うまずたゆまず

コツコツと

彼岸会(ひがんえ)

彼岸会(ひがんえ) 「彼岸会」(ひがんえ)とは、 春分と秋分の日を中日として、 前後の3日ずつ計7日の間に 各宗派の仏教寺院で行われる 仏事供養のことを言います。 この行事は日本だけに見られるものです。 3月の仏事として「春の彼岸会」、 9月には「秋…

お彼岸日程

「お彼岸」は、春と秋、 年に2度ある年中行事です。 「春分の日」と「秋分の日」を中心に 前後3日間、計7日間が 「お彼岸の期間」となります。 お彼岸の期間 法律上の定義 令和6(2024)年「お彼岸」の日程 春の彼岸 秋の彼岸 お彼岸の期間 春の彼岸は「春分…

かわひらこ

かわひらこ 初蝶(はつちょう) 胡蝶の夢(こちょうのゆめ) かわひらこ 現在、普通に使われている蝿(はえ)、蜂(はち)、 蝉(せみ)、飛蝗(ばった)、蜻蛉(とんぼ)など 多くの虫の名称は全て日本古来の大和言葉です。 ところが「蝶」(ちょう)の呼び名は、 後に…

春の社日・秋の社日

「社日」(しゃにち)は「雑節」の一つで、 「産土神様」(うぶすながみさま)を祀る日です。 社日(しゃにち)とは 「社日」の日にち 社日詣 治聾酒(じろうしゅ) 「社日」の禁忌 各地で行われる社日のお祭り お地神さん(徳島県) お社日様(長野県小県郡…

七十二候「菜虫化蝶」

「なむしちょうとなる」 と読みます。 「菜虫」が蛹(さなぎ)から美しい蝶になり、 春の柔らかな光を全身に受けて、 春の野を自由に飛び回ります。 いよいよ本格的な春の到来です。 「菜虫」とは、大根や蕪などの アブラナ科の菜っ葉を食べる 「モンシロチョ…

山菜採り(さんさいとり)

3月に入り、雪が溶けた始める頃になると、 春の行楽の一つ「山菜採り」(さんさいとり)は 始まります。 「山菜採り」の歴史は、 5000年以上前にも遡ると言われ、 日本では最大の縄文遺跡である 「三内丸山遺跡」からタラの芽の種が 発見されています。 kafu…

二日灸(ふつかきゅう)

「二日灸」は、旧暦の「2月2日」に お灸を据えると、通常の何倍も効果があり、 無病息災で暮らせるとされる日のことです。 「病気や災難に遭わずに 無病息災でその年を暮らせる」とか、 「長寿になる」などとも言われています。 全国的な風習で、近隣の名灸…

七十二候「桃始笑」

「ももはじめてさく」 と読みます。 読んで字のごとく、桃の蕾がほころび、 花が咲き始める頃となりました。 昔は花が咲くことを「笑う」と表現しました。 桃は枝から直接くっつくように、 溢れんばかりに密集して咲くのが特徴です。 上品な白から淡いピンク、…

摘み草

「摘み草」とは、春の初め頃、 春の野に出て雑菜や草花を摘むことです。 春の野で草などを摘む「摘み草」は、 古代から春の行事として親しまれてきました。 『万葉集』にも、「摘み草」の様子を詠んだ 歌が収録されています。 「春日野に 煙立つ見ゆ 娘子(…

春炬燵(はるこたつ)

春炬燵(はるこたつ) 「炬燵塞ぐ」(こたつふさぐ)、「炬燵納む」(こたつおさむ) 炬燵(こたつ)を仕舞うタイミング 炬燵はいつまで出しとく? 片付ける目安は最低気温15℃ 地域別、炬燵を片付ける目安 <北海道>梅雨明けまで出しておいてOK <東北>5月…

二十四節気「啓蟄」

今日から二十四節気の3番目「啓蟄」。 前節の「雨水」以来、春の雨の潤いにより、 植物は芽吹きの季節を迎えてますが、 太陽の高度も上がり、大地が温まり出して、 虫や小動物も目覚めの時季を迎えます。 『暦便覧』(こよみびんらん) 啓蟄(けいちつ) 雛…

七十二候「蟄虫啓戸」

「すごもりのむしとをひらく」 と読みます。 春の日差しの温もりを感じて、 戸を啓いて外に顔を出すかのように、 土中で冬ごもりをしていた虫達を始め、 カエルやヘビ、トカゲなど、 様々な生き物が姿を見せてくれる頃です。 二十四節気「秋分」の 次候「蟄虫…

雛納め(ひなおさめ)

3月3日の「雛祭り」が祭の終わった後、 雛人形を仕舞うことを 「雛納め」(ひなおさめ)と言います。 「雛納め」(ひなおさめ) 雛人形を片付ける時期はいつがよい? 雛人形を片付けないとお嫁にいけなくなる⁈ 片付けが遅れても「雛人形を後ろ向きに置けば大…

上巳の節句・桃の節句・雛祭り

3月3日の「上巳の節句」(じょうしのせっく)は、 女の子の幸せと健やかな成長を願う行事です。 「桃の節句」「雛祭り」とも言います。 「上巳の節句(雛祭り)」の起源 桃の節供 「飾り雛」の始まり 流し雛(ながしびな) 吊るし雛(つるしびな) 雛の国見…

「雛飾り」の種類

3月3日の「桃の節句」は、お雛様を飾り、 女の子の健やかな成長を願う行事です。 段飾り 内裏雛だいりびな 三人官女さんにんかんじょ 五人囃子ごにんばやし 随身ずいじん 三仕丁さんじちょう 出飾り 親王飾り 立雛 市松人形 つるし雛 流し雛 段飾り 「段飾り…

