「春分」は二十四節気のひとつで、
昼と夜の長さがほぼ同じになり、
この日を境に昼間の時間が長くなっていきます。
地球の赤道を延長した天の「赤道」と
太陽の通り道の「黄道」が
ちょうど交差したところが「黄径0度」。
「春分」とは、
太陽がちょうど「黄径0度」(春分点)に到達した瞬間のことを言います。
太陽が真東から昇って真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ同じになります。
この日から「夏至」まで昼がだんだん長くなり、夜が短くなります。
ヨーロッパなどでは、「春分」をもって春の始まりとしています。
桜の開花情報が聞かれるのもこの頃からで、
いよいよ本格的な春の到来です。
春分以降は「暑さも寒さも彼岸まで」という言葉があるように、
寒気もようやく和らぎ、春らしく暖かな日が多くなります。
とは言え、「花冷え」や「寒の戻り」があるので、油断は禁物です。