うまずたゆまず

コツコツと

1月

子の日の遊び(ねのひのあそび)

平安時代には「子の日の遊び」と言って、 貴族達は正月最初の「子」(ね)の日に、 北野や船岡山など郊外の野辺に出掛けて、 小松を引き抜いて千代を祝い、 若菜を摘んで料理の食材に加えて 皆で長寿を祝い、和歌を詠む宴を設ける 風習がありました。 古くから…

七種爪(七草爪)

「七草の日」に、 その年初めて手足の爪を切ることを 「七種爪(七草爪)」(ななくさづめ)または 「菜爪」「七日爪」などと言います。 この日に爪を切ると、 邪気を払うことが出来て、 一年間風邪を引いたり病気になったりしない と言われています。 「爪…

六日年越・七日正月(なぬかしょうがつ)

正月七日を「七日正月」(なぬかしょうがつ )と 言います。 そしてその前日を「六日年越し」(むいかとしこし) として祝います。 1日の「大正月」と15日の「小正月」の 半ばに当たる1月7日は、 元日から始まった朔旦正月の終わりの日で 「七日正月」と…

松納(まつおさめ)

松納(まつおさめ) 飾納(かざりおさめ) 鳥総松(とぶさまつ) 松納(まつおさめ) 門松など正月の飾りにした松を取り払うことを 「松納」(まつおさめ)と言います。 元日から始まったお正月も一段落です。 お正月を意味する「松の内」も 今日が最終日で…

日めくり「1月7日」

令和6(2024)年1月 [日曜日] <<前の日 <<次の日 今日の話題 「人日の節句」(七草の節句) 春の七草 若菜摘み 子の日の遊び 七草爪 月次 二十四節気 七十二候 小寒 芹乃栄 行事・撰日など 「七日正月」 「松納」(まつおさめ) 太宰府天満宮「鷽替え・鬼…

寒固(かんがため)

江戸時代には、「寒の入り」に 堅いものを食べる習わしがありました。 これを「寒固」(かんがため)と言います。 江戸時代の文化3(1806)年に発行された 歳時記『改正月令博物筌』 (かいせいげつれいはくぶつせん)には、 「寒の入りにあづきを喰へば、 寒…

初巳(はつみ)

新年の最初の「巳の日」に行われる 「初巳祭」。 この日、七福神の一つである 「弁財天」に参詣する風習があります。 弁財天が蛇を使者に用いたことに由来します。 弁財天 インド神話では、河川の女神 「サラスヴァティー」と言われ、 水と豊穣の神として崇…

日めくり「1月6日」

令和6(2024)年1月 [土曜日] <<前の日 <<次の日 今日の話題 1/6今日から二十四節気は「小寒」です。「寒の入り」です。「寒の内 (寒中)」 月次 二十四節気 七十二候 小寒 芹乃栄 行事・撰日など 「東京消防出初式」 「初巳」 干支 己巳(つちのとみ)[…

初辰(はつたつ)

「初辰」(はつたつ)とは、 正月最初の辰の日のことで、 江戸時代には、火災を避けるまじないとして、 水神として信仰されていた「竜神」に因み、 正月最初の辰の日の辰の刻、 辰年の男に台所の屋根に水または海水を 打たせました。 これを「初辰の水」(は…

日めくり「1月5日」

令和6(2024)年1月 [金曜日] <<前の日 <<次の日 今日の話題 「初辰」(はつたつ) 月次 二十四節気 七十二候 冬至 雪下出麦 行事・撰日など 初水天宮 干支 戊辰(つちのえたつ)[土]+[土] 九星 五黄土星(ごおうどせい) 旧暦 11月24日 六曜 仏滅(…

仕事始め

「仕事始め」とは、新年になって初めて 仕事をする日のことです。 官公庁では1月4日を「御用始め」としていますが、 一般企業の仕事始めは職種によって様々です。 サービス業では、1月1日から仕事を始めているところもあります 御用始め 仕事始め 江戸時代まで…

初卯(はつう)

「初卯」は正月の最初の卯の日に、 神社に詣でることです。 「初卯」が三が日に来る年は 「二の卯」「三の卯」もあります。 東京では、江東区亀戸にある 亀戸天神社内の妙義社(御嶽神社)、 大阪では、住吉区住吉にある「住吉大社」、 京都市の上賀茂神社な…

鞠始(まりはじめ)

「鞠始」(まりはじめ)とは、新年に初めて 「蹴鞠」(けまり)を行う儀式です。 「蹴鞠」(けまり)とは、古代以来、 主に朝廷、公家の間で行なわれた 鹿革製の鞠を蹴り合う、平安貴人の遊戯です。 東北の隅に「桜」、東南に「柳」、 西南に「楓」、西北に…

日めくり「1月4日」

令和6(2024)年1月 [木曜日] <<前の日 <<次の日 今日の話題 「仕事始め」 月次 二十四節気 七十二候 冬至 雪下出麦 行事・撰日など 「初卯」 「鞠始」(まりはじめ) 干支 丁卯(ひのとう)[火]+[木] 九星 四緑木星(しろくもくせい) 旧暦 11月23…

「正月三が日」にやってはいけない6つのタブー

「三が日」とは、1月1日、2日、3日の 3日間のことを言います。 この正月の「三が日」には、縁起を担いで、 やらない方がいいとされている風習があるの ですが、ご存知でしょうか? 1.掃除をしてはダメ! 2.刃物を使ってはダメ! 3.火を使う煮焚き…

