うまずたゆまず

コツコツと

年中行事

桜の開花と桜前線

令和5(2023)年3月14日、 東京の靖国神社の桜が開花したと発表されました。 今年、全国で初めての「ソメイヨシノ」開花発表となります。 令和2(2020)年や令和3(2021)年と並び、 観測史上最も早い開花だそうです。 平年より10日早く、昨年より6日早い開花発表…

お花見

お花見の歴史 花見と田の神信仰 桜(さくら) 日本三大桜 日本三大桜の名所 日本三大夜桜の名所 桜の開花と桜前線 桜の食べ物 桜餅 あんぱん 桜茶 お花見の歴史 「桜」は日本において特別な花木です。 「桜」と言えば「花見」がつきものです。 お花見の起源…

十六団子の日

3月16日と11月16日は「十六団子の日」です。 十六団子の日とは 田の神様 十六団子 「16」という数字の意味 嘉祥の日 嘉祥頂戴 嘉祥喰(かじょうぐい) 「十六団子の行事」の現在 十六団子の日とは この日は杵と臼を使って餅つきをし、 餅をつく音で 農耕の神…

涅槃会(ねはんえ)

「涅槃会」(ねはんえ)とは、 お釈迦様(釈尊)がお亡くなりになられた 2月15日に行われる法要のことで、 「花まつり」や「成道会」と並ぶ、 仏教の三大行事「三仏忌」(さんぶっき)のひとつです。 仏教の三大行事「三仏忌」(さんぶっき) 花まつり 成道…

事八日(事始め・事納め)

「事八日」(ことようか)は、12月8日と2月8日の年に二回あり、 新たに事を始めたり、事を納めたりする日だとされています。 「事」(こと)とは、「行事」「祭事」「斎事いわいごと 」(神様をお祀りすること)のことを指します。 どちらか一方を「事始め」(ことは…

お事汁(おことじる)

「お事汁」とは、 2月8日、12月8日の「事八日」(ことようか)に、 無病息災を祈って食べる、野菜たっぷりの味噌汁のことです。 事八日」の日は「物忌みの日」でもあり、 この日は、野良仕事や針仕事などを休んで、 派手な行いは慎んで静かに屋内で過ごし、 …

針供養(はりくよう)

昔から日本人は道具にも命と魂が宿ると信じ、 その一つ一つを大切にしてきました。 「針供養」(はりくよう)はその心持ちによって生まれた行事で、 折れたり、錆びたり、曲がったりして使えなくなった針に感謝し、 供養することで裁縫の上達を願います。 「…

事納め(ことおさめ)

「事納め」(ことおさめ) とは、 昔の農家では12月に入ると作業を締め括り、 道具を片付けて、お正月の準備を始める日のことを言います。 一般的には、 12月8日が「事納め」で来年の2月8日が「事始め」ですが、 逆に12月8日が「事始め」で来年の2月8日が…

寒の内(寒中)

「寒の内(寒中)」とは、 二十四節気の寒さがますます厳しくなる 「小寒」の「寒の入り」から 春が始まる「立春」の「寒の明け」までの 「小寒」と「大寒」の期間のことです。 この間の約1ヶ月間が一年で最も寒い季節になります。 令和5(2023)年の「寒の内…

二十日正月(はつかしょうがつ)

「二十日正月はつかしょうがつ 」とは、 正月にお迎えした「歳神様(年神様)」が お帰りになる日と考えられています。 二十日正月(はつかしょうがつ) 骨正月 「刃柄祝い」(はつかいわい) 二十日正月(はつかしょうがつ) 「二十日正月」(はつかしょう…

藪入り(やぶいり)

昔は、「小正月」の1月15日と 「お盆」の7月15日の翌日の16日は、 「藪入り」と言って、 嫁入り先のお嫁さんや、奉公先の丁稚や女中が 実家に帰ることの出来る休みの日でした。 語源 藪入りの由来 いきみたま 藪入りの日 語源 藪の深い田舎に帰るか…

小正月

「小正月」(こしょうがつ)とは、 1月1日を中心とした正月行事「大正月」(おおしょうがつ)に対し、 1月15日に行われる行事のことを言います。 年末の準備から、 元旦、松の内と続いてきた正月を締めくくるための 様々な行事が行われます。 小正月とは 餅…

小正月の習わし

「小正月」は「農の正月」とも言われ、 農耕に結び付いた様々な行事が古くから行われてきました。 主に「豊作祈願」「吉凶占い」「悪霊払い」の3つです。 豊作祈願 十四日年越し 道具の年取り 餅花・繭玉 吉凶占い 粥占い 綱引き 悪霊払い 小豆粥(あずきが…

どんど焼き・左義長

「どんど焼き」とは、 1月15日の「小正月」に行われる 全国的の神社や仏閣の「火祭」のことです。 この火祭り行事の名称は地域により様々です。 「どんど焼き」の他にも、 やや変形した「とんど焼き」「どんどん焼き」、 「左義長」「サイノカミ」「道祖…

鳥追い(とりおい)

「鳥追い」は、 子供達が、 手に手に鳥追い棒と称する棒切れや杓子を持って 打ち鳴らし、 「朝鳥ほいほい、夕鳥ほいほい、 物を食う鳥は、頭割って塩つけて、 佐渡が島へ追うてやれ」 などの歌を歌いながら、田畑などを囃して回るお祭です。 秋の収穫時には…

