- 流氷まつり
- 氷瀑・氷柱のお祭り
- 北海道・層雲峡温泉「銀河・流星の滝」
- 北海道・支笏湖
- 青森県・十和田市「奥入瀬渓流」
- 山形県・酒田市「玉簾の滝」
- 山形県山形市蔵王温泉「蔵王樹氷まつり」
- 茨城県・大子町「袋田の滝」(ふくろだのたき)
- 栃木県・奥日光「華厳滝」(けごんのたき)
- 栃木県・日光「雲竜渓谷」(うんりゅうけいこく)
- 埼玉・秩父路三大氷柱「三十槌の氷柱」
- 埼玉・秩父路三大氷柱「尾ノ内氷柱」(おのうちつらら)
- 埼玉・秩父路三大氷柱「あしがくぼの氷柱」
- 東京都・檜原村「払沢の滝」(ほっさわのたき)
- 山梨県・山中湖村西湖(さいこ)
- 長野県・松本市「善五郎の滝」(ぜんごろうのたき)
- 岐阜県・高山市「平湯大滝」(ひらゆおおたき)
- 愛知県・豊田市湧水広場の氷瀑
- 奈良県・御杖村三峰山(みうねやま)
- 兵庫県・三木市「黒滝」(くろたき)
- 岡山県鏡野町恩原高原(おんばらこうげん)
- 熊本県・阿蘇市「古閑の滝」(こがのたき)
流氷まつり
【北海道】
♦ 令和7(2025)年2月8日(土)、9日(日)
♦ 令和7(2025)年2月8日(土)~11日(火・祝)
氷瀑・氷柱のお祭り
「氷瀑」icefall
「氷瀑」(ひょうばく) は、
英語では「icefall (アイスフォール) 」と言って、
滝から落ちる水が氷結して創られる
自然芸術です。
気温が氷点下になる地域でよく見られます。
家の軒先に出来る
「氷柱」(つらら) と似た現象ですが、
「氷柱」が比較的小さな氷結なのに対して、
「氷瀑」は滝が丸ごと凍って出来るため、
「氷柱」よりも迫力があります。
北海道・層雲峡温泉
「銀河・流星の滝」
「層雲峡」(そううんきょう) は
北海道上川町の大雪山北麓にある
石狩川上流の峡谷で、約24㎞に渡り
断崖絶壁が続いています。
この崖にはいくつかの滝がありますが、
中でも最も美しいが2つあり、
一つは、120mの高さから
白糸のような穏やかに流れる
「女滝」と呼ばれる「銀河の滝」で、
もう一つは、高さ90mの力強い流れから
「男滝」と呼ばれる「流星の滝」です。
別名「夫婦滝」とも呼ばれます。
冬の寒さが厳しい「層雲峡」では、
例年12月頃になると銀河の滝が氷結し、
ダイナミックな「氷瀑」が見られるように
なります。
♦ 2025年1月25日(土)〜3月9日 (日)
北海道・支笏湖
「氷濤」(ひょうとう) とは、
湖の波しぶきで作った氷柱のことです。
北海道千歳市にある「支笏湖」は
国内有数の透明度を誇ります。
その「支笏湖」の水を
スプリンクラーで吹き付け凍らせて作った
大小様々な「氷濤」のオブジェの祭典
「氷濤まつり」が
毎年1月末から開催されています。
昼は「支笏湖ブルー」と呼ばれる
ナチュラルブルーに輝き、
夜は色とりどりのライトに照らされて、
幻想的な世界を演出します。
青森県・十和田市
「奥入瀬渓流」
青森県・十和田湖から流れる
十和田八幡平国立公園内にあり、
特別保護地区に指定されている
「奥入瀬渓流」(おいらせけいりゅう) では、
冬の時期は大迫力の「氷瀑」や「氷柱」が
見られます。
奥入瀬渓流の氷瀑や氷柱を鑑賞する
バスツアー「奥入瀬渓流氷瀑ツアー」が
例年開催されています。
山形県・酒田市「玉簾の滝」
