2024-03-15 七十二候「菜虫化蝶」 七十二候 春 「なむしちょうとなる」 と読みます。 「菜虫」が蛹(さなぎ)から美しい蝶になり、 春の柔らかな光を全身に受けて、 春の野を自由に飛び回ります。 いよいよ本格的な春の到来です。 「菜虫」とは、大根や蕪などの アブラナ科の菜っ葉を食べる 「モンシロチョウの幼虫(青虫)」のことで、 一般的には「蝶の幼虫」などを指します。 畑を荒らし、害虫と呼ばれ嫌われている 「蝶の幼虫」は、秋に卵からかえり、 その多くが蛹(さなぎ)の姿で じっと寒さを堪えて越冬します。 そして春になり暖かくなり始めると 一週間程で羽化します。 蝶へと生まれ変わり、 ひらひらと美しく舞う姿は、 まさしく春の象徴と言えます。