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二十四節気「大寒」

 
「大寒」は、二十四節気の第24節目で
一年の最後の節気です。
 
 
 

『暦便覧』(こよみびんらん)

江戸時代に発行された『暦便覧』には、
「冷ゆることの至りて
  甚だしきときなれば也」
と記されています。
寒さが最も厳しくなる頃という意味です。
 

「大寒」(だいかん)

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冬の季節の最後の節気で、
寒さが更に厳しくなり、一年で一番寒く、
雪が降ることも多くなります。
「大寒」とは、文字通り、一年中で
寒さが最も厳しくなる頃という意味で、
この頃に各地で一年の最低気温が記録される
ことが多いようです。
 
「冬至」から「小寒」になった時は、
「いよいよ寒の入りだ」と
心を引き締めるものですが、
大寒」になる時には、
それほど意識しないように感じます。
 
とは言え、まだ正月気分が残っていて
晴れやかさのある「小寒」から、
すっかり日常に戻った「大寒」は、
寒さが一層身に染みて感じられるような
気もしますね。
 
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寒前(かんまえ)
寒(「小寒」と「大寒」)に入る前のこと。
 
寒の入り(かんのいり)
この「大寒」の一つ前の「小寒」の初日。
 
寒変わり(かんがわり)
小寒」から「大寒」に変わること。

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寒の内かんのうち寒中かんちゅう
「寒の入り」から「寒明け」までの
1か月が「寒の内」です。
 

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寒明け(かんあけ)
寒の時期が終わって、「立春」となること。
一年で最も寒い「寒」の時期が明けること。
小寒」の後に、最も寒い「大寒」を経て
立春」を迎えることで「寒」が明けます。
 
 

七十二侯

初候「欵冬華」
(ふきのはなさく)
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凍てついた地面から
蕗の花が咲き始める頃です。
地面には雪が積もり、
強い寒さが襲ってくる時期ですが、
草花は春に向けて着実に動き出しています。

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次候「水沢腹堅」
(さわみずこおりつめる)
沢の水が氷となり、厚く張りつめる頃です。
この時期に、一年での最低気温の
記録が出ることが多く、
氷点下に達する地域も多く見られます。

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末候「雞始乳」
(にわとりはじめてとやにつく)
鶏が春の気を感じ、卵を産み始める頃です。
鶏は、日照時間が長くなるにつれ、
産卵率が上がっていくため、
春から夏にかけてたくさん卵を産みます。
 

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