冬
「春一番」は、 冬から春へ季節が変わる時に初めて吹く、 「立春」を過ぎて最初に吹く、温かく強い南風のことを言います。 春の訪れるを告げてくれる風物詩です。 気象庁では「春一番」の定義を、 「立春」(2/4頃)から「春分」(3/21頃)までの間に、 日本…
「節分」とは雑節の一つで、 各季節の始まりの日の前日のことです。 節分とは 節分の歴史 節分祭 関連記事 節分とは 季節の節目である 「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の前日のことを言い、 年に4回あります。 旧暦では、春から新しい年が始まったため、 「立春」…
豆まきはChina発祥とされ、 それが日本に伝わり、 節分に豆まきを行うようになったとされています。 昔、京都の鞍馬に鬼が出た時、 毘沙門天のお告げによって大豆を鬼の目に投げつけたところ、 鬼を退治できたという話が残っており、 「魔の目(魔目=まめ)…
節分の日に、 その年の恵方を向いて(令和5年は「南南東」) 一本丸ごと食べると縁起がいいとされる太巻きを 「恵方巻き」と言います。 関西を中心にした風習のようです。 はたして、縁起を担ぐにはどうやって食べればよいのでしょうか? 「恵方巻き」のルー…
福豆 福茶 恵方巻 柊鰯(ひいらぎいわし)/焼嗅(やいかがし) 関連記事 福豆 節分にまかれる、邪気払いに効果があるとされている あの煎った大豆のことを「福豆」と言います。 元々、豆には「生命力と魔よけの呪力がある」と考えられており、 これを煎るこ…
節分といえば「鬼」! ということで、「鬼」に注目をしてみました。 「鬼」について 節分で追い払われる鬼 鬼はなぜ寅柄のパンツをはいているの? 鬼の色の違いと意味とは? 赤鬼 青鬼 黄鬼(白鬼) 緑鬼 黒鬼 「鬼」について 「鬼」とは、元々「隠」(おぬ…
2月3日は「節分」です。 節分の食べ物にはいろいろありますが、 「節分そば」もその一つです。 昔は日本全国で食べられていたそうですが、 現在は、長野県を中心に信州地方、島根県を中心に出雲地方で 食べられています。 「節分そば」の由来 「節分そば」の…
節分に食べると縁起の良い10個の食べ物 節分の定番「恵方巻き」 歳の数だけ食べる「大豆」 鬼が苦手な「鰯」 厄を断ち切る「節分蕎麦」 世の中を回したい「麦飯」 「いも汁(とろろ汁)」 温まる「けんちん汁」 体の毒を出す「こんにゃく」 意外な食べ物「鯨…
令和3(2021)年は、 「節分」は例年より1日早い「2月2日」、「立春」が「2月3日」と、 これは124年振り(明治30(1897)年)であったため、 大変話題になりました。 具体的に言えば、 「立春」の瞬間は2月3日23時59分で、あと1分で2月4日でした。 地球が太陽を1…
「寒の内(寒中)」とは、 二十四節気の寒さがますます厳しくなる 「小寒」の「寒の入り」から 春が始まる「立春」の「寒の明け」までの 「小寒」と「大寒」の期間のことです。 この間の約1ヶ月間が一年で最も寒い季節になります。 令和5(2023)年の「寒の内…
「冬の土用」は「立春」の直前の約18日間で、 令和5(2023)年の「冬の土用」は 1月17日(火)~2月3日(金)に当たります。 「春の土用」 4月17日~5月5日 「夏の土用」 7月20日~8月7日 「秋の土用」 10月21日~11月7日 土用の期間は、 土を司る「土公神」(…
「寒卵」は、 寒中(寒の入りから立春までに)鶏が生んだ卵のことです。 ”完全栄養食品”と言われる卵ですが、 「寒卵」は特に滋養豊かだとされているため、 昔から珍重されてきました。 そればかりでなく、風水では 食べると「強運」と「金運」が上がると言…
七十二候もとうとう最後の「鶏始乳」です。 「にわとりはじめてとやにつく」 と読みます。 「乳」と書いて、「とやにつく」と読みます。 「乳す」は「鳥が卵を産む」という意味です。 つまり「鶏始乳」とは、 春の気を感じたニワトリが、 鳥屋に入って卵を産…
「きわみずこおりつめる」と読みます。 大気の冷えがまさに底となるこの時期、 池や沼の水面の氷は、 溶けたり凍ったりを繰り返しながら厚みを増していきます。 その年の最低気温が観測されるのも、この頃が一番多く、 氷点下に達する地域も多く見られます。…
1月5日前後の「小寒」から「立春」の前日「節分」までの 「寒」の期間の水のことを言います。 一年で最も寒いこの時期に汲む水は、 霊力があるとされてきました。 一年で最も寒いこの時期の水は 雑菌が少ないことで知られており、 腐りにくく、いつまでも軟…
