4月末から5月の上旬の
「ゴールデンウィーク」。
春の行楽シーズン真っ只中となるこの期間は、
夏休み(お盆休み)に次いで、
レジャー、ツアーの需要が高まる季節です。
毎年、何連休となるのか日数は異なりますが、
今年、令和6(2024)年は一体、どうでしょうか?
令和6(2024)年のGWの期間は?
令和6(2024)年のゴールデンウィークカレンダー
4月 | 27 | 土 | 3 連 休 |
|
28 | 日 | 休日 | ||
29 | 月 | 昭和の日 | ||
30 | 火 | |||
5月 | 1 | 水 | ||
2 | 木 | |||
3 | 金 | 憲法記念日 | 4 連 休 |
|
4 | 土 | みどりの日 | ||
5 | 日 | こどもの日 | ||
6 | 月 | 振替休日 |
令和6(2024)年GWは最大10連休も可能!
令和6(2024)年のゴールデンウィークは、
前半に3連休(4月27日〜29日)があり、
平日3日間(4月30日〜5月2日)を挟んで、
後半に4連休(5月3日〜6日)となっています。
お仕事などで平日に3日
休暇を取得するのは難しいかもしれませんが、
4月30日(火)5/1(水)と5/2(木)に休暇出来れば、
4/27(土)から5/6(月)までの
最大10連休にすることも
可能なスケジュールとなっています。
GWは何をして過ごす?
株式会社しんげんが運営する
主婦向けの情報メディア「SHUFUFU」による
「2024年のGWの過ごし方の予定は?」(複数可)の
問いに対して最も多かったのは、
「自宅でゆっくり(64%)」でした。
GWはどこも混雑していそうで、
人混みのある場所に行くよりも
自宅で過ごすほうが有意義な時間を
過ごせそうと考える人が多いようです。
また金銭的な面で外出を懸念する意見も
ありました。
「2024年のGWにかける1人あたりの予算」を
尋ねたアンケートでも、
1位は「未定(28.%)」で、
2位は「お金は使わない(18.5%)」でした。
お金を使う予定がある人も、
それほど多くのお金を使用する予定がある人は
少なそうでした。
1位:自宅でゆっくり (64%)
2位:趣味の時間 (17%)
2位:買い物・ショッピング (17%)
4位:実家に帰省 (12%)
5位:未定・計画を立ててない(11%)
6位:国内旅行 (10.5%)
6位:普段できない家事 (10.5%)
6位:仕事・副業 (10.5%)
その他
銀行、郵便、病院、市区役所・町村役場…GWはやっている?
銀行の窓口、ATM
銀行により異なりますが、基本的に金融機関は
カレンダー通りに営業します。
ATMは、日曜祝日でも
入出金が出来る場合が多いのですが、
手数料が掛かりますので、注意を。
更にこの期間にシステムメンテナンスが
計画されているところもありますので、
各銀行の公式サイトなどで
チェックしておきましょう。
郵便配達・窓口業務
郵便物の配達は、令和3(2021)年10月に
郵便物(手紙・はがき)・ゆうメールの
サービス内容が一部変更となり、
土曜日配達が休止になったため、
日曜・祝日、振替休日に加えて
土曜日も配達されませんので、
注意しましょう。
ただ速達や書留、ゆうパックといった
一部の郵便物・荷物は
土日祝日も配達されます。
こちらも事前に確認しておきましょう。
郵便局の窓口については、
集配を行う郵便局や、
ゆうゆう窓口を設置している
郵便局などの一部では
日祝も窓口業務を行っている場合があります。
日本郵政の公式ホームページで確認できます。
病院の診察
病院の診察は病院毎に異なりますが、
一般的に祝日は休診となる病院が多いです。
また、ゴールデンウィーク期間中の平日に
通常診療を行う場合でも、
受診が集中して混雑が予想されます。
令和6(2024)年の場合は、連休中日の
