「うめのみきばむ」
と読みます。
青々と大きく実った梅の実が、
黄色く色付き熟し始める頃となりました。
肌寒い早春に咲いた梅の花は、
この「梅雨」の時期に黄色く熟します。
「梅の実が熟す頃の雨」なので、
「梅雨」と呼ばれるようになったと
言われています。
黴(かび)が生えやすい季節なので、
「黴雨」(ばいう) と書くこともありました。
梅が黄色く色づく時が、
雑節の「入梅」の目安とされていました。
梅雨時である陰暦5月を
「梅の色月」(うめのいろづき)と
美しく言い表した言葉もあります。
梅が黄ばんでくると
梅干を作るための収穫となり、
いよいよ「梅雨」も本番となります。
(今年は遅れていますが・・・・)
ジメジメとした「梅雨」は、
人には憂鬱な雨の季節ですが、
植物は恵みの雨を受けて、
生き生きと育つ時期です。