「こどもの日」は、
子供達皆んなが元気に育ち、
大きくなったことをお祝いする日です。
「こいのぼり」を揚げて、
「五月人形」や「兜」(かぶと)を飾って、
「菖蒲湯」に入り、
「粽」(ちまき)や「柏餅」を食べる日です。
「こどもの日」の制定
昭和23(1948)年に「祝日法」により、
「こどもたちの人格を重んじ、
幸福をはかるとともに、
お母さんにも感謝する日」として
「国民の祝日」のひとつに制定されました。
お母さんに限らず、
お父さんに感謝してもいいですよね。
元々5月5日は
「端午の節句」(たんごのせっく)と言って、
男の子の健やかな成長や幸せを祈って、
お祝いをする日でした。
世界の「こどもの日」
ところで「こどもの日」は、
世界中の国々にあります。
1925年にジュネーブで
6月1日を「国際こどもの日」と制定しました。
第2次世界大戦を挟んで、
1954年に国連において改めて
11月20日を「世界こどもの日」
(Universal Children's Day)と制定すると同時に
加盟国にも「こどもの日」の制定するように
勧告しました。
これを受けて、日本を始めとして世界中で
「こどもの日」を祝う動きが広まったのです。
日本:5月5日
日本では国連の勧告を受けて、
元々、男子の健やかな成長を祈る日であった
「端午の節句」を「こどもの日」として
祝日に制定しました。
ロシアなど:6月1日
1949年にモスクワで開かれた
「国際民主婦人同盟」の会議で、
この日を「国際こどもの日」とする提案が
なされたことと関連して、
(旧)社会主義国の多くは、
この日を「こどもの日」としているそうです。
アメリカ:6月第2日曜など
決まった日付はありませんが、
19世紀から教会などで
6月の第2日曜に祝われるケースが
多かったようです。
ブラジル:10月12日
元々、10月12日はブラジルの守護聖人
「聖母アパレシーダ」を祝う
「国民の祝日」ですが、
この日は「こどもの日」としても
祝われるそうです。
インド:11月14日
子供達のために生涯力を尽くした
初代首相・ネルーの誕生日に因んでいる
そうです。