うまずたゆまず

コツコツと

日迎え・日送り(ひむかえ・ひおくり)

 
お彼岸の中日(春分の日・秋分の日)、
もしくはお彼岸の期間内の一日を選んで、
女性や子供がこぞって東に向かって歩き、
東の方にある寺を巡拝することを
「日迎」(ひむかえ)と言います。
 
午前中は「日迎」(ひむかえ)と言い、
午後からは「日送」(ひおくり)と言って、
西の方に向かって歩いて巡拝しました。
原始的な太陽崇拝(たいようすうはい)の名残りと
考えられています。
 
行く先々で米を供え、お日様を拝み、
後は自由に山や歩きを楽しむ
春の野遊びでもありました。
 
京都府宮津市付近や
兵庫県美囊(みのう)郡・加東郡などには、
彼岸の間に「日の伴」とか「日迎え日送り」と言い、
朝は東方の、日中は南方の、夕方は西方の
社寺や堂に参ります。