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コツコツと

二十四節気「小満」

 
二十四節気が「立夏」から
「小満」(しょうまん)へと変わりました。
令和6(2024)年の「小満」は
5月20日から6月4日です。
 
 

『暦便覧』
(こよみびんらん)

今から234年前の天明7(1787)年に
太 玄斎(たい げんさい)が著した
暦の解説書『暦便覧』には、
「万物盈満(えいまん)すれば、草木枝繁る」
と記されています。
万物に生気充満し、果実実り草木繁る
という意味で、
春から夏に代わり、
植物にも成長する力が満ち溢れ、
草木に枝葉が茂ることを表しています。
 

「小満」(しょうまん)とは、

ようやく暑さも加わり、
あらゆる生命が満ち満ちていく時期、
太陽の光を浴びて、万物がすくすくと
成長していく季節になりました。
 
「小満」(しょうまん)とは、
「草木が茂って天地に満ち始め」、
秋に蒔いた麦などの穂が実ったことを
農家が確認して、ホッと一安心出来る、
つまり、「小さく満足する」ことから
「小満」と呼ぶようになったそうです。
 
薄暑

5月初旬の「立夏」を過ぎて、
太陽がまだギラギラというほどではけれども、
歩いているとうっすらと汗ばんできて、
やや暑さを覚えるようになった気候を言います。

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麦の秋(むぎのあき)
 
初夏の五月、木々は青々とした若葉が清々しい
草木の若葉が緑に染める頃、
麦の畑は黄金色に染まり、
いよいよ麦刈りのシーズンに入ります。
 

更衣(ころもがえ)

6月1日は「更衣の日」(ころもがえのひ)です。
衣服を夏物に改め、軽快な服に着替えると、
気持ちも夏らしく開放的になりますね。

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6月4日
虫歯予防デー

6月4日は「虫歯予防デー」です。
今から95年前の昭和3(1928)年6月4日、
日本歯科医師会により
「6(む)4(し)」に因んで、
歯科疾患の予防に関する啓発活動を実施する日として制定ました。

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走り梅雨(はしりづゆ)

 
本格的な梅雨に入る前の、
グズツク天候のこと。
通常は、この後晴れた日が続き、
その後本格的な梅雨に入ります。
「梅雨の走り」とも言います。
 
通常は、この後は晴れた日が続いて、
その後に「梅雨入り」となりますので、
6月1日の「衣替え」に向けて、
晴れているうちに準備を進めておくのが
よさそうです。
 
因みに令和6(2024)年の
暦の上での梅雨入りである
雑節「入梅(にゅうばい)は6月10日です。

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二十四節気「小満」の七十二候

初候「蚕起食桑」
(かいこおきてくわをはむ)
卵から孵化した蚕が
盛んに桑の葉を食べ始める頃となりました。

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次候「紅花栄」
(べにばなさかう)
紅花が盛んに咲く頃になったという
意味ですが、
実際に咲き始めるのは
もう少し先の6月末頃になります。

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末候「麦秋至」
(むぎのときいたる)
初冬に蒔かれた麦がたわわに実り、
麦にとっての収穫の「秋」であることから
名付けられました。

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