「つばめさる」と読みます。
春先にやってきたツバメが子育てを終え、
越冬のために南へ旅立つ頃となりました。
ツバメは夏の風物詩です。
夏の間に家の軒下に巣を作って子を産み育て
気温が低下してエサが少なくなると、南へ移動し始めます。
陰暦8月のことを「燕去月」(つばめさりづき)とも言い、
ツバメは昔から季節の移ろいを知らせてくれる鳥として
人々に親しまれてきました。
夏に子育てしていたツバメを見かけなくなったら、
秋が深くなってきた証拠です。
9月23日はいよいよ「秋分の日」。
「暑さ寒さも彼岸まで…」の言葉通り、
秋は深まり、ツバメは日本が寒くなる前に南へ旅立ち、
代わりに雁や鴨などがやって来ます。
来年の春、4/4~4/8頃です。
ツバメがまた日本へと戻って来る来春まで、
しばしのお別れになります。