「雨水」(うすい) とは、
降る雪が雨へと変わり、雪解けが始まる頃の
こと。
江戸時代に発行された『暦便覧』には、
「陽気地上に発し雪氷とけて雨水となれば也」
とあります。
暖かい陽気になってきて、雪や氷が解けて
雨水になるということです。
山に積もった雪もゆっくりと解け出し、
田畑を潤します。
昔から、「雨水」は農耕を始める時期の目安
とされてきました。
この頃は、草木が芽生える頃であるため、
昔から、農耕の準備を始める目安とされて
きたのです。
「春一番」が吹くのもこの頃です。
しかし、本格的な春の訪れにはまだ遠く、
大雪が降ったりもします。
「三寒四温」を繰り返しながら、
春に向かっていきます。
地方によっても違うようですが、
この日に雛人形を飾ると良縁に恵まれると言われています。