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二十四節気「大雪」

二十四節気はいよいよ「大雪」(たいせつ)に突入。本格的に冬が到来する頃となりました。
令和5(2023)年は12月7日から12月21日です。
 
 

『暦便覧』(こよみびんらん)

江戸時代に発行された『暦便覧』(こよみびんらん)には次の様に記されています。
 
「雪いよいよ降り重ねる折からなれば也」
(ゆきいよいよ ふちかさねる おりからなればなり)
 
雪がいよいよ降り積持っていく頃という
意味です。
 

大雪(たいせつ)とは?

 
「大雪」(たいせつ)とは、
本格的に冬が到来し、北風が吹いて
雪が激しく降り始める頃という意味で、
山の峰々は雪に覆われ、
平野にも雪が降る時期です。
本格的な冬の到来です。
 
冬という季節の素晴らしさは、
他の季節のように家の外にあるのではなく、
家の中にあります。
外では冷たい北風が吹雪いていても、
屋内には明々と炉が焚かれて、
温かな食事が迎えてくれます。
これこそ冬籠りの楽しさではないでしょうか?
 
 
京都では冬の名物詩「大根焚き」が行われ、
温かいおでんが美味しい季節です。
また、猫はこたつで丸くなります。
そしていよいよ様々な年末行事が始まります。
12月8日の「事納め」、
12月13日には「正月事始め」、
神社仏閣では納めの「縁日」が開かれ、
羽子板市」「歳末市」も始まります。
12月15日からは「年賀郵便」の特別扱いも
開始されます。
 
 

冬将軍

冬将軍」と呼ばれる
シベリア寒気団も到来し、
気圧配置は西高東低の完全な冬型になります。
字の如く、大雪(おおゆき)になる地域もあります。
 

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事八日

 
12月8日と2月8日を「事八日(ことようか)と言い、
無病息災を祈って野菜たっぷりの
お事汁」を食べたり、
針供養」をしたりする風習があります。
 
 
「事八日」というのは、
この日から事を始めたり(「事始め」)、
この日で納めたり(「事納め」)する
大事な日です。
 

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正月事始め

 
毎年12月13日は「正月事始め」の日です。
この時期から行われます。
この日から「煤払い」「松迎え」「餅つき」
などの正月準備を少しずつ始めます。
 

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七十二候

初侯「閉塞成冬」
(そらさむくふゆとなる)
天の気が塞がり、
冬の空・空気となるという意味です。

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次侯「熊蟄穴」
(くまあなにこもる)
熊などの冬眠をする動物が
冬ごもりを始める時期でもあり、
冬特有の真っ青な高い空を見ることも
出来ます。
 

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末侯:鱖魚群
(さけのうおむらがる)
鮭が群れをなして川を遡上する季節と
なりました。

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