うまずたゆまず

コツコツと

冬の七草

寒さが厳しい冬には野山に草が生えないので、 植物の「冬の七草」を選べないため、 「冬の七草」はこれだ!というような 統一された見解はないようですが、 冬至に食べたら良いと言われている 冬野菜を七つ集めて「冬の七草」にしている ようです。 冬至の日…

運盛り

「冬至」の日に 「ん」の付くものを食べることは 「運盛り」(うんもり)と呼ばれ、 大変縁起が良いとされています。 これは縁起担ぎだけでなく、 栄養をつけて、寒い冬を乗り切るための 知恵でもあります。 一陽来復(いちようらいふく) 「ん」のつく食べ…

冬至粥(とうじがゆ)

「冬至粥」(とうじがゆ)とは、 冬至に食べる「小豆粥」のことです。 小正月に食べる「小豆粥」と紛らわしいので、 「冬至粥」と呼んで区別しています。 冬至は「日短きこと至る(極まる)」を意味し、 一年のうち昼が最も短くなります。 そのため古代人達は…

短日(たんじつ)

冬の一日があっという間に暮れてしまうことを 惜しんで「短日」(たんじつ)と言います。 「日短か」(ひみじか)、「日つまる」(ひつまる)、 「暮早し」(くれはやし)、「短景」(たんけい) などとも言って、 冬の日を言う季語になっています。 「秋分」…

朔旦冬至(さくたんとうじ)

「冬至」の日の夜が「新月」と重なることを 「朔旦冬至」(さくたんとうじ)と言います。 「朔旦」とは、一日の朝という意味です。 旧暦十一月一日が「冬至」となり、 一年の節目と月の始まりが重なる おめでたい日とされます。 日本で「朔旦冬至」の祝いの…

七十二候「鱖魚群」

「さけのうおむらがる」 と読みます。 鮭が群れをなして 川を遡上する季節となりました。 鮭は川の上流で生まれ、 雪解け水と一緒に川を下り、沖に出て、 一生の大半を海で過ごすそうです。 そして数年後、産卵のために群れをなして 再び自分が生まれた川に戻…

年賀郵便特別扱い

「年賀郵便特別扱い」とは、 12月15日から12月25日までの間に 年賀状を投函すると、 翌年の1月1日に配達されますという制度です。 令和6(2024)年の年賀状の引受開始は、 令和5(2023)年12月15日 [金]からになります。 1月1日に配達してもらうためには、 令和5…

秋葉の火まつり

火伏の神様として知られる秋葉神社の総本宮・ 「秋葉山本宮秋葉神社」では、 「秋葉の火まつり」が行われます。 火災は勿論、水難や疫病除けも祈願する 幻想的な火祭りです。 秋葉の火まつり 火の用心 火の番 火の用心 <参考>火廼要慎(ひのようじん) 秋…

悴け猫(かじけねこ)

猫は、冬になると炬燵(こたつ)の上など 暖かいところにじっとしていることが 多いですね。 猫は、元々、アフリカからインドにかけて 分布する野生種を飼い馴らしたものですから、 一般的に、寒いのが苦手です。 そのため、寒さに悴(かじか)んで縮こまる 「…

七十二候「熊蟄穴」

「くまあなにこもる」 と読みます。 熊を始め、動物達が冬籠りをする頃と なりました。 「蟄」(ちつ)は籠る(こもる)という意味で、 「熊蟄穴」(くまあなにこもる)とは、 寒く厳しい冬を乗り越えるべく、 冬眠のために熊が穴に籠る頃という意味です。 秋…

雪の別称・異称

六花(むつのはな、りっか) 六出(むつで・りくしゅく) 雪花・雪華(せっか) 寒花(かんか) 銀花・銀華(ぎんか) 不香の花(ふきょうのはな) 天花(てんか) 瑞花(ずいか) 風花(かざはな) 玉屑(ぎょくせつ) 青女(せいじょ) 白魔(はくま) 六…

大根焚き

京都の師走の風物詩「大根焚き」は、 師走の寒い時期に、 「諸病封じ」「健康増進」を祈願するために 熱々の大根をいただく伝統行事で、 「だいこんたき」ではなく「だいこだき」と 言います。 大根焚き 「大根焚き」の由来 大根 「大根焚き」が楽しめるお寺…

大黒様のお歳夜

庄内地方を始め東北や新潟などでは、 12月9日に「大黒様の年越し」を祝う祭りを 神社の祭ではなく、各家庭でお祀りします。 「大黒様の嫁取りの日」とも言われています。 床の間や神棚周辺に 大黒様の掛軸や御神像を祀り、 豆ごはんに納豆汁、豆腐田楽といっ…

二十四節気「大雪」

二十四節気はいよいよ「大雪」(たいせつ)に突入。本格的に冬が到来する頃となりました。 令和5(2023)年は12月7日から12月21日です。 『暦便覧』(こよみびんらん) 大雪(たいせつ)とは? 冬将軍 事八日 正月事始め 七十二候 初侯「閉塞成冬」(そらさむ…

七十二侯「閉塞成冬」

「そらさむくふゆとなる」 と読みます。 七十二候が「大雪」の初候に変わり、 天の気が塞がり、 冬の空・空気となるという意味で、 本格的な冬が訪れる頃となりました。 この時期に入ると、 天気予報で「冬日」や「真冬日」という言葉が 聞かれるようになりま…

