雨
桜の花が咲く頃は、 冬と春の季節風の変わり目で、 日本列島を前線が通過して 小さな低気圧が発生しやすくなるため、 天気が不安定になり、 荒れ模様になるような気がします。 グッと冷え込んで「花冷え」になったり、 花を散らさんばかりに「桜雨」が降った…
春から夏にかけては、 農業にとって大切な雨が降ることから、 この時期の雨には植物の名前の付いた雨が 数多く見られます。 菜種梅雨(なたねづゆ) 菜種梅雨の別名 春の長雨「春霖」(しゅんりん) 催花雨(さいかう) 花時雨(はなしぐれ) 紅雨(こうう)…
春に降る雨は、降り方の強弱など 様々なものがあります。 「雨」にはどこか暗さを含むものですが、 「春の雨」には、 春特有の華やぎが感じられます。 春の雨(はるのあめ) 寒明けの雨(かんあけのあめ) 春霙(はるみぞれ) 木の芽雨(きのめあめ) 甘雨(…
「かみなりすなわちこえをはっす」 と読みます。 春の訪れとともに、恵みの雨を呼ぶ雷が 鳴り始める頃です。 「秋分」の初候「雷乃収声」と 対になっています。 www.linderabell.com 春雷(しゅんらい) 春の雷 春に聞く雷のことで、 「春の雷」(はるのらい)…
「雨水」(うすい)とは、 それまで降っていた「雪」が「雨」へと変わり、 「雪解け」が始まる頃のことを言います。 令和8(2026)年は2月19日から3月4日になります。 『暦便覧』(こよみびんらん) 「雨水」(うすい) 春一番 雪解け(ゆきどけ) 春の土(はる…
「大晦日」に降る雨を 「鬼洗い」(おにあらい)と言います。 語源は「鬼やらい」とも呼ばれる 「追儺」(ついな)という宮中の年中行事に 由来するとの説もあります。 かつて宮中では、「大晦日」(旧暦12月30日)に 現在の「節分」の元ともなった 「追儺」(…
元日、または正月三が日の間に降る 雨や雪のことを「御降り」(おさがり)とか 「富正月」(とみしょうがつ)と言います。 「御降り」を「おさがり」と読むのは、 「降る」(ふる)という語が「古」(ふる)に繋がる他、 「雨」が涙や泣くことを連想させるため、 …
「こさめときどきふる」 と読みます。 パラパラと雨が降っては止み、 一雨毎に気温が下がってゆく頃です。 明治時代の『略本暦』では、 「霎」を「こさめ」と読ませていますが、 江戸時代の『宝暦暦』(ほうりゃくれき)などでは、 「時雨」(しぐれ) となってい…
晩秋から冬にかけて降る、 急にパラパラと降ってしばらくすると止む、 一時的に降ったり止んだする雨のことを 「時雨」(しぐれ)と言います。 時雨(しぐれ) 時雨(しぐれ)の別名 時知る雨(ときしるあめ) 運び雨(はこびあめ) 入液(にゅうえき) 液雨…
秋と言えば「秋晴れ」を連想しますが、 実は雨の多い季節でもあります。 秋の長雨(あきのながさめ) 秋雨(あきさめ、しゅうう) 秋霖(しゅうりん) すすき梅雨(すすきつゆ) 秋湿り(あきしめり) 秋黴雨(あきついり) 通草腐らし(あけびくさらし) 鷹…
「秋雨前線」(あきさめぜんせん)は、 夏から秋の季節の変わり目に出現する 停滞前線のことを言います。 夏の暑さを和らげてくれる雨ですが、 台風と重なると大きな被害をもたらす 危険性があります。 秋雨前線(あきさめぜんせん) 秋雨前線のメカニズム …
「中秋の名月、十年に九年は見えず」 という言葉があります。 実は「十五夜」になる旧暦八月十五日の頃は、 秋雨前線や台風の時期で、月が雲に隠れて 見えなくなってしまうことがよくあります。 薄月(うすづき) 無月(むげつ) 雨月(うげつ) 『雨月物語…
「記録的短時間大雨情報」とは、 数年に一度レベルの記録的な大雨が 短時間で観測された際に発表されます。 「大雨特別警報」が、台風や集中豪雨により 数十年に一度の降雨量となる大雨が 予想される場合に発表されるのに対し、 「記録的短時間大雨情報」は…
「線状降水帯」とは何か 発達した積乱雲が列をなして次々に発生し、 数時間に渡ってほぼ同じ場所を 通過または停滞することで作り出される、 長さ50~300㎞程度、幅20~50㎞程度の 線状に伸びる強い降水域を 「線状降水帯」(せんじょうこうすいたい)と言いま…
「七夕」は、例年日本の多くの地域で、 梅雨の時期に当たることから、 雨になる確率が高く、 天の川を見ることが難しいです。 <七夕の晴天率> エリア 晴天率 1位 那 覇 41% 梅雨明け 2位 金 沢 30% 3位 鹿児島 26% 4位 札 幌 22% 5位 福 岡広 島大 阪 19% 8…
