「きわみずこおりつめる」
と読みます。
大気の冷えが正に底となるこの時期、
池や沼の水面の氷は、
溶けたり凍ったりを繰り返しながら
厚みを増していきます。
その年の最低気温が観測されるのも、
この頃が一番多く、
氷点下に達する地域も多く見られます。
<最低気温の歴代全国ランキング>
1. | 明治35(1902)年1月25日 北海道・旭川 : -41.0 |
2. | 明治35(1902)年1月26日 北海道・帯広 : -38.2 |
3. | 昭和53(1978)年2月17日 北海道・江丹別 : -38.1 |
4. | 昭和56(1981)年2月27日 静岡県・富士山 : -38.0 |
5. | 昭和53(1978)年2月17日 北海道・歌登 : -37.9 |
6. | 昭和53(1978)年2月17日 北海道・幌加内 : -37.6 |
7. | 昭和53(1978)年2月17日 北海道・美深 : -37.0 |
8. | 昭和60(1985)年1月25日 北海道・和寒 : -36.8 |
9. | 昭和53(1978)年2月17日 北海道・下川 : -36.1 |
10. | 昭和60(1985)年1月24日 北海道・中頓別 : -35.9 |
そのため路面凍結や積雪により
交通機関に影響が出ることも多いですので、
外出の際は、事前に確認してから
お出掛け下さい。
ところで、「こおる」という言葉を
漢字で表現すると、
「氷る」か「凍る」と書くことが多いのですが
どういったニュアンスを持つのでしょうか?
またどのように使い分けたらいいのでしょうか?
一般的には2つは使い分けられています。
「氷」は「水」という字から
出来ていることからも分かる通り、
「氷」の方は
「水が寒さのために冷たく固くなること」を
意味します。
一方「凍る」の方は、
「何かが寒さのために冷たく固くなること」を
意味し、水以外にも水や土、食品など
幅広く使うことが出来ます。
つまり、
・「凍る」=水以外の物にも使える。
・「氷る」=水にしか使えない。
ということになります。
また「氷る」は常用外漢字 なので、
公に使われるのは「凍る」の表記です。
新聞や報道機関などは
「凍る」の方で統一しています。