冬
「米」同様、古より日本人の生活の中で 重要な役割を担ってきた「麦」には、 様々な季語があります。 麦の栽培暦 初冬の季語 麦蒔(むぎまき) 麦の芽(むぎのめ) 春の季語 麦踏(むぎふみ) 青麦(あおむぎ) 初夏の季語 麦の花 麦の穂 麦秋・麦の秋(ばく…
1年の終わりに近くなると、街のあちこちで 「カン! カン! 」と寒柝 (かんたく) を打ち鳴らし、 「火の用心、マッチ一本火事のもと」と 声掛けをしながら夜廻りをする姿を 見掛けるようになります。 ♬ 戸締り用心 火の用心 「火事」は冬の季語 火の番(ひのば…
春先に使うイメージが強い「三寒四温」ですが 元々は冬の季語です。 最新の天気予報 三寒四温(さんかんしおん) 三寒四温の由来 寒暖差に要注意! 寒暖差とは 寒暖差が与える体への影響 「寒暖差疲労」対策 気圧変動にも注意! 気圧変動で自律神経が乱れる …
「春一番」(はるいちばん)とは 「春一番」の影響 「春一番」の由来 「春一番」という言葉が定着する過程 2/15「春一番名付けの日」 気象庁による「春一番」の定義 「春一番」(はるいちばん)とは 「春一番」(はるいちばん)は、 「立春」後、初めて吹く …
冬、北西からの強い寒風が吹いて 柵や竹垣に当たって、 ヒューヒューと笛のような音を立てることを 「虎落笛」(もがりぶえ)と言います。 虎落笛(もがりぶえ)とは 「ヒューヒュー」という音の正体 エオルス音 ヘルムホルツ共鳴 カルマン渦 「虎落」は「虎…
猫は、冬になると炬燵(こたつ)の上など 暖かいところにじっとしていることが 多いですね。 そもそも猫は、 アフリカやインドなどの熱帯に棲む野生種を 飼い馴らしたものですから、 一般的に、寒いのが苦手です。 そのため、寒さに悴(かじか)んで縮こまる …
2月21日も西高東低の冬型が続き、 上空には強烈な寒波が居座る影響で、 日本海側では断続的に雪が降る一方で、 太平洋側は寒い冬晴れで乾燥する日は まだまだ続きそうですので、 火の元には引き続き注意が必要です。 ポイント ☃ 強烈寒波居座る ☃ 日本海側は…
冬型の気圧配置が強まると、 太平洋側の地方には 冷たい冬の季節風が吹きつけ、 空気が乾燥します。 火災が生じやすくなっている際に、 火災に対する注意を呼びかけるために 気象庁により「乾燥注意報」が発表されます。 乾燥注意報 乾燥注意報とは なぜ冬は…
冬になると空気が乾燥してくるため、 皮膚に潤いがなくなり、 手指や手のひら、唇、踵などが カサカサになることを 「寒荒」(かんあれ)と言います。 ガサガサとささくれが出来たり、 皮膚に亀裂が入りひび割れたようになります。 悪化すると痛みや出血を伴…
颪(おろし) 「木枯らし」が平野で吹きすさぶ一方、 各地の名峰からは 「颪」(おろし)とか「空っ風」(からっかぜ)呼ばれる 山や丘から(主に太平洋側の)平地に 強い風が吹き降りてきます。 シベリアから日本海を渡ってきた冷たい北風は、 まず日本海側の地…
www.youtube.com 「えんぶり」は、例年2月17日から20日、 青森県八戸市周辺で行われている 豊作を祈る田植えの踊りの行事です。 「えんぶり」について えんぶりの起源 えんぶりの語源 えんぶりの歴史 えんぶりの特徴 「えんぶり」の行事日程 「えんぶり」に…
「みちのく五大雪まつり」とは、 北東北の冬を代表する 5つの雪まつりの総称です。 ❄「八戸えんぶり」 ❄「弘前城雪燈籠まつり」 ❄「いわて雪まつり」 ❄「なまはげ柴灯まつり」 ❄「かまくら(横手の雪まつり)」 八戸えんぶり青森県八戸市 青森県の八戸地方を代…
東北地方や北陸地方の積雪の多い地域の 冬の風物詩「かまくら」は、 子供達の雪遊びのように思われていますが、 元々は「小正月」の伝統行事です。 「かまくら」とは 起源 「かまくら」の語源 全国のかまくら祭り 秋田県横手市横手の雪まつり「かまくら」 秋…
www.youtube.com 「西大寺会陽」(さいだいじえよう) は、 「裸祭り」という呼び名もある通り、 約1万人の締め込み姿の男達が 2本の「宝木」(しんぎ) を奪い合う奇祭として 全国的に知られています。 500年以上の歴史があるこのお祭りは、 国の重要無形民俗文…
流氷まつり 氷瀑・氷柱のお祭り 北海道・層雲峡温泉「銀河・流星の滝」 北海道・支笏湖 青森県・十和田市「奥入瀬渓流」 山形県・酒田市「玉簾の滝」 山形県山形市蔵王温泉「蔵王樹氷まつり」 茨城県・大子町「袋田の滝」(ふくろだのたき) 栃木県・奥日光…
