うまずたゆまず

コツコツと

「春分の日」「秋分の日」が祝日になった理由

「春分の日」「秋分の日」は、元々日本では、 「お彼岸」であって先祖を祭る日でした。 またお彼岸に最も近い「戊」の日は、 「社日」として氏子が氏神たる神社に参詣し、 春は「五穀豊穣」を祈り、秋は実りある「収穫に感謝する」 習わしがありました。 明…

春の社日・秋の社日

「社日」は「雑節」の一つで、 「産土神様」(うぶすながみさま)を祀る日です。 社日とは 社日の日にち 社日の禁忌 各地で行われる社日のお祭り お地神さん(徳島県) お社日様(長野県小県郡) お潮井取り(福岡県・筥崎宮) 探湯神事(群馬県・社日稲荷神…

お彼岸

暑さ寒さも彼岸まで・・・。 「春分の日」と「秋分の日」は昼夜の長さがほぼ等しく、 気候の変わり目でもあり、 この頃になると、冬の寒さも夏の暑さも薄れて、 過ごしやすい気候になっています。 お彼岸とは お彼岸の期間 令和5(2023)年「お彼岸」の日程…

二日灸

「二日灸」は、 旧暦の「2月2日」と「8月2日」にお灸を据えると、 通常の何倍も効果があり、 無病息災で暮らせるとされる日のことです。 令和5(2023)年は「2月21日」、「9月16日」が その日に当たります。 「病気や災難に遭わずに無病息災でその年を暮らせる…

宮中で行われる収穫祭

神嘗祭(かんなめさい/かんなめのまつり) www.youtube.com 「神嘗祭」は、10月17日に宮中と伊勢神宮で行われます。 今年穫れた作物、新穀を神様にお納めする意味を持ちます。 稲の初穂(田で初めて穫れた稲穂)を船に載せて伊勢神宮に奉納する、 「初…

日本各地で行われる収穫祭

三九日(みくにち) 刈上の節供(かりあげのせっく) 十六団子の日 十日夜(とおかんや) ずいき祭、芋煮会(いもにかい) 亥の子祭(いのこまつり) 霜月祭(しもつきまつり) くんち 三九日(みくにち) 旧暦の9月の9の付く日(9、19、29)は 「三…

収穫祭

収穫祭は、元は「穂掛祭」と「刈上祭」の二度行われていました。 穂掛祭(ほかけまつり) 刈入れ始めに、実り出した稲穂を少し取り、 「穂掛け」といって神前に掛けます。 この時、新米の焼餅を供えるそうです。 刈上祭(かりあげまつり) 「穂掛祭」に次い…

七十二候「楓蔦黄」

「もみじつたきばむ」と読みます。 楓(かえで)や蔦(つた)の葉が色づく頃となりました。 いよいよ、紅葉の季節。 この頃になると、 「紅葉前線」という言葉が聞こえてくるようになります。 9月頃に北海道の大雪山から紅葉が始まり、 北から南へ、山から里…

ジャックオランタン

ハロウィンと聞いて、まず思い浮かべるのは、 かぼちゃの「ジャックオランタン」! 「ジャックオランタン」は、 かぼちゃの中身をくり抜いて 中に火を灯してランタン(提灯)にしたもので ハロウィンにおける魔除けのような意味合いのアイテムです。 悪魔を…

七十二候「霎時施」

「こさめときどきふる」と読みます。 パラパラと小雨が降り出す頃になりました。 この小雨とは、 秋雨のようにしとしと降り続く雨ではなく、 通り雨のように雨が降ったかと思えばすぐに止み、 雲間から青空が顔を出す「時雨」(しぐれ)のことです。 秋の終わ…

二十四節気「霜降」

江戸時代に発行された『暦便覧』(こよみびんらん)には、 「つゆが陰気に結ばれて、霜となりて降るゆへ也」 とあります。 「時雨が降った後に、雨の露と陰気が結びついて、 霜が降りて霜柱となる」という意味です。 風が一層冷たく感じられ、 地域によって…

七十二候「霜始降」

「しもはじめてふる」と読みます。 秋が一段と深まって、 山里などで草木や地面に霜が初めて降りる頃。 晩秋のこの頃、朝晩の冷え込みがぐっと増し、 早朝には草木や地面に うっすらと氷の結晶が付いていることに気付きます。 霜が降りるようになると、 地面…

秋の土用

「土用」とは、立春、立夏、立秋、立冬の前の約18日間のことです。 これらの土用の期間は季節の変わり目の時期で、 四季に合わせて4回あります。 令和4(2022)年の土用一覧 冬土用: 1月17日(月)~2月3日(木) 春土用: 4月17日(日)~5月4日(水)…

七十二候「蟋蟀在戸」

「きりぎりすとにあり」と読みます。 戸口で秋の虫が鳴き始める頃となりました。 「キリギリス」とありますが、 昔は「蟋蟀 (コオロギ)」のことを「キリギリス」と呼び、 秋に鳴く虫の総称としていました。 キリギリスは、 古くから日本人によって観賞用に…

秋の虫聞き

野や山に出掛けて、虫の声に耳を澄ませて楽しむことを、 「虫聞き」と言います。 平安時代には、既に「虫の声を愛でる文化」がありました。 『源氏物語』の中にも、 「花見」と同じく宮廷生活の文化として描かれています。 江戸時代になると、 「花見」「月…

