童謡・唱歌
唱歌や童謡が、 音楽教科書から外される理由のひとつに 社会や世相が変わってしまったために、 「時代に合わなくなった」 「明治や大正の時代に書かれた歌詞が 現代の子供達には理解出来なくなった」 というのがあります。 その代表例が唱歌『村の鍛冶屋』で…
♪ 秋の夕日に 照る山もみじ~ が歌い出しの『紅葉」(もみじ) は、 明治44(1911)年に『尋常小学唱歌(二)』で 発表された「尋常小学唱歌」です。 世代を越えて親しまれ、平成18(2006)年には 「日本の歌百選」にも選定されています。 尋常小学唱歌 尋常小学読…
「夜半の秋」(よわのあき)とは、 とっぷりと更けた秋の夜のことを言います。 「夜半」 「よわ」?「やはん」? 気象用語としての「夜半」(やはん) 日本の文学作品の中で使われる「夜半」(よわ) 夜半の春・夏・秋・冬 <夜半の春> よわのはる <夜半の…
秋は「夕焼け」が一番きれいな季節ですね。 キレイな「夕焼け」を眺めていると 何だか早く家に帰りたくなるから不思議です。 全国の市町村では、「夕焼けチャイム」に 童謡の『夕焼け小焼け』のメロディーが 使われていて、外で遊んでいても、 その音が鳴る…
「あれ松虫が鳴いている」 から始まる唱歌『虫のこえ』は、 明治43(1910)年に出版された 『尋常小学読本唱歌』に掲載された 文部省唱歌です。 明治、大正、昭和、平成の時代を越えて、 100年以上経った現在も今も歌い継がれている 愛唱歌です。 どんな歌? …
「秋の月」は、「中秋の名月」を中心に 陰暦7月15日の「盆の月」から、 陰暦9月13日の「十三夜」まで、 ほぼ二カ月に渡って目で楽しむものです。 「秋の月」 お月見 「中秋」と「仲秋」 瀧廉太郎・作詞作曲『月(秋の月)』 秋の月・早見表 「秋の月」 俳句…
www.youtube.com 五節句「七夕」(たなばた) を代表する 唱歌の『たなばたさま』は、昭和16(1941)年に 国民学校教科書『うたのほん 下』に 初掲載されてから70年以上経った今でも 歌い継がれています。 『たなばたさま』の歌詞 「たなばたさま」の誕生 『たな…
www.youtube.com 『夏は来ぬ』(なつはきぬ)は、 明治29(1896)年に発表された 初夏を彩る風物を歌った童謡唱歌です。 唱歌『夏は来ぬ』 1番の歌詞 卯の花(うのはな) 時鳥(ほととぎす) 2番の歌詞 五月雨(さみだれ) 早乙女(さおとめ) 玉苗(たまなえ…
www.youtube.com 「八十八夜」(はちじゅうはちや) と言えば、 「茶摘み」というイメージがありますが、 これが定着したのは、文部省唱歌『茶つみ』がきっかけと言われています。 雑節「八十八夜」(はちじゅうはちや) 唱歌『茶摘み』 『茶摘み』の手遊び歌…
www.youtube.com 日本人なら、乳児から高齢者まで 誰もが知っている『ちょうちょう(蝶々)』。 この昔から愛されてきた春の歌は、 明治時代に日本で最初に作られた 「唱歌」のひとつで、今なお日本の子供達の 音楽の扉になっています。 唱歌『蝶々(ちょうちょ…
『紀元節』(きげんせつ)は、 明治21(1888)年2月に制定された唱歌で、 宮内庁御歌所長であった 歌人・高崎正風 (たかさきまさかぜ) が詞を書き、 東京音楽学校創始者として知られる 伊沢修二 (いざわしゅうじ) が曲をつけました。 「紀元節」(きげんせつ)…