秋
伊勢神宮では、毎年10月15日から25日まで、 収穫に感謝し、新穀を神様に捧げる 「神嘗祭」(かんなめさい)が 伊勢神宮の両正宮(しょうぐう)、 別宮、摂社、末社、所管社に至る 全ての御社125社において行われます。 「神嘗祭」とは 概要 「神嘗祭」の日 …
いよいよ実りの季節です。 一般的に稲の収穫時期は9月〜10月頃で、 この頃に「稲刈り」をする地域が多いようです。 この時期には、 その年の稲が無事に収穫されたことを祝い、 来年も豊作であることを祈願する 「秋祭り」なども各地で行われます。 実ほど頭を…
「きくのはなひらく」 と読みます。 菊の花が咲き始める頃となりました。 旧暦9月9日(令和5年10月23日)の 「重陽の節句」を迎え、菊で長寿を祈願しました。 www.linderabell.com 「桜」が日本の「春」を代表する花 であるのに対し、 「菊」は日本の「秋」を象徴…
日本の国土は、 森林が約66%を占め、 そのうちの約50%が「天然木」、 40%が杉や檜などの「人工林」、 残りは「竹林」などだそうです。 「竹」には独特の四季があります。 「竹」は、春には筍(たけのこ)を育てるため、 親竹はその勢いを弱めて 秋のよう…
『暦便覧』(こよみびんらん) 寒露とは 秋晴(あきばれ) 天高く馬肥ゆる秋 秋澄む 水澄む 七十二候 初候「鴻雁来」(こうがんきたる) 次候「菊花開」(きくのはなひらく) 末候「蟋蟀在戸」(きりぎりすとにあり) 『暦便覧』(こよみびんらん) 「草木に…
「鴻雁来」(こうがんきたる)とは、 暖かい南へと下っていくツバメと入れ違いに、 雁が北から渡ってくる頃という意味です。 「鴻雁」とは、渡り鳥の「ガン」のことで、 「鴻」は「ひしくい」と読み、大型のガンの ことを言います。 「雁」は小型のガンを指し…
九月九日の「重陽の節句」は、 平安貴族の宮中行事であり、 江戸時代には「五節句」に制定されて、 盛大に行われていたようですが、 明治以降は次第に忘れ去られてしまいました。 ただ今でも、地方によっては 「御九日」(おくにち)と呼ばれて、 収穫を感謝…
「みずはじめてかる」 と読みます。 この「みずかれる」は、川の水とかが 涸れることを言っているのではありません。 「田の水がなくなり、 色づいた稲穂が頭を垂れる頃」とか、 「稲穂根づく田から水が減り、 収穫の時期になった」ということを 意味していま…
「衣替え」(ころもがえ)とは、 季節の推移に応じて衣服を替えることです。 現在は、学校や企業などの制服を 6月1日から「夏服」、 10月1日から「冬服」に改めるのが 一般的とされています。 衣替えの由来 秋の衣替えは「18℃」が目安!秋の衣替え前線予報 …
日本人は、「十五夜」の満月は勿論のこと、 欠けていく月も細やかに愛でました。 虧月(きげつ) 欠けていく月 十六夜(いざよい) 立待月(たちまちづき) 居待月(いまちづき) 臥待月(ふしまちづき) 更待月(ふけまちづき) 二十三夜月(にじゅうさんや…
宵の間に見られる月。 「宵」(よい)とは、 日が暮れて間もない頃の時間帯を指すため、 夕方に現れて夜には沈んでしまう月のことを 言います。 同様の意味の言葉に 「夕月」というのがありますが、 「宵月」という場合は 特に旧暦の8月2日から7日頃の月を指…
旧暦の八月十五日の今日は「十五夜」です。 日本では古来より、「お月見」と言って、 団子や薄(すすき)を供えて、月を愛でる風習が あります。 「お月見」 「お月見」の由来 「三月見」(「十五夜」「十三夜」「十日夜」) 月待ち(つきまち) 「お月見」…
本日、令和5(2023)年は9月29日は「十五夜」。美しい月を眺めるお月見の日です。 十五夜とは 中秋の名月? 仲秋の名月? 仲秋の名月 中秋の名月 十五夜は満月とは限らない? 閏月の月見 月見どろぼう 月を飲む 「十五夜」の別名 三五夜(さんごや) 名月(め…
「秋の月」は、「中秋の名月」を中心に 陰暦7月15日の「盆の月」から、 陰暦9月13日の「十三夜」まで、 ほぼ二カ月に渡って目で楽しむものです。 「秋の月」 お月見 「中秋」と「仲秋」 瀧廉太郎作詞作曲『月(秋の月)』 秋の月・早見表 「秋の月」 俳句歳…
月の影の模様が「ウサギ」に見えることから、 古くから「月ではウサギが餅を搗いている」と いう伝承があります。 月とウサギ 月とウサギの伝説 餅つき 月の模様 月の模様の正体は? 月とウサギ 「満月」の時、月を見ていると、 月の表面には何か模様がある…
