『暦便覧』
「暑気いたりつまりたるゆえんなれば也」
江戸時代に発行された
『暦便覧』(こよみびんらん)には、
このように記されています。
「夏の暑さが極まる季節だから(大暑)である」
という意味です。
「大暑」とは

「大暑」(たいしょ)とはその字の通り、
1年の内で最も暑さの厳しい時期です。
多くの地域で梅雨明けを迎え、
安定した夏空が広がるようになる時期です。
日に日に暑さが増し、蒸し暑くなります。

夏バテや熱中症などにならないよう、
栄養摂取や水分補給、暑さ対策が必須です。
「土用の丑の日」もこの頃です。
この暑い時期にスタミナ満点の鰻を食べて、
夏バテを乗り切るという古くからの風習です。

「新暦」の7月下旬のこの時期は、
まだ暑さに体が慣れていない状況なので、
「猛暑日」が続くのは、
肉体的にも精神的にも厳しいものがあります。
夏バテや熱中症などにならないよう、
意識して栄養摂取や水分補給をするように
しましょう。

暑気払い
うだるような夏の暑さ。
夏の暑い時期を元気に乗り切るために、
日本には、暑さを体から打ち払う
「暑気払い」という
古くからの伝わる風習があります。
七十二候
桐の花が実を結び始める頃
土がジットリして蒸し暑くなる頃
【末候】大雨時行(たいうときどきふる)


時々、大雨が降る頃