北海道東部のオホーツク海沿岸では、 1月中旬から3月下旬頃、 北の方から押し寄せて来る 「流氷」を見ることが出来ます。 日本で唯一、北海道でしか体験出来ない 冬の風物詩です。 流氷(りゅうひょう) 冬の北海道風物詩「流氷」 「流氷」が見れる地域と「…
寒い時期だからこそ見られる 冬の絶景があります。 霜(しも) 冬はつとめて フロストフラワー 霧氷(むひょう) 樹霜(じゅそう) 樹氷(じゅひょう) 日本三大樹氷山形と宮城をまたぐ「蔵王」 日本三大樹氷青森「八甲田山」 日本三大樹氷秋田「森吉山」(…
「なまはげ柴灯まつり」(なまはげせどまつり) は、 2月第2金曜日から日曜日に、 秋田県男鹿市で神事「柴灯祭」(せどまつり) と 民俗行事「なまはげ」を組み合わせた 幻想的かつ勇壮な冬まつりです。 なまはげ柴灯まつり 今年で62回目のお祭り 男鹿のなまはげ…
例年2月、桜の名所として有名な弘前公園では 北東北の冬を代表する 「みちのく五大雪まつり」の一つとされる 「弘前城雪燈籠まつり」が開催されます。 「弘前城雪燈籠まつり」は、 昭和52(1977)年に 長く辛い北国の冬を楽しく美しく演出しようと 市民の手作…
海苔は「運草」(うんぐさ)とも呼ばれ、 縁起物として扱われてきました。 かつては海苔の生産が不安定だったため 海苔が手に入るのは運が良いことだった からです。 そんな海苔の採取や乾燥は 冬から春にかけての仕事です。 「海苔の日」 寒海苔(かんのり…
東京北区の「王子稲荷神社」では、 2月の「午」の日に 江戸時代から続く名物行事「凧市」が開催され、 「火防凧」を求める参詣者で賑わいます。 王子稲荷神社の「凧市」 王子稲荷神社 凧市 「火防の凧」(ひぶせのたこ) 明暦の大火 江戸最大の火事 振袖火事 …
「節分」の日には、その年の「恵方」を向いて (令和7年は「西南西やや西」) 「恵方巻き」と呼ばれる太巻きを一本丸ごと 食べることが縁起が良いと言われます。 「恵方巻」の由来・ルーツ 「恵方巻」の由来・ルーツについては、 様々な説があります。 最も…
まだまだ寒い日は続いておりますが、 明日からは「立春」です。 そこで、冬の終わりを意味する言葉を 集めてみました。 冬終る(ふゆおわる) 冬尽く(ふゆつく) 冬果つ(ふゆはつ) 冬の限り(ふゆのかぎり) 冬の名残り(ふゆのなごり) 冬惜しむ(ふゆお…
「節分」とは雑節の一つで、 各季節の始まりの日の前日のことです。 節分とは 節分の歴史 節分詣(せつぶんもうで) 節分とは 季節の節目である 「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の前日 のことを言い、年に4回あります。 旧暦では、春から新しい年が始まったため、 …
地球が太陽を1周する時間(1太陽年)が ピッタリ365日ではないために、 ズレるのは当たり前と言えば当たり前ですが、 私達は何となく、 「節分は」2月3日、「立春」は2月4日と 思い込んでいます。 ところが令和3(2021)年は、 「節分」は例年より1日早い「2月…
節分の豆まきは、元々は、大晦日の夜に 宮中で行われた、疫鬼を追い払う 「追儺」(ついな)という儀式でした。 「なやらい」「鬼やらい」とも言いました。 古代Chinaから伝えられ、 日本では陰陽道の行事として伝えられ、 文武天皇の慶雲3(706)年に、 諸国…
豆まきはChina発祥とされ、それが日本に伝わり 「節分」に豆まきが行われるようになったと 言われています。 昔、京都の鞍馬の山奥に住んでいた鬼神が 都を荒らそうとしました。 人々は鬼神を退治するために、 毘沙門天のお告げに従い、豆を炒って、 鬼の目…
「節分」に、「柊」の小枝の先に 焼いた「鰯」の頭を刺した 「柊鰯」(ひいらぎいわし)を 家の軒先に挿す風習があります。 柊鰯(ひいらぎいわし)とは 一部地域でのみの風習 「柊鰯」以外の呼び名 「柊鰯」を飾るタイミング 飾る時の注意点 「柊鰯」の起源 …
福豆 節分に「鬼は外!福は内!」とまかれ、 邪気払いに効果があるとされる あの煎った大豆のことを「福豆」と言います。 元々、この「福豆」には 「生命力と魔よけの呪力がある」と 考えられており、これを煎ることで 「魔(ま)の目(め)を射る」とか 「…
節分といえば「鬼」! ということで、「鬼」に注目をしてみました。 「鬼」について 節分で追い払われる鬼 鬼はなぜ「寅柄」のパンツを履いているのか? 鬼の色の違いと意味とは? 赤鬼 青鬼 黄鬼(白鬼) 緑鬼 黒鬼 「鬼」について 「鬼」とは、元々、 「隠…