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商売繁盛を願う「十日えびす」

「十日えびす」とは、
「漁業の神」「商売繁盛の神」「五穀豊穣の神」
として有名な「七福神」の戎(恵比寿)様を祀るお祭りで、
縁起物を吊るした「福笹」(ふくざさ)などが売られます。
 
 

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毎年1月9日から3日間行われます。
  •  9日「宵 戎」 (よいえびす)
  • 10日「本 戎」 (ほんえびす)
  • 11日「残り福」
 
 
恵比寿様は、右手で釣竿を持ち、左手には大きな鯛を持つ
七福神の中で唯一、日本の土着の神様です。
伊邪那岐命、伊邪那美命の間に生まれ、
「大漁追福」や「商売繁盛」、「五穀豊穣」をもたらす
神様です。
 
漁業、商業、農業の神様として信仰され、
知恵を働かせて体に汗を流して働けば、
恵比寿様が福を授けて下さると考えられています。
 
 
関西で特に親しまれている「十日えびす」は、
「商売繁盛、笹もってこい」という掛け声がとても 有名です。
これは「笹を持ってきたら商売繁盛させてやるよ」という意味と
「商売繁盛したら来年も笹を持って来てね」という
意味があるそうです。
 

 
「十日えびす」で売られている「福笹」(ふくざさ)
恵比寿様が持っている釣り竿を見立てているとも言われていて、
商売繁盛のご利益があると言われています。
更にこの「福笹」(ふくざさ)
「吉兆」(きっちょう、きっきょう)とか「小宝(子宝)」と呼ばれる
米俵や小判や鯛など
「野の幸」「山の幸」「海の幸」を象徴を模した縁起物を付けて
家に持ち帰って飾ると福を授かると言われています。
 

 
 
~日本三大えびす神社~
 
西宮神社では、本えびすの10日午前0時に全ての門が閉ざされ、
神職は居籠りし午前4時から大祭が厳かに執り行われます。
午前6時に赤門が開放され、230m離れた本殿へ「走り参り」をし、
本殿へ早く到着した順に
1番から3番までがその年の「福男」に認定されます。
 

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