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5月5日 国民の祝日「こどもの日」

「こどもの日」は、
子供達皆んなが元気に育ち、
大きくなったことをお祝いする日です。
「こいのぼり」を揚げて、
「五月人形」や「兜」(かぶと)を飾って、
「菖蒲湯」に入り、
「粽」(ちまき)や「柏餅」を食べる日です。

 

「こどもの日」の制定

 
「こどもの日」は、
昭和23(1948)年7月20日に
新しく制定された「国民の祝日」の一つです。
 
「こどもたちの人格を重んじ、
 幸福をはかるとともに、
 お母さんにも感謝する日」です。
お母さんに限らず、
お父さんに感謝してもいいですよね。
 
元々5月5日は「端午の節句」(たんごのせっく) で、特に江戸時代は、
男の子の健やかな成長や幸せを祈って、
お祝いをする日でした。
今は5月5日の「こどもの日」は
男女ともに子供の幸せを願う国民の祝日で、
日本全国各地で子供向きの様々な催しが
行われ、家族連れで賑わいます。
 

世界の「こどもの日」

ところで「こどもの日」は、
世界中の国々にあります。
 
6月1日「国際こどもの日」
1925年にジュネーブで開催された
「子どもの福祉世界会議」で
6月1日「国際こどもの日」
(International Children’s Day)が制定され、
現在でも、当時の共産圏諸国を中心に
世界の40余り国や地域で、
6月1日を「こどもの日」としています。
 
11月20日「世界こどもの日」
1954年に国連総会で、
世界の子供達の相互理解と福祉の向上を目的に
11月20日を「世界こどもの日」
(World Children’s Day)に制定すると同時に、
加盟国にも「こどもの日」の制定するように
勧告しました。
ただ11月20日を「こどもの日」としている国は
少なく、エジプト、カナダ、パキスタン、
バングラデシュの4ヵ国とされています。
 
メキシコ:4月30日
メキシコでは、1924年から
4月30日を「こどもの日」(Día del Niño) として
祝われています。
当初は、5月1日に祝われていましたが、
メキシコ革命の英雄、フアン・デ・ラ・フエルタ
(Francisco I. Madero)の誕生日である
4月30日に変更されました。
 
トルコ:4月23日
トルコは世界で初めて正式に
「こどもの日」を定めた国です。
 
1920年4月23日にトルコの大国民議会が発足し、
翌1921年、4月23日は「国民主権の日」に
制定されました。
後にトルコ共和国建国の父である
ケマル・アタテュルクは
民主主義や主権の価値を前進させる存在として
若い世代を育てることを重視し、
この日を子供の祝日として制定しました。
この日、国全体で盛大にお祝いされるそうです。
 
日本:5月5日

日本では国連の勧告を受けて、
元々、男子の健やかな成長を祈る日であった
端午の節句」を「こどもの日」として
祝日に制定しました。
 
ロシアなど:6月1日

1949年にモスクワで開かれた
「国際民主婦人同盟」の会議で、
この日を「国際こどもの日」とする
提案がなされました。
そして現在も、当時の共産圏諸国の多くは、
この日を「こどもの日」としているそうです。
 
アメリカ:6月第2日曜など

決まった日付はありませんが、
19世紀から教会などで
6月の第2日曜に祝われるケースが
多かったようです。
 
ブラジル:10月12日

ブラジルの「こどもの日」である
10月12日は元々、ブラジルの守護聖人・
聖母アパレシーダを祝うです。
聖母アパレシーダはブラジルで信仰されている
聖母マリアのことで、
子供達は将来への願いを込めて
マリア様にお祈りを捧げます。
 
インド:11月14日

子供達のために生涯力を尽くした
初代首相・ネルーの誕生日に因んでいる
そうです。