うまずたゆまず

コツコツと

天文

冬の夜空(ふゆのよぞら)

冬の太平洋岸は青天が多く、 空気が乾燥し気温も低いため、 夜空も冴え冴えと空気が澄んで、 星や月も澄んで一段と輝きを増し、 美しく見えます。 寒さを表す冬の言葉 寒し 冷たし 冴ゆ 冬の月 寒月(かんげつ) 寒三日月(かんみかづき) 冬の星(ふゆのほ…

冬温し(ふゆぬくし)

数年に1度の 非常強い寒気が流れ込んでいる影響により、 日本海側ばかりでなく、太平洋岸も 雨だけでなく、雪が降ったりしています。 このような冷え込む日が続いているので、 昨日や今日のように晴れて日ざしが差し、 ポカポカと暖かい日が訪れると、 ホッ…

寒晴(かんばれ)

小春日和(こはるびより) 冬晴れ(ふゆばれ) 寒晴(かんばれ) 「雪晴」(ゆきばれ) 小春日和(こはるびより) 「小春」は旧暦10月の異称で、 現在の11月から12月上旬の頃に当たります。 晩秋から初冬の「小春」の時期には、 しばしば春のように暖かく穏…

寒九(かんく)

「寒九」(かんく)とは 「寒九の雨」(かんくのあめ) 「寒九の水」 <関連事項> 「寒九」(かんく)とは 「寒九」(かんく)とは、 「小寒」から9日目を意味する言葉です。 令和7年(2025)は1月13日になります。 「寒九」の日も、「寒四郎」と同様に、 天…

「寒気」と「寒波」("かんき" と "かんぱ")

冬になると、天気予報やニュースに 「寒気」(かんき) や「寒波」(かんぱ) という 言葉が頻繁に出てきます。 1月9日と10日は強烈に寒い「寒波襲来」 「寒気」と「寒波」 気象用語の「寒気」と「寒波」 【気象用語】「寒気」とは 気象用語の「寒波」とは 「寒…

冬将軍(ふゆしょうぐん)

二十四節気「大寒」を迎え、 天気予報では「冬将軍」という言葉が 聞かれるようになりました。 冬将軍とは? シベリア気団 なぜ「冬将軍」と呼ばれるようになったのか? ナポレオンを襲った「冬将軍」 冬将軍とは? 「冬将軍」とは、「シベリア気団」、 もし…

冬の雷(ふゆのらい)

冬の雷(ふゆのらい) 「冬の雷」(ふゆのらい)とは 「冬の雷(冬季雷)」が発生する仕組み 「冬の雷(冬季雷)」の発生地域 「冬の雷(冬季雷)」は1970年代以降になってから注目 「冬の雷(冬季雷)」の特徴 寒雷(かんらい) 雪起し(ゆきおこし) 鰤起…

寒波と「JPCZ」の強雪帯で大雪のおそれって、どういうこと?

冬になると、日本海側を中心に 大雪に見舞われることが多々ありますが、 大雪災害をもたらす現象のひとつに 「JPCZ (日本海寒帯気団収束帯/ Japan-sea Polar airmass Convergence Zone)」があります。 冬型の気圧配置 西高東低の気圧配置 なぜ西高東低になる…

寒四郎(かんしろう)

「寒四郎」(かんしろう)とは、 「寒の入り」から4日目のことで、 今年、令和7(2025)年の「寒四郎」は、 1月8日[水曜日]になります。 この日は「麦作」の豊凶を占う日とされており 晴れなら「豊作」、雨や雪なら「凶作」と されました。 その日の天候で …

御降り(おさがり)、富正月(とみしょうがつ)

元日、または正月三が日の間に降る 雨や雪のことを「御降り」(おさがり)とか 「富正月」(とみしょうがつ)と言います。 「御降り」を「おさがり」と読むのは、 「降る」(ふる)という語が「古」(ふる)に繋がる他、 「雨」が涙や泣くことを連想させるため、 …

鬼洗い(おにあらい)

大晦日に降る雨を 「鬼洗い」(おにあらい)と言います。 語源は「鬼やらい」とも呼ばれる 「追儺」(ついな)という宮中の年中行事に 由来するとの説もあります。 かつて宮中では、「大晦日」(旧暦12月30日)に 現在の「節分」の元ともなった 「追儺」(つい…

乾燥注意報

冬型の気圧配置が強まると、 太平洋側の地方には 冷たい冬の季節風が吹きつけ、 空気が乾燥します。 火災が生じやすくなっている際に、 火災に対する注意を呼びかけるために 気象庁により「乾燥注意報」が発表されます。 乾燥注意報 乾燥注意報とは なぜ冬は…

颪(おろし)・空っ風

颪(おろし) 「木枯らし」が平野で吹きすさぶ一方、 各地の名峰からは 「颪」(おろし)とか「空っ風」(からっかぜ)呼ばれる 山や丘から(主に太平洋側の)平地に 強い風が吹き降りてきます。 シベリアから日本海を渡ってきた冷たい北風は、 まず日本海側の地…

冬の風(ふゆのかぜ)

古来日本人は、風に微妙な違いを感じ取り、 それぞれ名前をつけてきました。 日本各地には、それぞれの土地独自の 風の名前も多く存在しているそうで、 その数は何と2000種類を超えているのだ そうです。 そのうち、「冬の風」(ふゆのかぜ) の名前を いくつ…

寒気(かんき)

冬になると天気予報やニュースに 頻繁に出てくるのが、「寒波」(かんぱ)や 「寒気」(かんき)という言葉です。 寒気(かんき) 寒波(かんぱ) 寒冷(かんれい) 寒きびし(かんきびし) 寒苦(かんく) 寒威(かんい) しばれ 寒気(かんき) 周りの空気…

