うまずたゆまず

コツコツと

1月23日は「八甲田山の日」

1月23日は「八甲田山の日」です。 1月23日は、明治35(1902)年1月に起きた 近代の登山史における 世界最大級の山岳遭難事故 「八甲田雪中行軍遭難事件」の (はっこうだせっちゅうこうぐんそうなんじけん) 遭難初日の日付です。 日清戦争後、日本陸軍にとっ…

1月22日はカレーの日

カレーの日 日本のカレーの歴史 カレーの最高の友「福神漬」 カレーの日 1月22日は、「カレーの日」です。 日付は昭和57(1982)年1月22日に 「全国学校栄養士協議会」が 学校給食週間の前に、子供達に好まれていた 全国の学校給食メニューとして 「カレー」の…

寒餅(かんもち)

昔から、「寒中の水」は 清浄で腐りにくいと言われ、 「寒の水」を汲んで保管しておいたり、 この水を使って「寒餅」を搗いたり、 味噌・醤油・酒などの「寒仕込み」をして 長期保存食を作ってきました。 「寒餅」(かんもち)とは、 寒さが最も厳しいとされる …

寒変わり

「小寒」から「大寒」に変わることを 「寒変わり」と言います。 「冬至」から「小寒」になった時は、 「いよいよ寒の入りだ」と 心を引き締めるものですが、 「大寒」になる時には それほど意識しないように感じます。 とはいえ、まだ正月気分が残っていて …

二十四節気「大寒」

「大寒」は、二十四節気の第24節目で 一年の最後の節気です。 『暦便覧』(こよみびんらん) 「大寒」(だいかん) 寒前(かんまえ) 寒の入り(かんのいり) 寒変わり(かんがわり) 寒の内かんのうち、寒中かんちゅう 寒明け(かんあけ) 七十二侯 初候「欵…

七十二候「欸冬華」

「ふきのはなさく」 と読みます。 「欸冬華」とは? 蕗の薹(ふきのとう) 蕗の薹の言い伝え 春を告げる爽やかな苦味 「ふき味噌」の作り方 「欸冬華」とは? 凍てついた地面から 蕗の花が咲き始める頃です。 地面には雪が積もり、 強い寒さが襲ってくる時期で…

寒卵(かんたまご)

「寒卵」は、 「寒中」(寒の入りから立春までの間)に 鶏が生んだ卵のことです。 ”完全栄養食品”と言われる卵ですが、 「寒卵」は、他の季節に産んだ卵と比べて 特に滋養に富み、保存も利くとされたことから、 昔から珍重されてきました。 そればかりでなく…

寒仕込み(かんじこみ)

「寒仕込み」は、「寒造り」とも呼び、 醤油や味噌、日本酒を冬場の「寒」と呼ばれる 時期に仕込むことを言います。 なぜ、冬場に仕込むのでしょうか? まずは、原料である米が秋に収穫されることと 関係しています。 そして、寒い時期だと 雑菌が繁殖しにく…

寒稽古(かんげいこ)

「寒」の時季は、 寒くて動くのが億劫になりがちですが、 昔から、この厳しい寒さを跳ね返し、 心身を鍛練しようという習わしがあります。 寒稽古(かんげいこ)とは 寒中水泳(かんちゅうすいえい) 寒相撲、寒取り、相撲寒取 芸道 寒復習(かんざらい) 寒…

寒行(かんぎょう)

「寒中」(寒の内)の約30日の間に、 寒苦(かんく)に耐えて行う修行を行うことです。 寒行(かんぎょう) 寒行托鉢(かんぎょうたくはつ) 寒念仏(かんねぶつ) 寒施行(かんせぎょう) 寒参(かんまいり) 裸参り(はだかまいり) 寒詣(かんもうで) 寒…

冬の土用

「冬の土用」は「立春」の直前の約18日間で、 令和6(2024)年の「冬の土用」は 1月18日(木)~2月3日(土)に当たります。 寒さの厳しい時期であることから、 「寒土用」(かんどよう)とも言います。 「冬の土用」 1月18日 ~ 2月3日 「春の土用」 4月16日 …

七十二候「雉始雊」

「きじはじめてなく」 と読みます。 雉のオスがメスを求めて 鳴き始める頃となりました。 雉のメスは全体的に茶褐色をしていますが、 オスは濃い緑色の体で、 長く美麗な羽を持っています。 そして早春の繁殖期になると、 ハート型の赤い顔になり、 「ケーン、…

寒夕焼(かんゆうやけ)

単に「夕焼」と言えば「夏」の季語ですが、 夕焼自体は四季を通して見られるため、 春に見られるものは「春の夕焼」、 秋に見られるものは「秋の夕焼」、 冬に見られるものは「冬の夕焼」(ふゆゆうやけ) というように呼び分けます。 「冬の夕焼」(ふゆゆうや…

寒蜆(かんしじみ)

しじみは一年中出回っていますが、 旬は1から2月と8月です。 夏に獲れるものを 「土用蜆」(どようしじみ)と言います。 産卵を控え、旨味がギュッと詰まった一級品で、 別名「腹ぐすり」とも呼ばれ、 江戸時代には、「土用の丑の日」は 「うなぎ」ではな…

寒釣(かんづり)

河川や湖沼の深みに潜んでいる 「寒鯉」(かんごい)「寒諸子」(かんもろこ) 「寒鮒」(かんぶな)「寒鮠」(かんばや)などを 釣ることを「寒釣」(かんづり)と言います。 寒鯉(かんごい) 寒諸子(かんもろこ) 寒鮒(かんぶな) 寒馴れ(かんなれ) …

寒九(かんく)

