うまずたゆまず

コツコツと

七十二候「櫻始開」

f:id:linderabella:20200722104938j:plain

 

「さくらはじめてひらく」と読みます。
 
「桜」(さくら)は、日本の春の花代表と言える樹木です。
 
今年、令和4年の桜の開花は、先週3月17日に福岡からスタートし、
この1週間で東日本・西日本の各地でも開花が観測されました。
 
ウェザーニューズから3月23日に発表された
「第七回桜開花予想」によると、
「全国つぼみ調査」の結果、蕾の生長は、
記録的な早さで開花した昨年よりはやや遅いペースながら、
先週から大幅に進んだことが分かりました。
開花から1週間~10日程で満開を迎え、
東京では3月28日、大阪では31日、名古屋では4月1日に
満開となることが見込まれています。
 
この先、「桜前線」は3月中に北陸まで北上して、
4月上旬からは東北でも咲き始めると思われます。
そして北海道には4月下旬に桜前線が上陸し、
札幌では4月23日に開花する予想となっています。
 
 
ところでこの「桜前線」とは、
日本国内各地の桜、特に「ソメイヨシノ」の開花日を繋いだ線のことです。
天気図の前線に似るところから付いた名前です。
世間に認知しやすいようにマスコミが作った造語で、
昭和42(1967)年頃から
テレビやラジオ、新聞などで使われるようになりました。
 
ところで、どうして気象庁が「桜の開花予想」を
調査し始めたのでしょうか。
明治から大正にかけて、
日本の各地で冷害が起こり、農作物に大きな被害が出ました。
その解決策の一つとして、
天候の長期予報、植物の生育予測が必要になりました。
大正15(1926)年から中央気象台において東京の桜の調査を開始し、
昭和3(1928)年には初の開花予想が試されました。
ただこの予想は、
あくまでも農業気象研究のひとつということであったため、
積極的に発表はされていませんでした。
 
気象庁からの開花予想発表がされるようになったのは
昭和26(1951)年からです。
最初は関東地区を対象にしていましたが、
昭和30年頃からは、
(沖縄・奄美地方は除く)全国を対象として行われてきました。
その後、民間でも予想の精度が上がってきたことから、
平成22(2010)年からは、民間事業者が開花予想を行うようになり、
気象庁はあくまで観測のみをするようになりました。
 
<桜前線の開花予想を行っている民間の5業者>
 
 
ところで、気象庁が使っているのは「桜前線」ではなく、
正式名称「桜の開花予想の等期日線図(とうきじつせんず)です。
そして、気象庁が観測を行っているのは、
「桜」だけではありません。
季節の遅れ進みや、気候の違い、変化など
総合的な気象状況の推移を知るために、
特定の植物や動物の状態が
季節によって変化する現象を観察を観測し続けています。
生物季節観測」と呼ばれています。
桜も観測対象のひとつです。
 
植物
★あじさい
 開花
あんず開花 あんず満開 いちょう
発芽
★いちょう
 黄葉
★いちょう
 落葉
★うめ開花 ★かえで紅葉 ★かえで落葉 かき開花 からまつ
発芽
ききょう
開花
くり開花 くわ発芽 くわ落葉 ★さくら開花 ★さくら満開 さざんか
開花
さるすべり
開花
 しだれやなぎ
発芽
しば発芽 しろつめくさ
開花
すいせん
開花
★すすき開花
すみれ開花  たんぽぽ
開花
チューリップ
開花
つばき開花 でいご開花 てっぽうゆり
開花
なし開花 のだふじ開花 ひがんざくら
開花
ひがんざくら
満開
ひがんばな
開花
もも開花
やまつつじ
開花
やまはぎ
開花
やまぶき
開花
ライラック
開花
りんご開花  
動物
あきあかね
初見
あぶらぜみ
初鳴
うぐいす
初鳴
えんまこおろぎ
初鳴
かっこう
初鳴
きあげは
初見
くさぜみ初鳴 くまぜみ初鳴 さしば
南下初見
しおから
とんぼ初見
つくつくほうし
初鳴
つばめ初見
とかげ初見 とのさま
がえる初見
にいにいぜみ
初鳴
にほん
あまがえる初鳴
にほん
あまがえる初見
はるぜみ
初鳴
ひぐらし
初鳴
ひばり初鳴 ほたる初見 みんみんぜみ
初鳴
もず初鳴 もんしろ
ちょう初見

 ★:令和3年1月1日現在、観測を実施している種目・現象