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寒の内

冬期に是非やっておきたい「寒晒し」

寒晒し(寒起こし・冬耕起) 寒肥(かんごえ、かんぴ) 寒晒し(寒起こし・冬耕起) 寒中に是非やっておきたいのは、 畑に霜が降りる厳寒期に土を掘り起こし、 その時に出来た土の塊を寒気に当てる作業です。 「寒晒し」「寒起こし」「冬耕起」と言います。 長…

寒晒粉(かんざらしこ)

「大福餅」や「白玉団子」など、 もちもちとしたお菓子を作るのに 使われる「白玉粉」は、 「寒中」に沈殿作業を繰り返して乾燥させるため、 別名「寒晒し」または「寒晒粉」(かんざらしこ) と 言います。 「寒晒粉」の原料は「糯米」(もちごめ)です。 糯米を…

立春前、一月最終の丑の日「寒の土用丑の日」

天然物の「鰻」の旬 「夏の土用丑の日」には、「鰻」(うなぎ)が 夏バテ・食欲減退防止のスタミナ料理として 一般的に食されています。 www.linderabell.com しかし実は天然物の「鰻」の本当の旬は、 「夏」ではなく「冬」なのです。 天然うなぎは、水温が…

1月23日は「八甲田山の日」

1月23日は「八甲田山の日」です。 1月23日は、明治35(1902)年1月に起きた 近代の登山史における 世界最大級の山岳遭難事故 「八甲田雪中行軍遭難事件」の (はっこうだせっちゅうこうぐんそうなんじけん) 遭難初日の日付です。 日清戦争後、日本陸軍にとっ…

寒餅(かんもち)

昔から、「寒中の水」は 清浄で腐りにくいと言われ、 「寒の水」を汲んで保管しておいたり、 この水を使って「寒餅」を搗いたり、 味噌・醤油・酒などの「寒仕込み」をして 長期保存食を作ってきました。 「寒餅」(かんもち)とは、 寒さが最も厳しいとされる …

七十二候「欸冬華」

「ふきのはなさく」 と読みます。 「欸冬華」とは? 蕗の薹(ふきのとう) 蕗の薹の言い伝え 春を告げる爽やかな苦味 「ふき味噌」の作り方 「欸冬華」とは? 凍てついた地面から 蕗の花が咲き始める頃です。 地面には雪が積もり、 強い寒さが襲ってくる時期で…

寒仕込み(かんじこみ)

「寒仕込み」は、「寒造り」とも呼び、 醤油や味噌、日本酒を冬場の「寒」と呼ばれる 時期に仕込むことを言います。 なぜ、冬場に仕込むのでしょうか? まずは、原料である米が秋に収穫されることと 関係しています。 そして、寒い時期だと 雑菌が繁殖しにく…

寒稽古(かんげいこ)

「寒」の時季は、 寒くて動くのが億劫になりがちですが、 昔から、この厳しい寒さを跳ね返し、 心身を鍛練しようという習わしがあります。 寒稽古(かんげいこ)とは 寒中水泳(かんちゅうすいえい) 寒相撲、寒取り、相撲寒取 芸道 寒復習(かんざらい) 寒…

寒夕焼(かんゆうやけ)

単に「夕焼」と言えば「夏」の季語ですが、 夕焼自体は四季を通して見られるため、 春に見られるものは「春の夕焼」、 秋に見られるものは「秋の夕焼」、 冬に見られるものは「冬の夕焼」(ふゆゆうやけ) というように呼び分けます。 「冬の夕焼」(ふゆゆうや…

寒蜆(かんしじみ)

しじみは一年中出回っていますが、 旬は1から2月と8月です。 夏に獲れるものを 「土用蜆」(どようしじみ)と言います。 産卵を控え、旨味がギュッと詰まった一級品で、 別名「腹ぐすり」とも呼ばれ、 江戸時代には、「土用の丑の日」は 「うなぎ」ではな…

七十二候「芹乃栄」

「せりすなわちさかう」 と読みます。 芹が盛んに茂る頃となりました。 冷たい水辺で育つ芹は、 空気が澄み切るように冷えるこの時期に、 “競り合う”ように良く育ち、 1月から4月にかけて旬を迎えます。 「春の七草」の一つとしてもお馴染みの 「芹」は、昔…