御降り(おさがり)、富正月(とみしょうがつ)

元日、または正月三が日の間に降る 雨や雪のことを「御降り」(おさがり)とか 「富正月」(とみしょうがつ)と言います。 「御降り」を「おさがり」と読むのは、 「降る」(ふる)という語が「古」(ふる)に繋がる他、 「雨」が涙や泣くことを連想させるため、 …

初寅(はつとら)

正月初めての「寅の日」に、 毘沙門天に参詣することを 「初寅」(はつとら)と言います。 初寅とは 信貴山朝護孫子寺 京都・鞍馬寺 毘沙門天について インドの財宝の神様「クベーラ」 戦いの神様、四天王「多聞天」 七福神「毘沙門天」 北を守護する「十二…

日めくり「1月3日」

令和6(2024)年1月 [水曜日] <<前の日 <<次の日 今日の話題 「御降りおさがり」「富正月とみしょうがつ」 「初寅」 月次 二十四節気 七十二候 冬至 雪下出麦 行事・撰日など 三隣亡 干支 丙寅(ひのえとら) [火]+[木] 「寅の日」 行うと良いとされてい…

お年始とお年賀

正月三が日に、 ご挨拶に伺うことを「お年始」(おねんし)、 その時に贈るものを「お年賀」(おねんが)と 言います。 「お年始」は、元々は、農村部で行なわれてきた お正月の行事に由来します。 当時は「年賀」(ねんが)とも呼ばれ、 分家が本家に集まって、「年神…

正月二日(しょうがつふつか)

俳句では単に「二日」(ふつか)と言えば、 一月二日のことを指します。 正月二日 仕事始め 初荷(はつに) 初市(はついち) 初商(はつあきない) 初売り(はつうり) 買初(かいぞめ) 農林水産業・商業の初仕事 鍬始(くわはじめ) 初山(はつやま) 綯…

日めくり「1月2日」

令和6(2024)年1月 [火曜日] <<前の日 <<次の日 今日の話題 「正月二日」(しょうがつふつか) 月次 二十四節気 七十二候 冬至 雪下出麦 行事・撰日など 不成就日 干支 乙丑(きのとうし)[木]+[土] 九星 二黒土星(じこくどせい) 旧暦 11月21日 …

着衣始(きそはじめ)

新年が明けて、「正月三が日」のうちの吉日に 新しい着物を始めて着ることを 「着衣始」(きそはじめ)と言います。 着物が日常着だった頃は、 お正月用の着物を新調して、 新年を迎える習慣があり、 それを「着衣始」(きそはじめ)と言っていました。 因みに…

書初め(かきぞめ)

書の上達を願い、1月2日に書をしたためる「書初め」。 「書初め」の起源は、 平安時代のの宮中における「吉書の奏」(きっしょのそう)です。 「吉書の奏」(きっしょのそう)とは、 改元・代替わり・年始など、物事が改まった節目に、 天皇に文書を奏上す…

日めくり「1月1日」

令和6(2024)年1月 [月・祝] <<前の日 <<次の日 今日の話題 令和6(2024)年1月1日は、「初子」「甲子」「天赦日」「一粒万倍日」十二直「建」「陽遁始め」と大吉運日です! 月次 二十四節気 七十二候 冬至 雪下出麦 行事・撰日など 「天赦日」 「初子」 …

お正月

本来「正月」は1月の別称です。 1日が 「元日」 3日までを 「三が日」 7日までを 「松の内」 15日 「小正月」 20日 「二十日正月」 様々なお正月行事が行われます。 1月を「睦月」と呼ぶのも、 正月に一家揃って睦み合う様子を表したもの。 多くの方…

暦・歳時記-お正月の行事

お正月 1日 元日 初門出 初詣 初日の出 若火・若火迎え 若水・福茶 初竈(はつかまど)/初炊ぎ(はつかしぎ)/俎始(まないたはじめ) 着衣始(きそはじめ) <人生儀礼> 初正月○ 破魔矢・破魔弓○ 羽子板 年男・年女 厄年○ 厄落とし・厄除け・厄払い○ 重ね正月(一…

令和6(2024)年1月(睦月)

正月に親類一同が集まり、睦み合うこと から「睦び月」(むつびつき)となり、 更に「睦月」となったという説が有力です。 始まる月・元になる月ということから 「元月」(もとつき)になり、それが転じて 「むつき」になったという説があります。 また、稲の…

正月飾り

新年を迎えるに当たり欠かせないのが、 門松や注連飾りと言った「お正月飾り」です。 まだ準備をしていない方は、 そろそろ重い腰を上げましょう。 正月飾り 飾り始める時期 いつまでに飾らなくてはいけない? 片付ける時期 門松 松迎え(まつむかえ) 年木…

念仏の口開け

1月16日は「念仏の口開け」の日です。 日本では古来よりお正月には 「年神様」を家にお迎えします。 そのために、12月16日に最後の念仏を唱えて、 翌17日から「念仏の口止め」をして 年明け後の1月15日の間は念仏を唱えず 年神様に手を合わせるという風習が…

えびす講

「えびす講」は、「えべっさん」などと呼ばれ、日本では民間で広く親しまれている神様の えびす様を祀って商売繁盛を願う行事です。 恵比寿様 「えびす講」の由来 えびす講 二十日戎(はつかえびす) べったら市の起源 「べったら」って何? べったら漬けに挑…