「初月」(はつづき)とは、 陰暦でその月の初め、2~6日頃に出る月です。 夕方に見え始め、日没後すぐに沈みます。 「十五夜」を待つ心から、 特に陰暦八月初めの月を言います。 まだ極めて細いのですが、 その後の満ちゆく月への期待を込めて 愛でます。 …
江戸時代、「新月」も間近の 陰暦の正月と七月の二十六日夜半に、 月の出るのを待って拝む 「二十六夜待」(にじゅうろくやまち)という行事が 江戸を中心に盛んに行われ、 一般に「六夜待」(ろくやまち)と称しました。 なお、本来は正月と七月でしたが、 …
「小望月」(こもちづき)とは、 旧暦八月十四日の 「満月」の前夜の月のことを言います。 「十四夜月」(じゅうしやづき)とも言う。 満月のことを「望月」(もちづき)と言いますが、 その望月(満月)にあと少しで満ちることから、 「小望月」(こもちづき)…
「むしかくれてとをとざす」 と読みます。 「蟄虫坏戸」とは? 「蟄」「坏」「戸」には、 それぞれ次のような意味があります。 ・「蟄」:隠れる・冬ごもりをする ・「坏」:塞ぐ・閉ざす・埋める ・「戸」:片開きの扉 ということから、「蟄虫坏戸」は、 春から…
『暦便覧』(こよみびんらん) 「秋分」(しゅうぶん)とは 暑さ寒さも彼岸まで 彼岸 秋の七草 新・秋の七草 色々な秋 七十二候 『暦便覧』(こよみびんらん) 「陰陽の中分となれば也」 暑い日は減り、代わりに冷気を感ずる日が 増えてきました。 昼と夜の長…
「秋分の日」は、「国民の祝日」のひとつで、 「祖先をうやまい、亡くなった人々をしのぶ」日です。 法律上の定義 日付 <令和5(2023)年の秋のお彼岸> 秋の大型連休『シルバーウィーク』日程 令和5(2023)年の「シルバーウィーク」 「国民の祝日」に定められ…
「かみなりすなわちこえをおさむ」 と読みます。 夏の間に鳴り響いた雷が鳴らなくなる頃。 「春分」の末侯「雷乃発声」と対になっていて、 「春分」の頃から鳴り始めて夏の間鳴り響いた 雷が声を収めるようになります。 ところで「雷」は夏の季語なのですが、 …
「つばめさる」と読みます。 春先にやってきたツバメが子育てを終え、 越冬のために南へ旅立つ頃となりました。 ツバメは夏の風物詩です。 夏の間に家の軒下に巣を作って子を産み育て 気温が低下してエサが少なくなると、 南へ移動し始めます。 陰暦8月は「燕…
「秋の七草」と言えば、萩・尾花・ 葛・撫子・女郎花・藤袴・桔梗です。 www.linderabell.com 昭和10(1935)年に、毎日新聞社の前身の 「東京日々新聞社」(とうきょうにちにちしんぶん)が「秋の七草」とは別に 「新・秋の七草」を選ぼうという試みがなされ、 …
「秋の七草」と言えば、 「萩」(ハギ)・「尾花」(オバナ=ススキ)・ 「葛」(クズ)・「撫子」(ナデシコ)・ 「女郎花」(オミナエシ)・「藤袴」(フジバカマ)・ 「桔梗」(キキョウ)です 。 「秋の七草」は、『万葉集』に収録されている 奈良時代の歌人、山上憶良(やま…
「せきれいなく」と読みます。 「鶺鴒が鳴き始める頃」という意味です。 セキレイは、スズメ目セキレイ科の鳥の 総称です。 「チチッチチッ」と 鈴のように高い声を放ちながら、 秋の空を爽やかに飛んでいくセキレイは、 細いくちばしと長い尾が特徴の、 細っ…
「二百二十日」(にひゃくはつか)は 雑節のひとつで、 「立春」を起算日として220日目に当たり、 毎年9月11日頃が「二百二十日」になります。 令和5(2023)年は9月11日になります。 「二百二十日」とは 「二百二十日」は「雑節」です。 「二百二十日」も台風…
日本酒には、季節によって 「新酒」「夏酒」「冷卸」(ひやおろし)など、 それぞれの楽しみ方があります。 そして9月には、この時期だけ楽しめる 「冷卸」(ひやおろし)が出回ります。 冷卸(ひやおろし) 冷卸(ひやおろし)とは 語源 「冷卸」の解禁日 「…
9月9日は、五節句の一つ 「重陽の節句」です。 「重陽の節句」は「菊の節句」とも呼ばれ、 菊の花を飾ったり、 菊の花びらを浮かべた「菊酒」を飲んだりして、 無病息災や長寿を願います。 重陽の節句とは 菊の節句 栗の節句 くんち 後の雛 その他 重陽の節句…
「重陽の節句」は、別名「菊の節句」とも言い、 菊を眺める宴「観菊の宴」を催したり、 菊の花びらを浮かべた「菊酒」を飲んだりして、 不老長寿を願いました。 観菊の宴 菊の着せ綿(被綿・きせわた) 菊酒 和菓子、菊料理 菊湯 菊枕 菊合わせ 菊人形 十日の…