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太平洋側に、はたして雪は降るのか?

2月21日も西高東低の冬型が続き、
上空には強烈な寒波が居座る影響で、
日本海側では断続的に雪が降る一方で、
太平洋側は寒い冬晴れで乾燥する日は
まだまだ続きそうですので、
火の元には引き続き注意が必要です。
 
 
ポイント
  ☃ 強烈寒波居座る
  ☃ 日本海側は大雪続く
  ☃ 太平洋側は寒い冬晴れ
  ☃ 火の元注意
 
 
また太平洋側でも積雪や路面の凍結による
交通への影響に注意が必要です。
・・・はたして、雪は降るでしょうか?

news.yahoo.co.jp

 
地球の気温は、
「暖かい時期 (間氷期)」と「寒い時期 (氷期)」を
周期的に繰り返されてきました。
 
時代毎の寒暖をざっくりと言うと、
縄文時代は暖かく、弥生時代には寒くなり、
平安時代にはまた温暖になり、
江戸時代は「小氷期」(しょうひょうき) と呼ばれる
寒冷の気象でした。
安永2(1773)年、安永3(1774)年、
文化9(1812)年の冬には隅田川も氷結し、
雪もよく振ったそうです。
 
「雪見」は江戸の人々の冬の楽しみでした。
江戸の「雪見の名所」は各所にあったようです。
 
『江戸名所花暦』(1827) によると、
忍が岡しのぶがおか (現在は上野公園)・東叡山寛永寺とうえいざんかんえいじ
 
『東都歳事記』(1838) によると上記の他、
隅田川堤 (現在は墨堤通り)・
真崎まっさき (隅田川の東岸の堤で桜の名所)・
不忍池・湯嶋台・神田社池・
御茶の水土手・日暮里諏訪社辺・道灌山・
飛鳥山・目白不動境内・牛天神社地
赤坂溜池などが挙げられています。
 
赤坂溜池
赤坂にあった溜池は、慶長11(1606)年、
山王の麓に造成した人工湖でした。
東は虎の門・新橋・汐留、西は赤坂御門まで
続いた広々とした大沼だったそうです。
神田上水や玉川上水がまだ敷設されていなかった頃は、この池の水を上水として供給していました。
承応年間 (1652-1655) から埋め立てが始まり、
明治8~9(1875-1876)年頃から水を落として
干潟とするなどの工事が進みました。
工事は明治43(1910)年に終了して、
溜池は細流をとどめるだけとなりました。