天児(あまがつ)・這子(ほうこ)

平安時代になると、 「形代」(かたしろ)や「人形」(ひとがた)の 厄払いの意味合いが一歩進んで、 赤ちゃんを「守る」役割を負う、 「天児」(あまがつ)と「這子」(ほうこ)と 呼ばれる人形が登場しました。 乳幼児を守る人形「天児」と「這子」 「雛人形」…

流し雛(ながしびな)

「流し雛」(ながしびな)とは、 無病息災を願って和紙や草木で作った人形を 川や海に流す行事で、 「雛祭り」の由来になったと言われている 日本に古くから続く風習です。 形代(人形) 「流し雛」の由来 流し雛が有名な地域 下鴨神社の流し雛(京都) もち…

吊るし飾り、吊るし雛

「吊るし飾り」「吊るし雛」は、江戸時代に 布で作った動物や植物、縁起物などを吊るし、 雛人形の代わりに飾るようになったのが 始まりです。 一つ一つのアイテムにはそれぞれ意味があり、 どれも子供の成長や幸せを願うものです。 吊るし飾り、吊るし雛 由…

雛遊(ひなあそび)

3月3日の「上巳の節句」の源流は、 貴族の子女のお人形遊びである「雛遊」と 人形(ひとがた)に厄を移して流す「祓い」の風習や 古代Chinaから伝わった宮廷行事などが 結びついて生まれたものだと 考えられています。 平安時代には、人形に着物を着せたり、 …

「雛祭り」の食べ物

雛祭りのお菓子 菱餅 ひなあられ 香川県「おいり」 桜餅 草餅 京都の菓子「引千切(あこや餅)」 長崎の伝統菓子「桃カステラ」 金平糖(こんぺいとう) 雛祭りの飲み物 白酒 桃花酒(とうかしゅ) 雛祭りの定番料理 ちらし寿司 手まり寿司 雛そば(ひなそば…

雛市(ひないち)

江戸時代、春の「雛祭り」の前の 2月末から3月2日まで 「雛市」(ひないち)が立って、 大変な賑わいを見せていました。 「雛人形」は最初は「京製」が主でしたが、 明和年間には、「江戸製」が出現します。 そうすると江戸市内には、 雛人形や調度品などを…

草萌(くさもえ)

草の芽が出始めること、 春になって草が一斉に芽を出すことを 「草萌」(くさもえ)と言います。 www.linderabell.com 下萌(したもえ) 草青む(くさあおむ) 駒返る草(こまがえるくさ) 草の芽(くさのめ) ものの芽 木の芽(このめ) 木の芽時(このめど…

七十二候「草木萠動」

「そうもくめばえいずる」 と読みます。 草木が芽生え始める頃という意味です。 冬の間に蓄えていた生命の息吹が 外へ現れて出て来て、木の芽は綻び、 地面からは草の芽が一斉に顔を出します。 「萠動」とは草木が芽吹くことで、 物事の起こる兆候が現れるいう…

七十二候「霞始靆」

「かすみはじめてたなびく」 と読みます。 春の山野に春霞が横長に薄くたなびき始める頃と言われています。 「霞」(かすみ)は、遠くの景色が ぼやけていている現象を言います。 春になり気温が少しずつ上がり始めると、 大地が潤いを帯び、冬の乾燥していた…

野焼き・山焼き

早春、野原の枯れ草などを焼くことを。 春先の晴天で風のない日に、 新芽が出る前に野山の枯草を焼くことを 「野焼き」「山焼き」と言います。 「野焼き」「山焼き」は春の季語で、 全国各地で行われる日本の伝統行事です。 野焼き 「野焼き」とは 焼野(や…

二十四節気「雨水」

「雨水」(うすい)とは、降る雪が雨へと変わり、雪解けが始まる頃のこと。 令和6(2024)年の「雨水」は2月19日から3月4日 になります。 『暦便覧』(こよみびんらん) 「雨水」(うすい) 春一番 雪解け(ゆきどけ) 春の土(はるのつち) 春祭り 雛祭(ひな…

七十二候「土脉潤起」

「つちのしょううるおいおこる」 と読みます。 冷たい雪が暖かい春の雨に変わり、 大地に潤いを与える頃。 寒さもゆるみ、眠っていた動物も目覚めます。 冬の間は空気が非常に乾燥しているので、 雨が降る確率も低くて土も乾きがちです。 春が近づいて来るにつ…

祈年祭(きねんさい)

www.youtube.com 2月17日には、その年の春の耕作始めに 五穀豊穣を祈る神事の 「祈年祭」(きねんさい)が執り行われます。 「としごいのまつり」とも言います。 その年の収穫に感謝する11月の 「新嘗祭」(にいなめさい)と対になるお祭りです。 www.linderabe…

七十二候「魚上氷」

「うおこおりをいずる」 と読みます。 寒い冬の時期、凍った水の下で じっと春を待っていた魚達も、暖かさを感じて 元気よく氷の上に飛び跳ね来るという 意味です。 春先の氷はまだ割れないまでも、 温かい東風に薄くなり、 その下で魚達が動き始めているのが …

薄氷(うすらひ)

「立春」も十日を過ぎて、少しずつ、 春の気配が立ち上ってきました。 そんな頃に薄々と張る氷を 「薄氷」(うすらい)と言います。 薄氷(うすらひ) 浮氷(うきごおり) 氷解(こおりとく) 凍解(いてどけ) 薄氷(うすらひ) 「薄氷」(うすらひ)とは、 …