年中行事
「衣替え」(ころもがえ)とは、 季節の推移に応じて衣服を替えることです。 現在は、学校や企業などの制服を 6月1日から「夏服」、 10月1日から「冬服」に改めるのが 一般的とされています。 衣替えの由来 秋の衣替えは「18℃」が目安!秋の衣替え前線予報 …
「地蔵盆」は、京都など近畿地方を中心に 8月23日、24日に行われる 町内の地蔵さんにお供物をしてお祀りする 子供達が主役の地域の行事です。 地蔵盆とは? 「地蔵盆」の起源 「地蔵盆」に行われること 町内の「辻地蔵(地蔵さん)」をきれいにする 飾り付け…
小野篁(おののたかむら)は 平安時代前期の政治家・学者・歌人です。 遣隋使・小野妹子の子孫で、 小野好古、道風(「三蹟」の一人)は、 篁(たかむら)の孫に当たります。 「三蹟」(さんせき) 書道の能書家として 平安時代中期(10世紀頃)に活躍した …
盆明けの16日の夕方に火を焚いて 祖先の霊を送り出す・・・、 これが「送り火」です。 「送り火」とは 送り火の準備とやり方 夏の風物詩の「大文字焼」 京都五山送り火 奈良大文字送り火 箱根 強羅大文字焼 「精霊流し」と「灯籠流し」 灯籠流し(とうろうな…
昔は、 「小正月」の1月15日と 「お盆」の7月15,16日(8月15,16日)は、 「藪入り」と言って、 嫁入り先のお嫁さんや奉公先の丁稚や女中が 実家に帰ることの出来る休みの日でした。 語源 藪入りの由来 藪入りの日 語源 藪の深い田舎に帰るからという説、 奉…
「お盆」は、 旧暦7月15日を中心に行われてきた、 祖先の霊(祖霊)をお迎えして、 もてなし、お送りする行事です。 『日本書紀』によると、 古くは推古天皇14年(606年)に 「四月の八日、七月の十五日に 設斎(おがみ)す」とあり、 その頃にはお盆の…
「お盆」は、正式には、 「盂蘭盆会」(うらぼんえ)と言います。 サンスクリット語の「ウランバーナ」に 漢字を当てたものです。 「ウランバーナ」は 「倒懸」(とうけん)を意味します。 「倒懸」は”逆さまに吊るす”という意味で、 逆さ吊りになって苦しい…
「草市」(くさいち)とは、 かつて7月12日の夜から翌朝にかけて 開かれていた、盂蘭盆(うらぼん) の仏前に供える 「盆花」や「焙烙」(ほうろく)「苧殻」(おがら)「鬼灯」(ほおずき)といったお盆の飾り物などを売る市のことです。 www.linderabell.com …
「江戸」という時代は、 園芸が盛んに流行った時代でした。 特に「朝顔」は品種改良が進み、 珍しい形の朝顔も出回ったことから、 園芸好きの間で好まれる花となりました。 次第に、江戸を始め、京都や大阪などの 商業地域で「朝顔」の品評会が 開催されるよ…
初夏になると、各地で「山開き」が行われます。 「山開き」の起源 「山開き」の時期 期間外の登山は要注意 「山開き」の起源 日本では古来「山岳信仰」といって、 山岳を神聖視し、神霊の宿る地として 崇めてきました。 山岳は入峰修行(にゅうぶしゅぎょう)…
旧暦の6月1日は、 「氷室の節句」「氷の節句」「氷の朔日」と 言われています。 「氷室」とは 「氷室」の歴史 氷室の起源「都祁氷室」(つげのひむろ) 平安時代 江戸時代 明治以降 氷室の節句 氷室開き 水無月 歯固め 「氷室」とは 冷蔵庫も製氷技術もなかっ…
七月朔日(ついたち)は、 「地獄の釜の蓋が開いて精霊が出てくる日」ということで、「釜蓋朔日」(かまぶたついたち) 「釜蓋あき」「釜の口あけ」などと言い、 地獄に閉じこめられている精霊が 蓋の開いた釜の口から飛び出します。 地獄からの道のりは遠く…
「夏越の祓」(なごしのはらえ)とは、 1年の半分に当たる6月30日に、 半年の間に身に溜まった穢れを落とし、 残り半年の息災を祈願する神事です。 神社では 大きな「茅の輪」(ちのわ)を据えて、 参拝者はここを潜って厄除けを行います。 夏越の祓とは? …
6月の第3日曜日は「父の日」です。 令和5(2023)年は6月18日になります。 5月の「母の日」に対して、 こちらは「父親に感謝する日」です。 「父の日」の起源 「父の日」が日本に普及したのは? 父の日に贈る花 実際にもらって嬉しかった「父の日のプレ…
日本では古来より、 「6歳の6月6日にお稽古を始めると 上達しやすい」と言われてきました。 稽古始めの日 6歳の6月6日の由来 世阿弥『風姿花伝』 歌舞伎界に浸透 「指折り説」 「稽古」とは 「稽古照今」(けいこしょうこん) 稽古始めの日 器や舞踊など…