虎落笛(もがりぶえ)

冬、北西からの強い寒風が吹いて 柵や竹垣に当たって、 ヒューヒューと笛のような音を立てることを 「虎落笛」(もがりぶえ)と言います。 虎落笛(もがりぶえ)とは 「ヒューヒュー」という音の正体 エオルス音 ヘルムホルツ共鳴 カルマン渦 「虎落」は「虎…

七十二候「朔風払葉」(きたかぜこのはをはらう)

「きたかぜこのはをはらう」 と読みます。 冷たい北風が木の葉を散らす頃となりました。 「朔風」とは、「北風」のことです。 「朔」という字は、元々「はじめ」とか 「元へ帰る」という意味でしたが、 十二支を方角に当てると、 「子」(ね) の方角は「北」とな…

凩・木枯らし(こがらし)

令和6年の「木枯らし1号発表」 凩(こがらし) 木枯らし1号 令和6年の「木枯らし1号発表」 気象庁は、11月7日に、 「東京地方で木枯らし1号」が吹いたと 発表しました。 また同日、大阪管区気象台でも、 「近畿地方で木枯らし1号」が吹いたと 発表しました。…

七十二候「虹蔵不見」(にじかくれてみえず)

「にじかくれてみえず」 と読みます。 「虹蔵不見」は、冬の日差しが弱まって、 虹が見られなくなる頃という意味です。 「虹蔵不見」の「蔵」には、 「物をしまっておく建物」という 意味が転じて、 「隠して表に現わさない」「潜む」という 意味があります。 …

冬めく

「立冬」を十日余りも過ぎると、 昼間は温かくても、 日が落ちるとグンと冷え込み、 炬燵 (こたつ) が恋しくなるほどの 寒さになる日も出てきますね。 www.linderabell.com 秋も終わり、「木枯し」が吹いて、 木の葉が舞い、紅葉が散って降り積もり、 周辺の…

小春日(こはるび)・小春日和(こはるびより)

「小春日」(こはるび)とか 「小春日和」(こはるびより)とは、 晩秋から初冬の時季の、春を思わせるような 暖くて穏やかな天気のことを言います。 「小春」(こはる) 「小春」とは 「小春」のつく季語 雪囲・雪吊 大根干す、干菜吊る 「小春」の由来 海外…

七十二候「地始凍」(ちはじめてこおる)

「ちはじめてこおる」 と読みます。 冬の冷気の中で、大地が凍り始める頃です。 朝には霜が降りたり、水溜りには氷が張ったり、 場所によっては「霜柱」(しもばしら)が 立つようになります。 舗装された場所が多くなったため、 見る機会が少なくなりましたが…

秋寒(あきさむ)

晩秋になるにつれ、 「露」が「霜」になるかと思われる程に 寒さを覚えるようになります。 冬の寒さとはまた違う、 どこか心細く寂しい肌寒さです。 秋の寒さを表現する言葉には、 色々なものがあります。 秋寒(あきさむ) 肌寒(はださむ) 薄寒(うそさむ…

七十二候「霎時施」(こさめときどきふる)

「こさめときどきふる」 と読みます。 パラパラと雨が降っては止み、 一雨毎に気温が下がってゆく頃です。 明治時代の『略本暦』では、 「霎」を「こさめ」と読ませていますが、 江戸時代の『宝暦暦』(ほうりゃくれき)などでは、 「しぐれ」となっています。 …

秋の雨

秋と言えば「秋晴れ」を連想しますが、 実は雨の多い季節でもあります。 秋の長雨(あきのながさめ) 秋雨(あきさめ、しゅうう) 秋霖(しゅうりん) すすき梅雨(すすきつゆ) 秋湿り(あきしめり) 秋黴雨(あきついり) 通草腐らし(あけびくさらし) 鷹…

時雨(しぐれ)

晩秋から冬にかけて降る、 急にパラパラと降ってしばらくすると止む、 一時的に降ったり止んだする雨のことを 「時雨」(しぐれ)と言います。 時雨(しぐれ) 時雨(しぐれ)の別名 時知る雨(ときしるあめ) 運び雨(はこびあめ) 入液(にゅうえき) 液雨…

二十四節気「霜降」(そうこう)

「霜降」(そうこう)は、 太陽の高さを基準にした二十四節気のうち、 秋の最後の節気です。 令和6(2024)年は10月23日から11月6日です。 『暦便覧』(こよみびんらん) 「霜降」(そうこう)とは 霜が降りる⁈ 放射冷却 霜注意報 行く秋(ゆくあき) 紅葉狩り…

「秋晴れ」を表す季語

秋も深まり、10月中旬〜11月頃になると 大陸からの「移動性高気圧」と「低気圧」が 交互に日本に訪れるため、 三日程の周期で天気が変わります。 「低気圧」がもたらす雨は、 大気中の塵を洗い流すように落すので、 入れ替わりにやって来る「高気圧」の下で…

秋の空(あきのそら)

「秋の空」と言うと、 「澄んだ青空」のイメージがありますが、 日本列島の上空を流れる偏西風に乗って、 低気圧や高気圧が 通過していくことが多くなるため、 数日晴れたら雨が降り、 また晴れる日が来た後に 雨の降る日が来るというように、 天気が変わり…

天高く馬肥える秋

昔から「天高く馬肥える秋」と言われるように、 秋は空が青く、高い日が多くなります。 「天高く馬肥ゆる秋」は時候の挨拶として、 「寒露」の時期に、手紙などを出す際に、 使われています。 「天高く馬肥ゆる秋」とは 「秋高く塞馬肥ゆ」 秋の空はあんなに…