七十二候「橘始黄」

「たちばなはじめてきばむ」 と読みます。 橘の実が黄色く色づく頃です。 「橘」とは、日本に自生する日本固有の柑橘類 「大和橘」(やまとたちばな)のことですが、 古くは柑橘類を総称して「橘」と言っていました。 「橘」は冬でも青々とした常緑の葉を繁らせ、…

「懐炉」(かいろ)

袋から取り出すと ポカポカと温かく熱を発散し、 暮らしの必需品にもなっている 「使い捨てカイロ」は、 日本のメーカーが40年以上前に開発をした、 20世紀の大発明品です。 懐炉(かいろ) 「使い捨てカイロ」誕生 「使い捨てカイロ」が発熱する仕組み カイ…

颪(おろし)・空っ風

颪(おろし) 「木枯らし」が平野で吹きすさぶ一方、 各地の名峰からは 「颪」(おろし)とか「空っ風」(からっかぜ)呼ばれる 山や丘から(主に太平洋側の)平地に 強い風が吹き降りてきます。 シベリアから日本海を渡ってきた冷たい北風は、 まず日本海側の地…

七十二候「朔風払葉」

「きたかぜこのはをはらう」 と読みます。 冷たい北風が木の葉を散らす頃となりました。 「朔風」とは、「北風」のことです。 「朔」という字は、元々「はじめ」とか 「元へ帰る」という意味でしたが、 十二支を方角に当てると、 「子」(ね) の方角は「北」とな…

11月26日「いい風呂の日」

11月26日は「いい風呂の日」です。 11月26日「いい風呂の日」 11月下旬になると、お風呂でゆっくり温まって疲れを取りたいという人が増えることと、 「11」と「26」で「いい風呂」と読む語呂合わせ から「日本浴用剤工業会」が制定しました。 www.jbia.org 冬の…

炬燵開き(こたつびらき)

炬燵開き(こたつびらき) 「炬燵」(こたつ)の歴史 「炬燵」の起源 江戸時代の「炬燵」 「掘りこたつ」は明治時代から 昭和中期から昭和後期は木炭から豆炭に 「電気こたつ」の登場 現代の電気こたつ 炬燵にみかん 炬燵開き(こたつびらき) 江戸時代、暖…

二十四節気「小雪」

「小雪」(しょうせつ)とは、 雨が雪に変わり、雪が降り始める頃です。 まだ、積もるほど降らないことから、 「小雪」と言われたようです。 冬の入口に当たります。 令和5(2023)年は11月22日から12月6日です。 『暦便覧』(こよみびんらん) 「小雪」(しょ…

七十二候「虹蔵不見」

「にじかくれてみえず」 と読みます。 「虹蔵不見」は、冬の日差しが弱まって、 虹が見られなくなる頃という意味です。 「虹蔵不見」の「蔵」には、 「物をしまっておく建物」という 意味が転じて、 「隠して表に現わさない」「潜む」という 意味があります。 …

「寒気」と「寒波」

冬になると、天気予報やニュースに 「寒気」(かんき)や「寒波」(かんぱ)という言葉が、 頻繁に出てきます。 令和5年11月18日のニュース 「寒気」と「寒波」 気象用語の「寒気」と「寒波」 【気象用語】「寒気」とは 気象用語の「寒波」とは 「寒気」と「寒波…

七十二候「金盞香」

「きんせんかさく」 と読みます。 ここでいう「きんせんか」とは、 春に咲くキク科の「金盞花」ではなく、 ヒガンバナ科の「水仙」のことを 指しています。 その「水仙」の花が咲き、 芳しい香りを放つ頃となりました。 甘く漂う「水仙」の香りには、 心を落ち…

凩(こがらし)

令和5年の「木枯らし1号発表」 凩(こがらし) 木枯らし1号 令和5年の「木枯らし1号発表」 東京で木枯らし1号吹く 3年ぶり#Yahooニュースhttps://t.co/JzHQXQhxnq — おりん (@Hb4E7) November 13, 2023 11月13日(月)、気象庁は東京地方に 「木枯らし1号」が…

七十二候「地始凍」

「ちはじめてこおる」 と読みます。 冬の冷気の中で、大地が凍り始める頃です。 朝には霜が降りたり、水溜りには氷が張ったり、 場所によっては「霜柱」(しもばしら)が 立つようになります。 舗装された場所が多くなったため、 見る機会が少なくなりましたが…

時雨(しぐれ)

晩秋から冬にかけて降る、 急にパラパラと降ってしばらくすると止む、 一時的に降ったり止んだする雨のことを 「時雨」(しぐれ)と言います。 時雨(しぐれ) 時雨(しぐれ)の別名 時知る雨(ときしるあめ) 運び雨(はこびあめ) 入液(にゅうえき) 液雨…

二十四節気「立冬」

「立冬」(りっとう)とは、 冬に分類されている6つの節・中のうち、 最初に巡って来る、まさに「冬の始まり」です。 『暦便覧』(こよみびんらん) 「立冬」とは 今朝の冬(けさのふゆ) 小春日和(こはるびより) 冬支度(ふゆじたく) 「酉の市」(とりの…

七十二候「山茶始開」

「つばきはじめてひらく」 と読みます。 「山茶」と書いて「つばき」と読ませていますが、 やはり「山茶花」(さざんか)の花が始めて開く頃 のことを言っています。 昔から「山茶花」(さざんか)と「椿」(つばき)は どちらもツバキ科ツバキ属に属する植物で、 同属…