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寒四郎(かんしろう)

「寒四郎」(かんしろう)とは、
「寒の入り」から4日目のことで、
今年、令和6(2024)年の「寒四郎」は、
1月9日[火曜日]になります。
 
寒さが最も厳しい時期に注意を促すためか、
「麦づくり」の厄日とされます。
 
 
この日の天候で
その年の収穫を占う習わしがあり、
彼岸太郎ひがんたろう八専次郎はっせんじろう土用三郎どようさぶろう寒四郎かんしろう
と言って、
彼岸の一日目、八専の二日目、土用の三日目、
そして「寒四郎」(かんしろう)のこの日に
晴れるとその年は「豊作」
雨や雪なら「凶作」とされました。
 
 

寒太郎(かんたろう)

一部の地域では、「寒の入り」である
「小寒」のことを擬人化して、
「寒太郎」(かんたろう)と呼びます。
 
「輩行」とは「一族のうち同世代の者」という意味で、通常は兄弟のことを言う。輩行名は「輩行」のうちの
男の子の兄弟の長幼の序列(=出生順)を表した
太郎(一郎)、次郎(二郎)、三郎・・・
といった名前のことを
「輩行名」(はいこうめい)と言います。
嵯峨天皇が第一皇子以下に対して
太郎、次郎、三郎といった
幼名を授けたことに由来するそうです。
 
そこから転じて「寒の季節の初日」を
「寒太郎」(かんたろう)と呼ぶようになった
ようです。
 
 
因みに童謡の『北風小僧の寒太郎』は、
『みんなのうた』の楽曲としては
最も再放送が多い曲『北風小僧の寒太郎』は、
昭和49(1974)年12月に堺正章さんの歌で
登場しました。
当初は、東京都の実写風景をバックに
アニメの寒太郎を合成していましたが、
昭和52(1977)年頃からは全編アニメとなり、
堺正章さん、北島三郎さんなどが歌ったものが
放映され続けています。
また、小学校の音楽の教科書にも
何度か掲載されました。
 

寒九(かんく)

更に「寒の入り」から9日目は
「寒九」(かんく)と言います。
「寒九」は「寒四郎」とは逆で、
雨が降るとそれは「恵みの雨」と考えられて、
「豊作」になると言われています。
 

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