四季があり、天気や気温が変化する日本では、 古来から季節に合わせて 衣類や持ち物を替える作業を行ってきました。 特に夏冬の季節の変わり目に衣類を改めることを「衣替え」と言います。 官庁・学校・企業など、制服を着るところでは 「6月1日」と「10月1…
日本を始め、世界の多くの国々で、 5月の第2日曜日は「母の日」として 知られています。 今年、令和5(2023)年の「母の日」は、 5月14日になります。 「母の日」の起源 もっと昔からあった「母の日」 日本での「母の日」 カーネーション プレゼントする時に気…
4月末から5月の上旬の「ゴールデンウィーク」。 春の行楽シーズン真っ只中となるこの期間は、 夏休み(お盆休み)に次いで、 レジャー、ツアーの需要が高まる季節です。 毎年、何連休となるのか日数は異なりますが、 今年、令和5(2023)年は一体、どうでしょ…
毎年4月22日、多賀大社(たがたいしゃ)では 「古例大祭」、通称「多賀まつり」が 行われます。 多賀大社の年中行事のうちで最も重要な大祭で、 武家や公家などの装束に身を包んだ 氏子ら総勢500人が、 馬を引き連れて神社周辺を練り歩きます。 多賀まつり …
奈良市にある林神社では、毎年4月19日、 日本で初めて饅頭を作ったとされる 菓祖神・林浄因の遺徳を偲ぶと同時に、 菓業界の繁栄を祈願するため 全国の菓子業者が集まり多数の饅頭が献上され、 「まんじゅう祭」が開催されます。 菓祖神・林浄因 林浄因がつ…
毎年4月18日、奈良県桜井市にある 「大神神社」(おおみわじんじゃ)と その摂社である「狭井神社」(さいじんじゃ)では 疫病を祓うお祭り、「鎮花祭」(ちんかさい)が行なわれます。 「鎮花祭」は「はなしずめのまつり」とも言います。 「鎮花祭」始まっ…
4月8日は“お釈迦さまがお生まれになった日”です。 お釈迦さまの誕生日である毎年4月8日の前後には、 宗派に関係なく、 全国の寺院や地域で「花まつり」が行われます。 「花まつり」という呼び名が定着しましたが、 正式名称は「灌仏会」(かんぶつえ)と言い…
4月1日は「エイプリルフール(April Fool)」。 普段は嘘をついてはいけませんが、 この日だけは大手を振って嘘をついてもよい日とされています。 一体、なぜこんな風習が始まったのでしょうか? 最低限のマナーもあるはず。 エイプリルフールとは エイプリ…
令和5(2023)年3月14日、 東京の靖国神社の桜が開花したと発表されました。 今年、全国で初めての「ソメイヨシノ」開花発表となります。 令和2(2020)年や令和3(2021)年と並び、 観測史上最も早い開花だそうです。 平年より10日早く、昨年より6日早い開花発表…
お花見の歴史 花見と田の神信仰 桜(さくら) 日本三大桜 日本三大桜の名所 日本三大夜桜の名所 桜の開花と桜前線 桜の食べ物 桜餅 あんぱん 桜茶 お花見の歴史 「桜」は日本において特別な花木です。 「桜」と言えば「花見」がつきものです。 お花見の起源…
3月16日と11月16日は「十六団子の日」です。 十六団子の日とは 田の神様 十六団子 なぜ「16日」なのか? 十六団子の日とは この日は杵と臼を使って餅つきをし、 餅をつく音で農耕の神様に 山と田を行き来する日であることを 知らせていた日です。 そして出来…
「涅槃会」(ねはんえ)とは、 お釈迦様(釈尊)がお亡くなりになられた 2月15日に行われる法要のことで、 「花まつり」や「成道会」と並ぶ、 仏教の三大行事「三仏忌」(さんぶっき)の ひとつです。 仏教の三大行事「三仏忌」(さんぶっき) 花まつり 成道…
「事八日」(ことようか)は、12月8日と2月8日の年に二回あり、 新たに事を始めたり、事を納めたりする日だとされています。 「事」(こと)とは、「行事」「祭事」「斎事いわいごと 」(神様をお祀りすること)のことを指します。 どちらか一方を「事始め」(ことは…
「お事汁」とは、 2月8日、12月8日の「事八日」(ことようか)に、 無病息災を祈って食べる、野菜たっぷりの味噌汁のことです。 事八日」の日は「物忌みの日」でもあり、 この日は、野良仕事や針仕事などを休んで、 派手な行いは慎んで静かに屋内で過ごし、 …
昔から日本人は道具にも命と魂が宿ると信じ、 その一つ一つを大切にしてきました。 「針供養」(はりくよう)はその心持ちによって生まれた行事で、 折れたり、錆びたり、曲がったりして使えなくなった針に感謝し、 供養することで裁縫の上達を願います。 「…