うまずたゆまず

コツコツと

二日灸

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「二日灸」は、
旧暦の「2月2日」と「8月2日」にお灸を据えると、
通常の何倍も効果があり、
無病息災で暮らせるとされる日のことです。
令和5(2023)年は「2月21日」、「9月16日」が
その日に当たります。
 
「病気や災難に遭わずに無病息災でその年を暮らせる」、
「長寿になる」などとも言われています。
 

 
なぜ二月と八月なのでしょうか?
 
旧暦の2月2日は新暦の大体三月中頃に当たります。
冬から春への季節の変わり目で体調を崩しやすく、
地方ではそろそろ田植えなどの農作業が始まり
忙しくなる時期です。
 
一方、旧暦8月2日は
新暦の8月後半から9月前半に当たり、
農作業では収穫の時期なので、
やはり忙しくなる時期です。
 
このような時期に体の調子を整えるため、
習慣としてお灸をすえると良いと考えられたのではと
言われています。
 
江戸時代の儒学者・貝原益軒もその著書『養生訓』の中で、
脾胃(胃腸)が弱く、食が滞りやすい人は
毎年二月八月に灸をするとよい
と記しています。
 
最近では、火を使わないお灸や煙の出ないお灸などもあります。
今年はお灸にチャレンジしてみるのもいいのではないでしょうか。
 

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