「寒九」(かんく)とは 「寒九の雨」(かんくのあめ) 「寒九の水」 <関連事項> 「寒九」(かんく)とは 「寒九」(かんく)とは、 「小寒」から9日目を意味する言葉です。 「寒四郎」と同様に、 天候でその年の収穫を占っていました。 「寒の入り」から…

寒鰤(かんぶり)

寒鰤(かんぶり) 鰤(ぶり) 「鰤起こし」(ぶりおこし) 「冬の雷」(ふゆのらい) 雪起こし 鰤起こし(ぶりおこし) 寒鰤の産地 鰤網(ぶりあみ) ひみ寒ぶり(富山県・氷見漁港) 佐渡の寒ブリ(新潟県・佐渡島) 天然能登寒ぶり(石川県・能登半島) 若狭…

七十二候「水泉動」

「しみずあたたかをふくむ」 と読みます。 地中で凍っていた泉の氷が溶け始め、 水が少しずつ動き出す頃です。 寒さの厳しい「小寒」で、空気は冷たく、 地上のあらゆるものが凍りつき 寒々しいのですが、 目に見えない大地の下では陽気が生じ、 春に向けて少…

寒四郎(かんしろう)

「寒四郎」(かんしろう)とは、 「寒の入り」から4日目のことで、 今年、令和6(2024)年の「寒四郎」は、 1月9日[火曜日]になります。 寒さが最も厳しい時期に注意を促すためか、 「麦づくり」の厄日とされます。 この日の天候で その年の収穫を占う習わ…

寒固(かんがため)

江戸時代には、「寒の入り」に 堅いものを食べる習わしがありました。 これを「寒固」(かんがため)と言います。 江戸時代の文化3(1806)年に発行された 歳時記『改正月令博物筌』 (かいせいげつれいはくぶつせん)には、 「寒の入りにあづきを喰へば、 寒…

寒の内(寒中)

「寒の内(寒中)」とは、 二十四節気の寒さがますます厳しくなる 「小寒」の「寒の入り」から 春が始まる「立春」の「寒の明け」までの 「小寒」と「大寒」の期間のことです。 この間の約1ヶ月間が一年で最も寒い季節に なります。 令和6(2024)年の「寒の内…

二十四節気「小寒」

令和6(2024)年1月6日から二十四節気は 「小寒」になります。 いよいよ一年で最も寒さが厳しくなる時期が 始まります。 『暦便覧』(こよみびんらん) 「小寒」(しょうかん) 人日の節句 成人の日 十日えびす 鏡開き 小正月 冬の土用 七十二候 初侯「芹乃栄…

七十二候「芹乃栄」

「せりすなわちさかう」 と読みます。 芹が盛んに茂る頃となりました。 冷たい水辺で育つ芹は、 空気が澄み切るように冷えるこの時期に、 “競り合う”ように良く育ち、 1月から4月にかけて旬を迎えます。 「春の七草」の一つとしてもお馴染みの 「芹」は、昔…

御降り(おさがり)、富正月(とみしょうがつ)

元日、または正月三が日の間に降る 雨や雪のことを「御降り」(おさがり)とか 「富正月」(とみしょうがつ)と言います。 「御降り」を「おさがり」と読むのは、 「降る」(ふる)という語が「古」(ふる)に繋がる他、 「雨」が涙や泣くことを連想させるため、 …

七十二候「雪下出麦」

「ゆきわたりてむぎのびる」 と読みます。 降り積もった雪の下で、 秋に種を蒔いた麦の芽が顔を出す頃です。 「麦」は、小麦・大麦・ライ麦・燕麦の総称で、 いずれも中央アジアを中心とした 乾燥気候の土地を原産地とする イネ科草本です。 世界で最も多く栽培さ…

暦・歳時記-お正月の行事

お正月 1日 元日 初門出 初詣 初日の出 若火・若火迎え 若水・福茶 初竈(はつかまど)/初炊ぎ(はつかしぎ)/俎始(まないたはじめ) 着衣始(きそはじめ) <人生儀礼> 初正月○ 破魔矢・破魔弓○ 羽子板 年男・年女 厄年○ 厄落とし・厄除け・厄払い○ 重ね正月(一…

七十二候「麋角解」

「さわしかのつのおつる」 と読みます。 オス鹿の角が落ちる頃となりました。 メスの鹿は角が生えませんが、 オスの鹿は一年に一度、 角が根元から自然にポロっと取れて、 春にはまた新しい角が生え始めます。 「麋」(さわしか・び)とは、 「なれしか」という大…

冬至梅(とうじばい/とうじうめ)

冬至の頃にはもう咲き出す。 「冬至梅」(とうじばい、とうじうめ)とは、 山野に自生する野梅(やばい)の園芸種です。 開花期が12月中旬~2月中旬と早く、 「冬至」の頃に咲くのが名前の由来です。 お正月用の梅として使用されています。 枝が細く、鉢植え…

二十四節気「冬至」

令和5(2023)年の「冬至」は12月22日です。 北半球では、一年の間で昼が最も短く、 夜が最も長くなる日になります。 『暦便覧』(こよみびんらん) 「冬至」とは 短日(たんじつ) 寒影(かんえい) 一陽来復 冬至粥(小豆粥) 冬至南瓜 柚子湯 七十二候 初侯…

二十四節気「冬至」は「一陽来復の日」

「冬至」は太陽の力が復活する日です。 そのため、冬至は別名、「一陽来復」の日と 言われています。 「一陽来復」(いちようらいふく)とは、 「良くないことが続いた後、 物事がようやく良い方向に向かう」という 意味です。 太陽を神と見なし、あらゆる生…