7月
稲の穂が実る頃という意味の「穂含月」(ほふみづき)が転じて、「文月」になったという説があります。 昔、七夕に書物を干す行事があって、 書物(文)をひらく(披く)という意味から、「文披月」(ふみひろげづき)と呼ばれるようになり、それが「文月」になった…
「地蔵盆」は、京都など近畿地方を中心に行われている 子供達が主役となって、町内の地蔵さんにお供物をして祀る、 地域の行事です。 地蔵盆とは? 「地蔵盆」の起源 「地蔵盆」に行われること 町内の「辻地蔵(地蔵さん)」をきれいにする 飾り付けをする …
小野篁(おののたかむら)は 平安時代前期の政治家・学者・歌人です。 遣隋使・小野妹子の子孫で、 小野好古、道風(「三蹟」の一人)は、篁の孫に当たります。 博識多才で、「漢詩は白楽天、書は王羲之父子に匹敵する」と 言われたほど。 「三蹟」(さんせ…
盆明けの16日の夕方に火を焚いて祖先の霊を送り出す・・・、 これが「送り火」です。 「送り火」とは 送り火の準備とやり方 夏の風物詩の「大文字焼」 京都五山送り火 奈良大文字送り火 箱根 強羅大文字焼 「精霊流し」と「灯籠流し」 灯篭流し(とうろう…
「お盆」は、 旧暦7月15日を中心に行われてきた、 祖先の霊(祖霊)をお迎えして、もてなし、お送りする行事です。 『日本書紀』によると、古くは推古天皇14年(606年)に 「四月の八日、七月の十五日に設斎(おがみ)す」とあり、 その頃にはお盆の習…
迎え火 苧殻(おがら) 精霊馬(しょうりょうま) 精霊棚 盆提灯 施餓鬼(せがき) 送り火 灯籠流し 迎え火 地方によって異なりますが、13日の夕方、 縁側の軒先や精霊棚に吊るした盆提灯に火を灯した後、 家の門口や玄関で迎え火を炊きます。 「焙烙」(…
お盆は、祖先の霊(祖霊)をお迎えして、 もてなし、お送りする行事です。 お盆のためにどのような準備をし、 どのように過ごしたらよいのでしょうか。 お盆の準備やお墓参りを計画されている方は、 早い段階からお盆の期間をチェックしておくことをおすすめ…
7月7日は「七夕」(たなばた)です。 織姫様と彦星様が天の川を渡って、1年に1度だけ出会える7月7日の夜のこと。折り紙で七夕飾りを作ったり、短冊に願い事を書いて、手芸の上達などを願います。 五節句のひとつ 乞巧奠(きっこうでん)の伝来 日本古来の民…
「海の日」とは 「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」日として、 平成8(1996)年に制定された「国民の祝日」です。 当初は7月20日の「海の記念日」を「海の日」と定めていましたが、 その後、平成15年からは7月の第3月曜日が「海の日」と…
お盆の正式名称は、「盂蘭盆会」(うらぼんえ)と言います。 これを略して「盆」や「お盆」です。 サンスクリット語では「ウランバーナ」と言って、 「逆さに吊された苦しみ(倒懸)」という意味があります。 ヒャーっ!なんとも、おどろおどろしい意味です…
「草市」(くさいち)とは、 かつて7月12日の夜から翌朝にかけて開かれていた、 盂蘭盆(うらぼん) の仏前に供える草花「盆花」や、 焙烙(ほうろく)や苧殻(おがら)、鬼灯(ほおずき)といった お盆の飾り物などを売る市のことです。 「草市」では、 お…
梅雨明けの頃、東京を中心に関東各地で「ほおずき市」が開かれます。 「ほおずき市」とは 愛宕神社の「ほおずき市 千日詣り」 浅草寺の「ほおずき市」 関西の「千日詣り」 鬼灯(ほおずき) 名前の由来 鬼灯提灯 薬用 食用 赤トウモロコシ 「ほおずき市」と…
江戸時代になり、七夕行事が「五節句」の一つとなると、 七夕は庶民の間にも広まり、全国的に行われるようになりました。 人々は野菜や果物を供えて、詩歌や習い事の上達を願いました。 そして、短冊に色々な願い事を書いて笹竹に吊るし、 星に祈るお祭りと…
Chinaから「乞巧奠きこうでん」の行事が伝えられる以前から、 日本には「棚機津女たなばたつめ」(機を織る女性)の信仰がありました。 毎年稲の開花時期に合わせて、 神様を迎えて豊作を祈り、村の人々の穢れを清める 古代日本における禊みそぎの行事、つま…
縁結びの神様 京都地主神社からの抜粋です。 因みに、地主神社じしゅじんじゃは、 縁結びの神様「大国主命」を主祭神として、 その父母神、 「須佐之男命すさのおのみこと」・「櫛名田比売命くしなだひめのみこと」、 櫛名田比売命の父母神、 「足名椎命あし…
七夕にまつわる昔話に「羽衣伝説」があります。 天女が地上に降り、川で水遊びをしていると、 村の若者が天女の羽衣を隠してしまいます。 羽衣がなく、天井に帰ることが出来なくなった天女は、 若者に嫁ぎ、一緒に暮らします。 三年が立ち、若者が隠し場所を…
7月7日は「乾麺デー」(全国乾麺協同組合連合会 制定)であり、 「恋そうめんの日」(三輪山本 制定)でもあります。 どちらも「素麺を天の川にみたてて食べる風習があった」ことから 制定された記念日です。 この素麺の先祖は「索餅」(さくべい)という唐…
江戸という時代は園芸が盛んに流行った時代でした。 特に朝顔は品種改良が進み、 珍しい形の朝顔も出回ったことから、 園芸好きの間で好まれる花となりました。 次第に、江戸を始め、京都や大阪などの商業地域で 朝顔の品評会が開催されるようになったのが …
七月朔日ついたちは「地獄の釜の蓋が開いて精霊が出てくる日」ということで、 「釜蓋朔日かまぶたついたち」「釜蓋あき」「釜の口あけ」などと言い、 地獄に閉じこめられている精霊が蓋の開いた釜の口から飛び出します。 地獄からの道のりは遠く、そこから13…
冷蔵庫も製氷技術もなかった昔、 人々にとって夏の猛暑を凌ぐのは大変なことでした。 涼しい山影の杉木立に包まれる山中に深い穴を掘って、 底に茅を敷き、その上に冬に降り積もった雪や天然の氷を載せて 上に枯れ草や杉皮などで覆い夏まで貯えておく場所を …