鏡開き

お正月の間、 歳神様(年神様)の居場所になる「鏡餅」。 そのため、歳神様(年神様)がいらっしゃる 「松の内」の間は飾っておき、 「松の内」を過ぎたら下げて食べ、 歳神様(年神様)をお送りします。 「鏡開き」は、 「松の内」を1月7日までとする地方で…

酒樽の蓋を開く「鏡開き」

1月11日は「鏡開き」です。 一年の健康と発展を祝って、 供えた鏡餅を割って食べる 新年の仕事・行事初めの儀式の一つです。 「鏡」は円満を、「開く」は末広がりを意味します。 酒樽の蓋を開く神事も「鏡開き」と言います。 古くから、酒樽の上蓋は、 丸…

蔵開き

年末に閉じた蔵を新年になって初めて開ける日のことで、 江戸時代には、諸大名家では「米蔵」を、 商家では2日の「初荷」の出入りで「蔵」を開くことで、 それぞれ、新年に吉日を選んで「蔵」を開く儀式を行いました。 ところが20日が三代将軍である徳川家光…

「初顔祝」(はつがおいわい)

「鏡開き」は、本来は1月20日だったそうです。 武家では語呂合わせで、 「刃柄祝」(はつかいわい)と言い、 具足に供えたお餅を食べたと言います。 女性もこの日は鏡台に供えたお餅を食べました。 こちらは「二十日を祝う」にかけて、 「初顔祝」(はつ…

六日年越・七日正月

正月七日を「七日正月」と言います。 そしてその前日を「六日年越し」として祝います。 1日の「大正月」と15日の「小正月」の 半ばに当たる1月7日は、 祭に向けて心身を浄める意味の期間の始まりの日でした。 そのため、正月の六日の夜から七日の朝にか…

暦・歳時記-お正月の行事

お正月 1日 元日 初門出 初詣 初日の出 若火・若火迎え 若水・福茶 初竈(はつかまど)/初炊ぎ(はつかしぎ)/俎始(まないたはじめ) 着衣始(きそはじめ) <人生儀礼> 初正月○ 破魔矢・破魔弓○ 羽子板 年男・年女 厄年○ 厄落とし・厄除け・厄払い○ 重ね正月(一…

お年始とお年賀

正月三が日に、 ご挨拶に伺うことを「お年始」、 その時に贈るものを「お年賀」と言います。 「お年始」は、元々は、 農村部で行なわれて来たお正月の行事に由来します。 当時は「年賀」とも呼ばれ、 分家が本家に集まって、 「歳神様(年神様)」を祀って新年を…

「正月三が日」にやってはいけない6つのタブー

「三が日」とは、 1月1日、2日、3日の3日間のことを言います。 縁起を担いで、 やらない方がいいとされている風習があるのですが ご存知でしょうか? 1.掃除をしてはダメ! お正月には、「年神様」という神様が 福を持って家を訪ねていらっしゃるのに…

書初め(かきぞめ)

書の上達を願い、1月2日に書をしたためる「書初め」。 「書初め」の起源は、 平安時代のの宮中における「吉書の奏」(きっしょのそう)です。 「吉書の奏」(きっしょのそう)とは、 改元・代替わり・年始など、物事が改まった節目に、 天皇に文書を奏上す…

仕事始め

農初め 山初め・初山入り 初舟(船)・舟の乗り初め 初売り・初商い 初荷 江戸時代までは、1年の仕事始めは1月2日でした。 この日は、普段の仕事を形だけ行い、 恵みをもたらす神を祀り、 豊作豊漁や無事安全、技芸の上達などを祈ります。 農村では田畑に…

お正月

本来「正月」は1月の別称です。 1日が 「元日」 3日までを 「三が日」 7日までを 「松の内」 15日(地方によっては20日)の「小正月」 様々なお正月行事が行われます。 1月を「睦月」と呼ぶのも、 正月に一家揃って睦み合う様子を表したもの。 多く…

着衣始(きそはじめ)

新年が明けて、「正月三が日」のうちの吉日に 新しい着物を始めて着ることを 「着衣始」(きそはじめ)と言います。 着物が日常着だった頃は、 お正月用の着物を新調して、新年を迎える習慣があり、 それを「着衣始」(きそはじめ)と言っていました。 因み…

年に5回の「田の神様」の行事

「田の神様」は、「農耕の神」として農民の間で信仰を集めてきました。 日本では古くから米作り農業を基盤として生活を営んできましたので、 全国的に「田の神信仰」が見られます。 昔、人は死ぬと山へ上がるという信仰があり、 最初の1年を喪に服して過ご…

大晦日

一年の最後の日を 「大晦日」(おおみそか)または「大晦」(おおつごもり)と 言います。 「晦」(つごもり)とは、 「月が隠れる日」 すなわち「月隠」(つきごもり)が訛ったもので、 どちらも毎月の末日を指します。 そして12月末日の「晦日」は 「1年の…

除夜の鐘

12月31日の除夜(大晦日の夜)、 深夜0時を挟む時間帯に、 全国のお寺で鳴らされる百八つの鐘を 「除夜の鐘」と言います。 人には百八つの煩悩があると言われ、 その煩悩を祓うために、 除夜の鐘を撞く回数は108回とされています。 また、月の 12…