「寒仕込み」は、「寒造り」とも呼び、 醤油や味噌、日本酒を 冬場の「寒」と呼ばれる時期に仕込むことを言います。 なぜ、冬場に仕込むのでしょうか? まずは、原料である米が秋に収穫されることと関係しています。 そして、寒い時期だと雑菌が繁殖しにくい…
「大寒」は、二十四節気の第24節目で一年の最後の節気です。 江戸時代に発行された『暦便覧』(こよみびんらん)によると、 「冷ゆることの至りて甚だしきときなれば也」 。 寒さが最も厳しくなる頃という意味です。 冬の季節の最後の節気で、 寒さが更に…
「小寒」から「大寒」に変わることを「寒変わり」と言います。 「冬至」から「小寒」になった時は、 「いよいよ寒の入りだ」と心を引き締めるものですが、 「大寒」になる時にはそれほど意識しないように感じます。 とはいえ、 まだ正月気分が残っていて晴れ…
「ふきのはなさく」 と読みます。 「欸冬華」とは? 蕗の薹(ふきのとう) 蕗の薹の言い伝え 春を告げる爽やかな苦味 ふき味噌 「欸冬華」とは? ふきの花・ふきのとうが地中から顔を出し始める頃。 陽が徐々に増すことで 地中でも 水の流れや生命活動などが…
しじみは一年中出回っていますが、 旬は1~2月と8月です。 夏に獲れるものを 「土用蜆」(どようしじみ)と言います。 産卵を控え、旨味がギュッと詰まった一級品で 別名「腹ぐすり」とも呼ばれ、 江戸時代には、「土用の丑の日」は 「うなぎ」ではなく「…
一年で一番寒いと言われる「大寒」の頃は、 風邪や体の冷えに気を付けたいこの頃ですね。 昔の人は「寒中のお灸は良く効く」と言い、 「寒灸」(かんきゅう、かんやいと)といって、 お灸をすえて養生したそうです。 一茶の句に 「風の子や裸で逃げる寒の灸」…
「きじはじめてなく」と読みます。 雉のオスがメスを求めて鳴き始める頃となりました。 雉のメスは全体的に茶褐色をしていますが、 オスは濃い緑色の体で、長く美麗な羽を持っています。 そして早春の繁殖期になると、ハート型の赤い顔になり、 「ケーン、ケ…
「寒九」とは、小寒から9日目を意味する言葉です。 「寒四郎」と同様に、天候でその年の収穫を占っていました。 「寒の入り」から4日目の「寒四郎」の日は、 晴れていればその年は「豊作」、 雨や雪など悪天候 であれば「凶作」になると言われています。 …
「しみずあたたかをふくむ」 と読みます。 地中で凍っていた泉の氷が溶け始め、 水が少しずつ動き出す頃です。 寒さの厳しい「小寒」で、 空気は冷たく、地上のあらゆるものが凍りつき寒々しいけど、 目に見えない大地の下では 陽気が生じ、春に向けて少しず…
「寒四郎」(かんしろう)とは、 「寒の入り」から4日目のことで、 今年、令和5(2023)年の「寒四郎」は、 1月9日(月)になります。 寒さが最も厳しい時期に注意を促すためか、 麦づくりの厄日とされます。 この日の天候でその年の収穫を占う習わしがあり、 …
よく知られた昔の和歌に 「せり なずな ごぎょう はこべら ほとけのざ すずな すずしろ 春の七草」という歌があります。 「人日の節句」(1月7日)の朝には、 7種の野菜が入った「七草粥」を食べると邪気を払い万病を除くと、 古くから言い伝えられてきた…
日本には古来より、 年の初めに雪の間から芽を出した若菜を摘み、 自然界から新しい生命力をいただく 「若菜摘み」という風習がありました。 明日よりは 春菜採まむと 標めしのに 昨日も今日も 雪はふりつつ 山部赤人 「若菜摘み」の様子は「古今和歌集」に…
「小寒」は、一年で最も寒さが厳しくなる時期の始まりを 意味しています。 江戸時代に発行された「暦便覧」には、 「冬至より一陽起こる故に陰気に逆らふ故、益々冷える也」 と記されています。 この一説にあるように ますます冷え込む時期であり、これから…
「せりすなわちさかう」と読みます。 芹が盛んに茂る頃となりました。 冷たい水辺で育つ芹は、 空気が澄み切るように冷えるこの時期に、 “競り合う”ように良く育ち、 1月から4月にかけて旬を迎えます。 「春の七草」の一つとしてもお馴染みの「芹」は、 昔…
お正月 1日 元日 初門出 初詣 初日の出 若火・若火迎え 若水・福茶 初竈(はつかまど)/初炊ぎ(はつかしぎ)/俎始(まないたはじめ) 着衣始(きそはじめ) <人生儀礼> 初正月○ 破魔矢・破魔弓○ 羽子板 年男・年女 厄年○ 厄落とし・厄除け・厄払い○ 重ね正月(一…