「夏の土用」(なつのどよう)の時期の、 それも天気の良い日を選んで、 衣類や書籍、書画、経典などを陰干しし、 風を当てて虫のやカビの害を防ぐのが 「土用の虫干し」です。 虫干し 土用干し(どようぼし) 曝涼(ばくりょう) 曝涼・曝書の歴史 正倉院の…
「たいうときどきふる」 と読みます。 七十二候「大雨時行」は、 「夏」の最後の候で、 集中豪雨や夕立など、 時に激しい雨が降る頃という意味です。 この時季多い夕立(ゆうだち)は、 夏の夕方になり、上昇気流によって発達した 「積乱雲(夕立雲)」が降ら…
「つちうるおうて むしあつし」 と読みます。 「溽」は「じょく」とか「ひょく」と読み、 「蒸し暑い」ということを意味します。 ギラギラ炎えるような太陽の光による 暑さというよりも、 曇り日の湿度の高い蒸し暑さを感じさせます。 身に纏わりつくような、空…
土用三郎(どようさぶろう) 土用東風(どようごち) 土用凪(どようなぎ) 土用波(土用浪) 土用あい 土用三郎(どようさぶろう) 「夏の土用」入りの日を「土用太郎」、 二日目を「土用次郎」、 三日目を「土用三郎」 と呼びます。 この「土用三郎」の日…
日本語の雨は、天から降る水の古語 「天水」(あまつみず)が次第にに転じて 「あめ」となったとも言われています。 自然の営みとともに暮らしてきた日本には、 雨の呼び名が数多くあり、 何と400種類以上とも言われています。 初夏の雨 翠(翆)雨(すいう) …
令和7(2025)年の梅雨明け 梅雨明け(つゆあけ) 「梅雨明け」のタイプは2つ 梅雨明け十日 白南風(しろばえ) 令和7(2025)年の梅雨明け 令和7(2025)年7月4日、気象庁は 「東海地方が梅雨明けしたとみられる」と 発表しました。 東海地方の「梅雨明け」は、 …
梅雨が明ける頃に降る大雨のことを 「送り梅雨」(おくりづゆ)と言います。 送り梅雨(おくりづゆ) 梅雨末期の大雨 線状降水帯(せんじょうこうすいたい)とは何か 梅雨雷(つゆかみなり) 返り梅雨(かえりづゆ) 送り梅雨(おくりづゆ) 梅雨明けの頃に…
毎日、危険な暑さが続いているので、 全国的にすっかり「梅雨明け」したような 気がしていましたが、 実は、関東甲信、北陸、東北南部、東北北部は 未だ「梅雨明け」宣言がなされていません。 それどころか、冷たい空気を持った 「オホーツク海高気圧」が強…
梅雨期の連日降り続く陰雨で 気温が下がり寒冷になることを 「梅雨冷」(つゆびえ)「梅雨寒」(つゆざむ)と 言います。 「梅雨前線」が日本列島に沿って伸び、 これに「オホーツク海高気圧」の 冷たい風が吹きつけた時、 前線が停滞し、曇りや雨天が続き、 …
大地を潤して草木を生育させる雨。 天の助けのように降る雨を 「恵みの雨」とか「恵雨」(けいう) と言います。 雨を降らす神様 八大竜王(はちだいりゅうおう) 龗(おかみ) 高龗神(たかおがみ) 八意思兼命(やごころおもいかねのみこと) 弁財天の神使で…
曇りや雨の日が多く、 暗く陰鬱なイメージのある「梅雨」ですが、 「梅雨」に関する言葉には、 様々なものがあります。 「梅雨」を言い換える言葉 流し(ながし) 流し雨(ながしあめ) 五月雨(さみだれ) 短夜の雨(みじかよのあめ) 薬降る(くすりふる)…
梅雨期の雨雲に覆われた空模様を 「梅雨空」(つゆぞら)と言います。 梅雨空(つゆぞら)とは 梅天(ばいてん) 五月空(さつきぞら) 梅雨雲(つゆぐも) 梅雨曇(つゆぐもり) 梅雨晴(つゆばれ) 五月晴(さつきばれ) 梅雨の蝶(つゆのちょう) 「梅雨…
梅雨時の集中豪雨によって 河川の水かさが増し氾濫することを 「梅雨出水」(つゆでみず)と言います。 単に「出水」(でみず)と言えば、 梅雨時の「梅雨出水」(つゆでみず)のことで、 春の雪解けによる洪水は「春出水」(はるでみず)、 秋の台風による出水…
「はも道中」は、 淡路島の鱧(はも)をアピールするために、 「祇園祭」に合わせて 淡路島から京都に鱧を運び、 八坂神社に奉納するイベントです。 令和7(2025)年は7月9日 [水] の14:00から 淡路島観光協会によって行われます。 「鱧」はも 「はも道中」 「…
令和7(2025)年は7月7日になります。 暑さが本格的になる時期で、 夏ならではの様々な行事が始まる時期です。 一方で、梅雨の晩期に当たるため、 集中豪雨が多くなるので、注意が必要です。 『暦便覧』 「小暑」(しょうしょ)とは 送り梅雨(おくりづゆ) 梅…