うまずたゆまず

コツコツと

七十二候「蛙始鳴」

「かわずはじめてなく」
読みます。
カエルが鳴き始め、元気に動き回る頃です。
 

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いよいよ田植えの準備が始まり、
代掻き(しろかき)や畦塗り(あぜぬり)
季節に入りました。
田んぼに水が引かれると
冬眠から目覚めたカエル達は早速、
卵を産みにやってきます。
里山の田んぼ周辺に住む
日本固有のカエルは約7種類。
 
  1. ヤマアカガエル
  2. ニホンアカガエル
  3. シュレーゲルアオガエル
  4. トウキョウダルマガエル
  5. ツチガエル
  6. ニホンアマガエル
  7. ヌマガエル
 
これらのカエルは上手い具合に、
種類によって産卵の時期がズレていて、
同じ田んぼでも
たくさんの種類のオタマジャクシが
争わないようになっています。
 
まだ寒い2月には
「ヤマアカガエル」「ニホンアカガエル」が、
田植えの頃には「シュレーゲルアオガエル」、
その後が、
「ダルマガエル」や「アマガエル」が
産卵をし始めます。
 
このように、
カエルは水の中で産卵し、
赤ちゃんが育つ環境も水の中なのですが、
大人のカエルに育つと陸に上がり、
陸で生活するものが多いのです。
 

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