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三寒四温(さんかんしおん)・・・体調に注意!

 

春先に使うイメージが強い「三寒四温」ですが
元々は冬の季語です。
 
 

最新の天気予報

2025/03/3の
ウェザーニュース」によると、
前線が南下で北から徐々に寒気が流れ込み、
今日3日11時の気温を見ると、ほぼ全国的に
春本番の陽気だった昨日より
10℃以上も気温が下がった地点が
多くなっています。
 
前線が更に南下して、更に気温が下がり、
真冬の最も寒い時期を下回るような
非常に厳しい寒さとなる予想です。
体調を崩さないようにご注意下さい。
お互いに気を付けましょう。

weathernews.jp

 

三寒四温(さんかんしおん)

 
冬の終わりから春にかけて、
寒い日が三日ほど続くと、
その後四日間くらいは暖かい日が続くことを
「三寒四温」(さんかんしおん)と言います。
三寒四温
冬期に3日間くらい寒い日が続き、
次の4日間くらい暖かく、
これが繰り返されること。
中国北部、朝鮮半島などに顕著な現象。
 
なお「三寒四温」は、気象庁が発表する
報道発表資料や予報解説資料などに用いる
解説用語ですが、予報用語ではありません。
 
寒暖を繰り返し春の足音を感じさせる言葉で、
春先に使われることが多いようですが
実は冬の季語です。
 

三寒四温の由来

 
元々は、朝鮮やChina東北方面の
「天気俚諺」(てんきりげん) に由来します。
 「天気俚諺」(てんきりげん) とは、
 天気や天候・気候についての、
 昔からの言い伝え。
 
冬に勢力を増す「シベリア高気圧」の勢力は
一週間くらいの周期で強まったり弱まったりを繰り返しそれにより、
天気が悪くなる現象が起きるのです。
それで、
「冬は寒い日が三日、暖かい日が四日続き、
 寒い時は晴れ、暖かい時は天気が悪くなる」
と言い伝えられ、
「三寒四温」という言葉が生まれたようです。
 

 
しかし日本では、冬にこういった現象は
ほとんど見られません。
むしろ早春の方が起こりやすい現象です。
 
日本では早春になると、
低気圧と高気圧が交互にやって来て、
低気圧が通過し
寒気が流れ込んで寒くなった後、
今度は高気圧に覆われて暖かくなり、
周期的な気温の変化を繰り返すことが
多くなります。
 
このため日本では
寒暖の変化がはっきりと現れる春先に
この言葉が使われるようになったと
考えられます。
 

寒暖差に要注意!

冬の終わりから春先は、
「三寒四温」によって
短期間で気温の変化が大きくなるため、
特に体調管理が難しい時期です。
 
寒暖差とは
昼夜や季節による気温の差のことです。
一日の中での最高気温と最低気温の差、
前日との気温差、
室内外での気温差などが含まれます。
 
寒暖差によって
体が影響を受ける気温差の目安は
7℃以上と言われています。
 
寒暖差が与える体への影響
寒暖差が発生すると、体が適応するために
体内の温度調整を行います。
自律神経が過剰に働いて
体調不良を引き起こすことがあります。
この状態を「寒暖差疲労」と言います。
 
「寒暖差疲労」の症状としては、
疲労感、倦怠感、だるさ、首肩こり、冷え、
皮膚のかゆみ、めまい、気分の落ち込みなどが
挙げられます。
鼻水やくしゃみなどのアレルギー症状が
出ることもあります。
 
「寒暖差疲労」対策
 
1. 規則正しい生活を送る
決まった時間に食事や睡眠をとって
規則正しい生活を心掛けると
ストレスを溜め過ぎずに
自律神経を整えることが出来ます。
 
2. 腸の調子を整える
脳と腸は様々な情報交換を行っています。
腸の調子が整うと、お腹の調子は勿論、
自律神経が整い、心身のバランスも整います。
 
3. 体温調節のできる服装を選ぶ
寒暖差の大きい時期は、
重ね着など、脱ぎ着や体温調整がしやすい
服装がおススメです。
 
4. しっかり入浴
お風呂入って全身を温めると、
一日の冷えがリセットされます。
重要な神経が多く集まる首まで浸かると、
自律神経を整えることが出来ます。
 
5. 適度な運動やストレッチ
適度な運動をすると、代謝が上がり、
体温も上がりやすくなります。
特に首のストレッチがおススメです。
 

気圧変動にも注意!

気圧変動で自律神経が乱れる
 
低気圧と高気圧が頻繁に入れ替わり、
気圧が下がったり上がったりすると、
人間はその気圧の変化を
どこで感じ取っているかというと、
耳の奥にある、三半規管や前庭など
体のバランスを保つ気管が集まっている
「内耳」(ないじ) という器官になります。
 
 
内耳はセンサーのような役割をしていて、
脳の中枢にある自律神経に
気圧の変化などの情報を伝えます。
 
すると気圧が下がると
体の外からの圧力が減り、血管が膨張します。
自律神経がキチンと機能していると、
交感神経が働いてその分、
血管を収縮させます。
気圧が上がっている時は逆で、
副交感神経が働いて血管を膨張させます。
 
ところが、現代のストレス社会の中で、
この交感神経と副交感神経の切り替えが
上手くいかない人が増えています。
自律神経が乱れると
交感神経が興奮状態になり、
それにより自律神経はストレス反応を起こし、
抑うつやめまいの悪化、心拍数の増加、
血圧の上昇、慢性痛の悪化などの様々な症状が
現れるのです。
 
気圧の変動に耐えられる体づくり
 
1. 朝食を食べる
 
朝食は、寝ている間に下がった体温を上げ、
自律神経を整えるのに大きな役割を果たすため欠かさないようにしましょう。
 
特に「ビタミンB1」が有効です。
豚肉、赤身肉、全粒穀物、ナッツ、大豆、
カリフラワー、ほうれん草などです。
 
2. 耳ストレッチ
 
「内耳」が大きく関係しているため、
耳の周囲の血流を良くすることで
体調不良の予防が期待出来ます。
 1. 両方の耳たぶを軽く横に引っ張り、
  5~10秒位したら離す×2回
 2. 両方の耳たぶを前後斜めに回す×3回
1日3セット行ってみましょう。
 
 
3. 首ストレッチ
 
頭痛や肩こり、ストレートネックからの
症状改善の効果が期待出来ます。
 1. タオルを後頭部から耳の下にかけて、
  両端を持ちます。
  上を向いた状態で両端を持って
  両腕をぐっと斜め上に挙げて
  引っ張ります。
  頭は後ろに重心をかけ、
  タオルと押し合うようにして
  30秒キープ。
 
 2. 次は少し下を向いて、
  両腕は斜め下に引っ張り、
  タオルと押し合うように
  頭は持ち上げるように力を入れ、
  30秒キープ。