うまずたゆまず

コツコツと

七十二候「蚕起食桑」

「かいこおきてくわをはむ」
と読みます。
卵から孵化した蚕が盛んに桑の葉を食べ始める頃となりました。
 
卵から孵化した蚕の幼虫は、4回の脱皮を行います。
幼虫の期間は桑の葉をよく食べ、
25日程で体重は1万倍にも成長。
5齢にまで成長した蚕は糸を吐き、自らを包む繭を作ります。
この繭から美しい絹糸が生まれます。
 
旧暦4月は、蚕の成長に欠かせない桑の葉を摘む頃でもあったため、
「木の葉採り月」という別名もあります。
 
蚕は野生の蛾を人間が飼い慣らし、数千年かけて家畜化したものです。
より良い生糸を多く効率的に採ることを目的に、
品種改良が重ねられてきました。
蚕の幼虫はほとんど移動せず、成虫は羽があるのに飛べません。
蚕は人が世話をしないと生きてはいけないのです。

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