからこそ見られる 冬の絶景があります。 霜(しも) 冬はつとめて フロストフラワー 霧氷(むひょう) 樹霜(じゅそう) 樹氷(じゅひょう) 日本三大樹氷山形と宮城をまたぐ「蔵王」 日本三大樹氷青森「八甲田山」 日本三大樹氷秋田「森吉山」(…
海苔は「運草」(うんぐさ)とも呼ばれ、 縁起物として扱われてきました。 かつては海苔の生産が不安定だったため 海苔が手に入るのは運が良いことだった からです。 そんな海苔の採取や乾燥は 冬から春にかけての仕事です。 「海苔の日」 寒海苔(かんのり…
蜆(しじみ) 「蜆」(しじみ) は、「浅蜊」(あさり) と並び、 日本人に最も馴染み深い貝です。 食用の歴史は古く、 縄文時代に生活ゴミを捨てた「貝塚」には、 蜆の貝殻も多く見つかっています。 蜆の旬 「蜆」(しじみ) は一年中出回っていますが、 1~2月と…
単に「夕焼」と言えば「夏」の季語ですが、 夕焼自体は四季を通して見られるため、 春に見られるものは「春の夕焼」、 秋に見られるものは「秋の夕焼」、 冬に見られるものは「冬の夕焼」(ふゆゆうやけ) というように呼び分けます。 「冬の夕焼」(ふゆゆうや…
寒晒し(寒起こし・冬耕起) 寒肥(かんごえ、かんぴ) 寒晒し(寒起こし・冬耕起) 寒中に是非やっておきたいのは、 畑に霜が降りる厳寒期に土を掘り起こし、 その時に出来た土の塊を寒気に当てる作業です。 「寒晒し」「寒起こし」「冬耕起」と言います。 長…
「大福餅」や「白玉団子」など、 もちもちとしたお菓子を作るのに 使われる「白玉粉」は、 「寒中」に沈殿作業を繰り返して乾燥させるため、 別名「寒晒し」または「寒晒粉」(かんざらしこ) と 言います。 「寒晒粉」の原料は「糯米」(もちごめ)です。 糯米を…
掛軸の裏打や文化財の修復に使用される 特殊で貴重な「でんぷん糊」である 「古糊」(ふるのり)は、 「寒の内(寒中)」に作るため、 「寒糊」(かんのり)とも呼ばれます。 www.linderabell.com 「でんぷん糊」は、穀物や芋類などの 植物から採れるでんぷん…
「たまご」という呼び名 「卵」と「玉子」の使い分け方は? 卵 玉子 明確な基準はない 卵は「完全栄養食品」 「アミノ酸スコア」は最高値の100 「カラザ」も捨てないで! 「卵殻膜」も栄養たっぷり たまごを食べるようになったは江戸時代になってから 「たま…
七十二候もとうとう最後、「鶏始乳」です。 「にわとりはじめてとやにつく」 と読みます。 春の気配を感じた鶏(ニワトリ)が 卵を産み始める頃となりました。 「とや」は「鶏屋」のことで、 鶏を飼っている小屋のことです。 そして「とやにつく」は、鶏が産卵…
「寒卵」は、 「寒中」(寒の入りから立春までの間)に 鶏が生んだ卵「鶏卵」のことです。 「鶏卵」は卵殻、卵白、卵黄よりなり、 卵白にはタンパク質、 卵黄には水分、タンパク質、脂肪、灰分など、多くの栄養素を持った「完全栄養食品」と 言われています…
「寒仕込み」(かんじこみ) は、 「寒造り」(かんずくり) とも言い、 醤油や味噌、日本酒を 冬場の「寒」と呼ばれる時期に仕込むことを 言います。 なぜ、冬場に仕込むのでしょうか? まずは、原料である「米」が 「秋」に収穫されることと関係しています。 …
