うまずたゆまず

コツコツと

花嵐(はなあらし)

桜の花が咲く頃は、 冬と夏の季節風の変わり目で、 日本列島を前線が通過して 小さな低気圧が発生しやすくなるため、 天気が不安定になり、 荒れ模様になるような気がします。 ぐっと冷え込んで「花冷え」になったり、 花を散らさんばかりに「桜雨」が降った…

「桜」の儚さや美しさからつけられた異名

「桜」(さくら)の別名は、 咲いて散るその儚さや美しさからつけられた 別名があります。 別名の方が桜の儚さと美しさを 直感的に感じられるのではないでしょうか。 曙草(あけぼのそう) 夢見草(ゆめみぐさ) 手向け花(たむけばな) 挿頭草(かざしぐさ) …

植物の名前が付いた春の雨、菜種梅雨など

春から夏にかけては、 農業にとって大切な雨が降ることから、 この時期の雨には植物の名前の付いた雨が 数多く見られます。 菜種梅雨(なたねづゆ) 菜種梅雨の別名 春の長雨「春霖」(しゅんりん) 催花雨(さいかう) 花時雨(はなしぐれ) 紅雨(こうう)…

3月27日「さくらの日」

3月27日は「さくらの日」です。 日本を代表する花である桜への関心を高め、 花と緑の豊かな国土を作ることを目的に、 平成4(1992)年に 「日本さくらの会」が制定した日です。 日付は、七十二候「桜始開」の時期であり、 「3×9(咲く)=27」の語呂合わせか…

全国の一本桜

樹齢千年を超える古木や伝説が残る名木など、 大きく枝を広げて咲き誇る一本桜を 例年の見頃の時期と併せてまとめて ご紹介します。 小岩井農場の一本桜 「石割桜いしわりざくら」 「三春滝桜みはるたきざくら」 「石戸蒲ザクラいしとかばざくら」 「吉高の…

花見に関連する語

桜がほら咲きの頃から、 満開時を経て、落花の頃までの 短い期間の桜の花を大いに楽しむことを 「花見」(はなみ)と言います。 「観桜」(かんおう)とも言います。 桜花を訪ねて山野を逍遥し、 桜の美しさを観賞することは、 「桜狩」(さくらがり)と言い…

時間によって趣の変わる「桜」

同じ一本の「桜」の木が、 朝、昼、夕、夜と時間によって 同じ木とは思えぬほど、 花の趣に変化が生じます。 「お花見」のおススメ時間帯は? 朝桜(あさざくら) 夕桜(ゆうざくら) 夜桜(よざくら) 花篝(はなかがり) 花あかり 桜月夜(さくらづきよ) …

桜の開花と桜前線

昨年の令和5(2023)年は、3月14日に 東京の靖国神社の桜が開花したと 発表されました。 令和2(2020)年や令和3(2021)年と並び、 観測史上最も早い開花だったそうです。 tenki.jp 今年、令和6(2024)年の桜の開花は、 全国的に平年並みからは やや遅くなる見込み…

お花見(おはなみ)

お花見の歴史 花見と田の神信仰 桜(さくら) 日本三大桜 日本三大桜の名所 日本三大夜桜の名所 桜の開花と桜前線 桜の食べ物 桜餅 あんぱん 桜湯 お花見の歴史 「桜」は日本において特別な花木です。 「桜」と言えば「花見」がつきものです。 「お花見」の…

七十二候「桜始開」

「さくらはじめてひらく」 と読みます。 日本の春の花代表と言える 「桜」(さくら)が咲き始める頃です。 昨年の令和5(2023)年は、 観測史上最も早い3月14日に 東京の靖国神社の桜が開花したと 発表されました。 tenki.jp 今年、令和6(2024)年の桜の開花は、 全…

鞠始(まりはじめ)

「鞠始」(まりはじめ)とは、新年に初めて 「蹴鞠」(けまり)を行う儀式です。 「蹴鞠」(けまり)とは、古代以来、 主に朝廷、公家の間で行なわれた 鹿革製の鞠を蹴り合う、平安貴人の遊戯です。 東北の隅に「桜」、東南に「柳」、 西南に「楓」、西北に…

紅葉(もみじ)

紅葉(もみじ) 語源 紅葉が色づく条件・・・赤く染まる葉 楓:色見草(いろみぐさ) 使う時期による「紅葉」に関連する季語 紅葉(こうよう) 初紅葉(はつもみじ) 薄紅葉(うすもみじ) 斑紅葉(むらもみじ) 照紅葉(てりもみじ) 紅葉かつ散る・色葉散…

卯月八日(うづきようか)

4月8日はお釈迦様の誕生日とされ、 全国のお寺では「花まつり」が行われますが、 旧暦4月8日の「卯月八日」(うづきようか)には、 民間では仏教とは関係性の低い行事が 行われてきました。 令和6(2024)年は5月15日になります。 「卯月八日」(うづきようか)と…