神嘗祭(かんなめさい)

伊勢神宮では、10月15日から25日まで、 収穫に感謝し、新穀を神様に捧げる「神嘗祭」(かんなめさい)が 伊勢神宮の両正宮(しょうぐう)、別宮、摂社、末社、所管社に至る 全てのお社125社において行われます。 「神嘗祭」とは 概要 「神嘗祭」の日 「神嘗…

秋の七草

「秋の七草」は、『万葉集』に収録されている、 山上憶良が詠んだ2首の和歌が由来と言われています。 秋の野に 咲きたる花を指折り(およびをり)かき数ふれば 七種(ななくさ)の花 萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花 1つ目の歌で 「秋の…

七十二候「菊花開」

菊の花が咲き始める頃となりました。 旧暦9月9日(令和4年10月4日)の「重陽の節句」を迎える時期で、 菊で長寿を祈願しました。 www.linderabell.com 「桜」が日本の「春」を代表する花であるのに対し、 「菊」は日本の「秋」を象徴する花です。 後鳥羽上皇…

二十四節気「寒露」

「寒露」とは、 「草木に冷たい露(つゆ)が降りる時期」 という意味です。 「露」が冷たい空気と接して「霜」に変わる直前で、 朝晩ぐっと冷えるようになります。 この頃は、大気の状態が安定して空気が澄んだ秋晴れの日が多くなります。 夜には月も美しく…

七十二候「鴻雁来」

「鴻雁来」(こうがんきたる)とは、 暖かい南へと下っていくツバメと入れ違いに、 雁が北から渡ってくる頃という意味です。 「鴻雁」とは、渡り鳥の「ガン」のことですが、 「鴻」は「ひしくい」と読み、大型のガンのことを言います。 「雁」は小型のがんを…

七十二候「水始涸」

「みずはじめてかる」と読みます。 この「みずかれる」は、 川の水とかが涸れることを言っているのではありません。 田の水がなくなり、色づいた稲穂が頭を垂れる頃、 稲穂根づく田から水が減り、収穫の時期になった、 ということを意味しています。 実った…

衣替え(冬)

「衣替え」(ころもがえ)とは、季節の推移に応じて衣服を替えること。 現在は、学校や企業などの制服を 6月1日から「夏服」、10月1日から「冬服」に改めるのが 一般的とされています。 衣替えの由来 秋の衣替えは「18℃」が目安!秋の衣替え前線予報 夏物を…

七十二候「蟄虫坏戸」

「むしかくれてとをとざす」と読みます。 春から夏に活動していた虫達が、 冬眠するために掘った穴に入り、その穴を塞ぐという意味です。 「虫」には、爬虫類や両生類の小動物も含まれています。 「蛇」(ヘビ)や「蜥蜴」(トカゲ)に「蛙」(カエル)など…

秋分の日

「秋分の日」は 「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ日」として 国民の祝日として定められています。 因みに、「春分の日」は「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」です。 法律上の定義 日付 秋の大型連休『シルバーウィーク』日程 「国民の祝日」に定…

二十四節気「秋分」

二十四節気のひとつ「秋分」は、暦の上では秋の中間に当たり、 太陽が真東から昇って真西に沈み、昼夜の長さがほぼ同じになる頃です。 この日を境に夜の時間が長くなっていきます。 江戸時代に発行された『暦便覧』(こよみびんらん)には、 「陰陽の中分と…

七十二侯「雷乃収声」

「かみなりすなわちこえをおさむ」と読みます。 夏の間に鳴り響いた雷が鳴らなくなる頃。 「春分」の末侯「雷乃声発」(かみなりすなわちこえをはっす)と 対になっていて、 春分の頃から鳴り始めて夏の間鳴り響いた雷が 声を収めるようになります。 ところ…

七十二候「玄鳥去」

「つばめさる」と読みます。 春先にやってきたツバメが子育てを終え、 越冬のために南へ旅立つ頃となりました。 ツバメは夏の風物詩です。 夏の間に家の軒下に巣を作って子を産み育て 気温が低下してエサが少なくなると、南へ移動し始めます。 陰暦8月のこ…

七十二候「鶺鴒鳴」

「チチッチチッ」と鈴のように高い声を放ちながら、 秋の空を爽やかに飛んでいくセキレイは、 細いくちばしと長い尾が特徴の、細っそりした体つきの鳥です。 羽色は主に背黒・白・黄の3種類が見られ、 それぞれセグロセキレイ・ハクセキレイ・キセキレイと…

雑節「二百二十日」

「二百二十日」(にひゃくはつか)は 雑節のひとつで、 「立春」を起算日として220日目に当たり、 大体、9月11日辺りが「二百二十日」になります。 令和4(2021)年は、9月11日・日曜日になります。 「二百二十日」とは 「二百二十日」は、 八十八夜や1…

十五夜

本日、令和4(2022)年は9月10日は「十五夜」。 美しい月を眺めるお月見の日です。 十五夜とは 中秋の名月? 仲秋の名月? 仲秋の名月 中秋の名月 十五夜の別名 三五夜(さんごや) 名月(めいげつ) 明月(めいげつ) 初名月(はつめいげつ) 芋名月(いもめ…