「寒中」に、食品や布といった物を 「寒風」や「寒の水」に晒して置くことを 「寒晒(寒曝)」(かんざらし)とか 「寒風干し」(かんぷうぼし)と言います。 www.linderabell.com 寒さの厳しい時期の「寒の水」は、 質が最も良く柔らかな味で、雑菌が少なく…
寒餅(かんもち) 寒の水(かんのみず) 寒餅(かんもち)とは 「寒餅」の食べ方 欠餅(かきもち) 水餅(みずもち) 氷餅(こおりもち) 寒餅(かんもち) 寒の水(かんのみず) 昔から、「寒中の水」は 清浄で腐りにくいと言われ、 「寒の水」を汲んで保管…
「きわみずこおりつめる」 と読みます。 大気の冷えが正に底となるこの時期、 池や沼の水面の氷は、 溶けたり凍ったりを繰り返しながら 厚みを増していきます。 その年の最低気温が観測されるのも、 この頃が一番多く、 氷点下に達する地域も多く見られます。 …
「寒の水」(かんのみず)とは、 1月5日前後の「小寒」から 「立春」の前日「節分」までの 「寒の内(寒中)」の水のことを言います。 「寒九の水」(かんくのみず) 寒の入りから9日目の「寒九」の日に 汲んだ水を「寒九の水」(かんくのみず)と 言います。 …
小春日和(こはるびより) 冬晴れ(ふゆばれ) 寒晴(かんばれ) 「雪晴」(ゆきばれ) 小春日和(こはるびより) 「小春」は旧暦10月の異称で、 現在の11月から12月上旬の頃に当たります。 晩秋から初冬の「小春」の時期には、 しばしば春のように暖かく穏…
1月23日は「八甲田山の日」です。 1月23日は、明治35(1902)年1月に起きた 近代の登山史における 世界最大級の山岳遭難事故 「八甲田雪中行軍遭難事件」の (はっこうだせっちゅうこうぐんそうなんじけん) 遭難初日の日付です。 日清戦争後、日本陸軍にとっ…
「寒」の時季は、 寒くて動くのが億劫になりがちですが、 昔から、この厳しい寒さを跳ね返し、 心身を鍛練しようという習わしがあります。 寒稽古(かんげいこ)とは 寒中水泳(かんちゅうすいえい) 寒相撲、寒取り、相撲寒取 芸道 寒復習(かんざらい) 寒…
「寒中(寒の内)」の約30日の間に、 寒苦(かんく)に耐えて行う修行を行うことです。 寒行(かんぎょう) 寒行托鉢(かんぎょうたくはつ) 寒念仏(かんねぶつ) 寒施行(かんせぎょう) 寒参(かんまいり) 裸参り(はだかまいり) 寒詣(かんもうで) 寒…
「大寒」は、二十四節気の第24節目で 一年の最後の節気です。 『暦便覧』(こよみびんらん) 「大寒」(だいかん) 寒前(かんまえ) 寒の入り(かんのいり) 寒変わり(かんがわり) 寒の内かんのうち、寒中かんちゅう 寒明け(かんあけ) 寒の養生 薬喰(く…
「小寒」から「大寒」に変わることを 「寒変わり」と言います。 「冬至」から「小寒」になった時は、 「いよいよ寒の入りだ」と 心を引き締めるものですが、 「大寒」になる時には それほど意識しないように感じます。 とはいえ、まだ正月気分が残っていて …
一年で最も寒い「寒」のシーズンの時期に 旬を迎える魚介のことを「寒魚」と呼びます。 春に産卵期を迎える「寒魚」は、 産卵に必要な栄養を蓄えているので 脂が乗っていて、とても美味しいです! 寒鰤(かんぶり) 寒鯛(かんだい) 寒鱈(かんだら) 寒鰆…
寒鰤(かんぶり) 鰤(ぶり) 「鰤起こし」(ぶりおこし) 寒鰤の産地 鰤網(ぶりあみ) ひみ寒ぶり(富山県・氷見漁港) 佐渡の寒ブリ(新潟県・佐渡島) 天然能登寒ぶり(石川県・能登半島) 若狭の寒ブリ(福井県・若狭湾) 寒鰤(かんぶり) 鰤は、「養…