うまずたゆまず

コツコツと

七十二候「虹蔵不見」

「にじかくれてみえず」と読みます。

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「虹蔵不見」は、
冬の日差しが弱まって、虹が見られなくなる頃という意味です。
 
「虹蔵不見」の「蔵」には、
「物をしまっておく建物」という意味が転じて、
「隠して表に現わさない」、「潜む」という意味があります。
 
 
太平洋側の地域では、
日差しのせいだけでなく、空気もカラカラに乾燥するため、
虹が見られなくなってしまうそうです。
 
ただ、季語に「冬の虹」があるように、
雨上がりの暖かい日に、思いがけず虹が見られることもあります。
しかしその虹は、夏のように確かなものでなく、
どこか弱々しく、直に消えてしまいます。けれども印象は鮮明で、心に残ります。 
夏の虹に比べて、蕭条(しょうじょう)とした趣があります。
 
※蕭条とした:ひっそりともの寂しいさま。 
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