12月
令和5(2023)年12月 [金曜日] <<前の日 次の日>> 今日の話題 「師走朔日」「川浸り朔日」「乙子の朔日」 月次 二十四節気 小雪 七十二候 朔風払葉 行事・撰日など 十方暮[11/22~12/1] 天一天上[12/1~16] 干支 癸巳(みずのとみ)[水]+[火] 「巳の…
「しわす(しはす)」の語源には、諸説あります。 最も有名な説は、師匠である僧侶がお経をあげるために東西を馳せる月で「師馳す」(しはす)というものです。 他には、年が果てる(=終わる)という意味の「年果つとしはつ」が「しはす」に変化したという説…
いよいよ今日から12月。 一年の締めくくりとなる、何かと気忙しい 一カ月の始まりです。 この12月1日の呼び方には 「師走朔日」 (しわすついたち)の他にも、 「川浸り朔日」(かわびたりついたち)とか 「乙子の朔日」(おとごのついたち) というものもあ…
「事八日」(ことようか)は、12月8日と2月8日の年に二回あり、 新たに事を始めたり、事を納めたりする日だとされています。 「事」(こと)とは、「行事」「祭事」「斎事いわいごと 」(神様をお祀りすること)のことを指します。 どちらか一方を「事始め」(ことは…
「お事汁」とは、 2月8日、12月8日の「事八日」(ことようか)に、 無病息災を祈って食べる、野菜たっぷりの味噌汁のことです。 事八日」の日は「物忌みの日」でもあり、 この日は、野良仕事や針仕事などを休んで、 派手な行いは慎んで静かに屋内で過ごし、 …
昔から日本人は道具にも命と魂が宿ると信じ、 その一つ一つを大切にしてきました。 「針供養」(はりくよう)はその心持ちによって生まれた行事で、 折れたり、錆びたり、曲がったりして使えなくなった針に感謝し、 供養することで裁縫の上達を願います。 「…
「事納め」(ことおさめ) とは、 昔の農家では12月に入ると作業を締め括り、 道具を片付けて、お正月の準備を始める日のことを言います。 一般的には、 12月8日が「事納め」で来年の2月8日が「事始め」ですが、 逆に12月8日が「事始め」で来年の2月8日が…
一年の最後の日を 「大晦日」(おおみそか)または「大晦」(おおつごもり)と 言います。 「晦」(つごもり)とは、 「月が隠れる日」 すなわち「月隠」(つきごもり)が訛ったもので、 どちらも毎月の末日を指します。 そして12月末日の「晦日」は 「1年の…
12月31日の除夜(大晦日の夜)、 深夜0時を挟む時間帯に、 全国のお寺で鳴らされる百八つの鐘を 「除夜の鐘」と言います。 人には百八つの煩悩があると言われ、 その煩悩を祓うために、 除夜の鐘を撞く回数は108回とされています。 また、月の 12…
「年越しそば」には、 「今年の苦労や不運を切り捨てて、新しい年を迎える」という意味が 込められています。 蕎麦は元々、 「精進料理」として食べられていましたが、 貴族や武士、そして庶民へと広まり、 日本全国で食べられる様になりました。 そして、大…
「年の湯」は大晦日の夜にお風呂に入ることです。 お風呂に浸かりながら、 この一年のことを振り返ってみたり、 この一年の垢や厄を洗い流してきれいサッパリすることで、 新年を気持ちよく迎えるという意味があります。 大晦日にキレイに厄を洗い流した体に…
正月を迎えるための買い物には、 神棚や注連縄飾り(しめなわかざり)、門松、鏡餅に始まり、 橙、裏白(うらじろ)、串柿、 そして正月料理の食材や雑煮の餅・・など、 挙げれば切りがないほどあります。 「歳の市」は、毎月開かれていた定期市のうち、 そ…
官公庁の年末年始休みは、 「行政機関の休日に関する法律」によって定められています。 仕事納め・・・12月28日 仕事始め・・・ 1月 4日 12月28日が土曜、日曜の場合は、 12月26日または27日が「仕事納め」となります。 同様に、 1月4日が土曜、日曜の…
「年賀郵便特別扱い」とは、 12月15日から12月25日までの間に年賀状を投函すると、 翌年の1月1日に配達されますという制度です。 令和5(2023)年の年賀状の引受開始は、 令和4(2022)年12月15日 [水]からになります。 1月1日に配達してもらうためには、 令和4(…
12月は「果ての月」と言われ、 特に12月20日は 「果ての二十日」(はてのはつか)と言って、 身を慎んで災いを避ける「 忌み日」として 正月準備や祝事を控えたり、 山に入ることを避けて、 静かに過ごす日であると伝えられています。 これには、諸説…
浅草の年末を華やかに盛り上げる恒例行事、 「羽子板市」。 羽子板を売る店が数十軒ほど建ち並び、 装飾用の大きなものから 子供用、江戸情緒ある歌舞伎の絵柄に加えて、 話題の社会風刺、時事や人気タレントなどを題材にした 「変わり羽子板」など 多彩な作…
12月16日は「念仏の口止めの日」です。 正月の神様(歳 [年] 神様) は念仏が嫌いなので、 この日の翌日から1月16日の「念仏の口明け」までは 念仏を唱えず、歳神様に手を合わすという風習です。 12月16日に行われる所が多いようですが、地方によって日が異な…
12月13日はお正月の準備を始める 「正月事始め」の日です。 一年の間に溜まった煤を払う「煤払い」(すすはらい)や、 門松のための松を準備する 「松迎え」(まつむかえ)など、 正月の準備に取り掛かる日とされています。 「正月事始め」の由来 煤払い…
正月に年神様を迎えるために、1年の汚れ(穢れ)を払い清めることが 「煤払い」です。 「煤払い」をした後は、玄関にの家が清浄な場だという証の 「注連飾り」を飾りました。 12月13日に「煤払い」が行われるようになったのは、 江戸時代に幕府が江戸城の大…
12月13日は「正月事始め」と言って、 歳神様を迎える準備を始める日です。 具体的には、 「煤払い」を行ったり、「松迎え」を行ったりするのですが、 近年は「松迎え」を行う人はほとんどいないようです。 しかし、神聖でとても意義のある行事なのですので、…
その年、亡くなった人のある家で、 12月の第一巳の日、または第二巳の日に 近親者が集まり、お参りを行う行事です。 「巳正月」とは 「巳正月」に行われること 「巳正月」の起源 1.「南北朝の戦い」で敗走中に亡くなった「新亡慰霊儀式」説 2.新田義貞…
12月10日~25日頃、 「巳正月」に通じる習わしが、東日本にも見られます。 死者が初めて迎えるお盆を「新盆」、 初めて迎える正月を「巳正月」と言います 「新御霊」(あらみたま) 信州の真ん中から南にかけた地域「中南信」では、 「新御霊」(あらみ…
庄内地方を始め、東北や新潟などでは、 12月9日に「大黒様の年越し」を祝う祭りが 神社の祭ではなく、各家庭でお祀りします。 七福神の一つにも数えられる大黒様の年越しのお祭りで、 「大黒様の嫁取りの日」とも言われています。 床の間や神棚周辺に 大…