4月30日(火)、5月1日(水)、2日(木)の受診は
混雑する可能性が高いと考えた方が
いいでしょう。
なお、急な体調不良に備えて、
住んでいる自治体の休日診療の案内などで
受け入れしている医療機関を確認しておくと
安心ですね。
市区役所・町村役場の窓口
市区役所・町村役場も、
基本的にはカレンダー通り平日の開庁で、
土日・祝日は休庁になります。
ただ一部の自治体では、休日でも
一部の手続きが行える休日窓口などが
設けている場合もありますから、
自分が住んでいる自治体の対応を
チェックしておくといいかもしれませんね。
「ゴールデンウィーク」になる推移
「ゴールデンウィーク」とは、
4月末から5月初めにかけて多くの祝日が重なった
大型連休期間のことです。
「黄金週間」「Golden Week」「GW」「大型連休」と
略式に表記されることもあります。
昭和23(1948)年に
祝日法(「国民の祝日に関する法律」[PDF])が
施行されたことにより、
4月29日から5月5日までの1週間に
祝日が集まりました。
- 4/29 天皇誕生日
- 5/03 憲法記念日
- 5/05 こどもの日
当時は、休日が飛び飛びになることが
多かったため、「飛び石連休」という言い方が
なされていましたが、
昭和60(1985)年の「祝日法」の改正により、
2つの祝日に挟まれた5月4日が
毎年「国民の休日」になったため、
「飛び石連休」とは言わなくなったようです。
平成元(1989)年には、4月29日が
「天皇誕生日」から「みどりの日」になりました。
平成19(2007)年からは
4月29日が「みどりの日」から「昭和の日」に、
その「みどりの日」は4月29日から5月4日に
移動して5月3日から5月5日が3日連続で
祝日となりました。
更に、連続する祝日のうち、
どれか1日が日曜日と重なった場合は、
最後の祝日「こどもの日」の翌日の5月6日が
「振替休日」となることが決まりました。
これらの祝日と土日を上手く繋げて、
1週間~10日間程の大型連休が発生するように
なりました。
ゴールデンウィークの由来
「ゴールデンウィーク」は
5月の連休を表わす言葉として
日本で定着しています。
はっきりとした由来は分かっていません。
なお、NHKでは頑なに、
「ゴールデンウィーク」という名称を認めず
「大型連休」と呼んでいます。
日本映画界の造語であるという説
昭和26(1951)年に上映された
映画『自由学校』がきっかけとなり、
映画会社が春の大型連休を
「ゴールデンウィーク」と命名したという
ものです。
当時の映画業界では、
正月と盆の時期以外にヒット作品は生まれない
というのが定説だったのですが、
松竹と大映の二大映画会社が製作した
この映画はその定説を覆して、
「松竹版」「大映版」ともに
興行成績が好調であったことから、
当時の大映の専務取締役・松山英夫氏が
「ゴールデンウィーク」と命名し、
それが広まったとされています。
秋の大型連休である「シルバーウィーク」も、
松山英夫氏が考案し、大映により
提唱・宣伝されたものと言われています。
ラジオの「ゴールデンタイム」から来たという説
ラジオで最も聴取率の高い時間帯
「ゴールデンタイム」に倣ったもので、
当初は「黄金週間」と言われていましたが、
インパクトに欠けることから
「ゴールデンウィーク」となったとする
説です。
金鉱探し
4月末から5月初旬にかけ、ロッキー山脈の
雪解け水で砂金が沢山採れたため、
その時期は金鉱探しに人々が流れ、
休日状態になってしまったことから
付けられたとする説です。
マルコ・ポーロが日本に来日したのが5月初め
『東方見聞録』の中で、
日本を「黄金の国ジパング」と紹介した
マルコ・ポーロが日本に来日したのが
5月初めであったことからというものですが、
マルコ・ポーロが実際に日本に訪れたことは
一度もありません!