幅5m・落差63mに渡り、
絶壁から豪快に流れ落ちる
「玉簾の滝」(たますだれのたき) は、
約1200年前に弘法大師が神のお告げにより
発見・命名したと伝わる
パワースポットとしても知られる名所です。
「玉簾の滝」は、例年では一月中旬より凍り、
氷瀑を見ることも出来ます。
山形県山形市蔵王温泉
「蔵王樹氷まつり」
毎年、樹氷の見頃に合わせて
「蔵王樹氷まつり」が開催されています。
ライトアップは、ナイトクルーザー号に
乗車すれば、間近で体験することも出来ます。
茨城県・大子町
「袋田の滝」(ふくろだのたき)
日本三名瀑の1つで、
その昔、西行法師がこの地を訪れた際、
「この滝は四季に一度ずつ来てみなければ
真の風趣は味わえない」と絶賛したと伝わる
「袋田の滝」(ふくろだのたき) では
厳しい寒さが続くと、高さ120m、幅73mの
巨大な滝全体が真っ白に凍結した
「氷瀑」(ひょうばく) を見ることが出来ます。
凍結は日が昇るにつれて溶けてしまうため、
「氷瀑」を見るなら気温の低い朝方が
おススメだそうです。
なお、凍結状況を随時HPで紹介しているので、
出掛ける際は参考にしてみて下さい。
栃木県・奥日光
「華厳滝」(けごんのたき)
約97mの高さから豪快に水を落とす
日本三名瀑の1つ「華厳滝」(けごんのたき) は、
エレベーターで約100m下の観瀑台へ行き、
絶好の位置から「氷瀑」を眺めることが
出来ます。
「華厳の滝」自体は凍結せず落水しますが、
「華厳の滝」の周りにある「十二滝」は
例年1月下旬~2月上旬にかけて凍結するので、
「氷瀑」の雰囲気を味わうことが出来ます。
栃木県・日光
「雲竜渓谷」(うんりゅうけいこく)
日光連山の中でも代表的な渓谷
「雲竜渓谷」(うんりゅうけいこく) は、
厳冬期には「氷の神殿」 「氷の回廊」と呼ばれる
幅100mの氷壁や高さ10m以上の氷柱群などの
絶景を見ることが出来ます。
渓谷の上流にある幾筋もの滝が氷結し、
様々な形の「氷瀑」も出来、
そこでアイスクライミングを楽しむ人を
見ることが出来ます。
埼玉・秩父路三大氷柱
「三十槌の氷柱」
奥秩父の冬の名所
「三十槌の氷柱」(みそつちのつらら) は、
人の手を加えず、岩清水が凍って出来た
天然の氷柱を楽しめます。
寒さが厳しくなっていくこれから、
徐々にその姿を現していきます。
同地域には「中津川出合の氷壁」もあり、
高さ50m以上の天然氷壁が見られます。
埼玉・秩父路三大氷柱
「尾ノ内氷柱」(おのうちつらら)
小鹿野町河原沢の「尾ノ内氷柱」 (おのうちつらら) は
秩父百名山のひとつ両神山を源流とした
「尾ノ内沢」から500mもパイプを引いて
人工的に作った氷柱です。
その規模は周囲約250m、高さ60mにも及び、
今や小鹿野を代表する冬の観光スポットとなりました。
埼玉・秩父路三大氷柱
「あしがくぼの氷柱」
横瀬町芦ヶ久保の幅200m、高さ30mに及ぶ
「あしがくぼの氷柱」は、
平成26(2014)年から横瀬町の観光スポットに
新たに加わり、連日賑わっています。
夜間には、ライトアップをして、
昼間とは違う幻想的な空間に包まれます。
♦ 2025年1月9日(木)-2月24日(月・祝)
東京都・檜原村
「払沢の滝」(ほっさわのたき)
「日本の滝百選」に選ばれている
