しじみは一年中出回っていますが、
旬は1~2月と8月です。
夏に獲れるものを
「土用蜆」(どようしじみ)と言います。
産卵を控え、旨味がギュッと詰まった一級品で
別名「腹ぐすり」とも呼ばれ、
江戸時代には、「土用の丑の日」は
「うなぎ」ではなく「土用蜆」を食べる習慣があったそうです。
一方、厳寒期に獲れるしじみを
「寒しじみ」と言います。
夏季の産卵を終え、
秋~冬にかけて越冬のために栄養を蓄え、
寒い冬になると湖底深くに潜り、
その蓄えた栄養で冬を越します。
そのため栄養豊富で、肝臓機能と歯や骨の強化、貧血予防等の効果があるそうです。
「しじみ」という名前は、
「ちぢむ(縮む)」の古語「しじむ」に由来。
日本ではなんと縄文時代から食べ続けられて
きた食材です。