名瀑「払沢の滝」(ほっさわのたき) は
東京都心からは車で約1時間30分で行ける
「氷瀑」を楽しめる希少なスポットです。
例年12~2月には「払沢の滝冬まつり」が
行われています。
♦ 2025年12月〜3月
山梨県・山中湖村
西湖(さいこ)
「西湖野鳥の森公園」には、
高さ約10mにもなる大自然が育んだ芸術
「樹氷」のオブジェが展示されます。
夜にはライトアップされ、
より幻想的な景色を楽しむことが出来ます。
長野県・松本市
「善五郎の滝」(ぜんごろうのたき)
長野県・乗鞍高原にある
落差22m・幅8m程の水量豊かな滝
「善五郎の滝」(ぜんごろうのたき) の
「氷瀑」の光景はまさに圧巻です。
また「氷瀑」のシーズン真っ只中であれば、
「氷瀑」の真下まで行くことが可能となるので、
迫力ある「氷瀑」を堪能することが出来ます。
駐車場から滝見台までは雪道なので、
冬用の装備や雪道も歩ける
スノートレッキングシューズがあると
安心です。
なおスノートレッキングシューズは、
乗鞍高原観光案内所でもレンタル出来ます。
岐阜県・高山市
「平湯大滝」(ひらゆおおたき)
(岐阜県 高山市)
「飛騨三大瀑布」及び「日本の滝百選」にも
選ばれている高さ64m、幅6mの「平湯大滝」。
その豪快な滝の流れは、厳冬の訪れとともに
巨大な「氷瀑」へと姿を変えていきます。
また夜間には青や緑の光でライトアップされ、
昼間とは違った幻想的な景色を見ることが
出来ます。
愛知県・豊田市
湧水広場の氷瀑
なんと、地主である松井さん一家が、
私有地を利用して作り上げた「氷瀑」です。
気温が下がる12月頃から櫓 (やぐら) を組んで、
霧状に水をかけて創作するそうです。
1月上旬から2月下旬にはライトアップも
行うそうです。
奈良県・御杖村
三峰山(みうねやま)
「日本三百名山」の1つ
「三峰山」(みうねやま)では山頂付近では、
1月から3月にかけての厳冬期に、
空気中の水分が木々の枝に付着して凍り付く
氷の華「霧氷」(むひょう) を見ることが
出来ます。
毎年1月から2月には
麓にある「みつえ青少年旅行村」で
「霧氷まつり」が開催されます。
♦ 2025年1月18日(土)~2月16日(日)
兵庫県・三木市
「黒滝」(くろたき)
「三木のナイアガラ」とも呼ばれる
「黒滝」(くろたき) は、
高さ約4m、幅約30mの滝が簾状に落ちる
美しい姿が有名な「氷瀑」スポットです。
但し、毎年必ず氷結する訳ではないので、
確認してから訪れましょう。
岡山県鏡野町
恩原高原(おんばらこうげん)
鳥取県境に近い鏡野町の恩原湖では
氷が張った湖面に
渦巻き状の模様が浮かび上がる
珍しい自然現象「氷紋」を見ることが
出来ます。
♦ 開催期間:2025年2月1日(土)
熊本県・阿蘇市
「古閑の滝」(こがのたき)
落差約80mの「男滝」と、
約100mの「女滝」の2つに分かれる夫婦滝の
「古閑の滝」(こがのたき) は、
例年1~2月頃に阿蘇谷から吹く冷風により、
水しぶきまでもが凍って、
まるで氷の羽のような形の迫力ある
「氷瀑」が出来上がり、
冬の阿蘇の観光名所となっています。
更に照明によるライトアップにより、
幻想的で美しい景色が現れます。
また春先には氷が割れて落ちる音が響き渡って
「阿蘇に春を告げる音」としても知られて
います。