うまずたゆまず

コツコツと

二十四節気「白露」

『暦便覧』 「陰気やうやく重りて、露凝りて白色となれば也」 暑さが弱まり、大気が冷え込んで、 草花に白い露が宿り始める頃。 草の葉に白い露が結ぶという意味です。 夜の間に大気が冷え込み、 草花に「朝露」が宿ることから 名付けられたのでしょう。 「白露…

七十二候「草露白」

「くさのつゆしろし」 と読みます。 草や花の上に降りてきた朝露が、 白く光って見える頃。 この時期は朝晩と昼の寒暖差が大きくなり、 夜の空気が冷やされることで朝に露が 出来ます。 少しずつ秋の気候になってきました。 「露草」は日本全国に幅広く生息…

七十二候「禾乃登」

「こくものすなわちみのる」 と読みます。 稲などの穀物が実り始める頃を表します。 「立春」から「二百十日」が過ぎて、 台風の到来も多い時期です。 無事に収穫が出来ますようにと 各地で「風鎮祭」などが行われます。 「こくもの」とは穀物のこと。 「禾」…

秋の雨

秋出水(あきでみず) 秋の長雨(あきのながさめ) 秋雨(あきさめ、しゅうう) 秋霖(しゅうりん) すすき梅雨(すすきつゆ) 秋湿り(あきしめり) 秋黴雨(あきついり) 通草腐らし(あけびくさらし) 鷹渡り(たかわたり) 晩秋に降る雨 秋驟雨(あきし…

雑節「二百十日」

「二百十日」(にひゃくとおか)は 雑節のひとつです。 2月4日頃の「立春」から数えて 210日目の日で毎年9月1日頃に当たります。 令和5(2023)年も9月1日になります。 古来、台風襲来の時期で稲の開花期に当たり、 「農家の厄日」として注意を促すため、 暦に…

風祭(かざまつり)

台風や強風などの風害から 田畑の農作物を守るために、 風を鎮める祈りを込めて 「風祭」(かざまつり)が各地で行われます。 強風の時期は土地毎に異なるので、 祭りの日も様々ですが、 お盆から冬にかけてが多いようです。 立春から数えて「二百十日」の9…

八朔(はっさく)

「八朔」とは、旧暦の8月1日を指します。 現代の暦では8月下旬〜9月頃に当たり、 令和4(2022)年は8月27日の土曜日になります。 昔から豊作祈願の行事が各地で催されたり、 「田の実」が「頼み」に通じることから、 よく頼み事をする相手に贈り物をしたり、 …

秋雨前線(あきさめぜんせん)

「秋雨前線」(あきさめぜんせん)とは、 9月半ばから10月初め頃に出現する停滞前線の ことを言います。 台風シーズンと重なるため、前線の活動が 活発化して大雨になることもあります。 秋雨前線(あきさめぜんせん) 秋雨前線のメカニズム 「前線」(ぜん…

秋の風

古来日本人は、風にも微妙な違いを感じ取り、 それぞれ名前をつけてきました。 日本各地には、それぞれの土地独自の 風の名前も多く存在しているそうで その数は何と2000種類を超えているのだ そうです。 野分とは 秋の風 秋風 爽籟(そうらい) 金風(きん…

七十二候「天地始粛」

「てんちはじめてさむし」 と読みます。 天地の暑さがようやく収まり、 涼しくなり始める頃になりました。 「粛」は縮む、鎮まるという意味があり、 暑さもようやく峠を越えました。 気象学的な区分では、九月一日からは「秋」。 学校では新学期が始まります。…

七十二候「綿柎開」

「わたのはなしべひらく」 と読みます。 綿を包む「柎」(はなしべ)が開き始める頃という 意味です。 「柎」とは、 音読みでは「ふ」、 訓読みでは「うてな」「つける」「いかだ」と読み、 ここでは、花の「咢」(がく)の意味です。 「咢」(がく)とは花の一番外側で…

二十四節気「処暑」

『暦便覧』 「陽気とどまりて、初めて退きやまんとすれば也」 江戸時代に発行された 『暦便覧』(こよみびんらん)には、 このように記されています。 このことからも、 「処暑」が昔から「暑さが静まってくる頃」と されていたことが分かります。 「処暑」とは …

七十二候「蒙霧升降」

「ふかききりまとう」 と読みます。 深い霧が立ち込める頃となりました。 残暑厳しい日が続きますが、 朝夕は少しずつ涼しくなり、 ひんやりとした空気が 季節の移り変わりを教えてくれます。 早朝、水辺や森では、 視界が遮られるほどの霧が立ち込め、 幻想的…

盆の月(ぼんのつき)

「盆の月」は、「中秋の名月」の一カ月前、 「盂蘭盆会」(うらぼんえ)に当たる 陰暦七月十五日の月を言います。 旧暦の十五日の夜に昇る月ですから「満月」です。 「お盆の夜」と言えば、全国各地では 様々な特色ある「盆踊り」が行われています。 本来、「盆踊…

七十二候「寒蝉鳴」

「ひぐらしなく」 と読みます。 「ひぐらしが鳴き始める頃」という意味です。 七十二候の「寒蝉鳴」は、 「寒蝉」を「ひぐらし」と読ませています。 蜩(ひぐらし) 「蜩」(ひぐらし)の声は、 蝉とは思えないほど高く澄んだ声で、 「カナカナ」と聞きなされ…

七十二候「涼風至」

「すずかぜいたる」 もしくは 「りょうふういたる」 と読みます。 二十四節気の「立秋」が始まり、 いよいよ季節は「秋」スタートです。 真夏の暑い風から、 秋の涼しい風に替わり始める頃となりました。 まぶしく輝いている太陽も 日射しを和らげ、 夕方に鳴く…

二十四節気「立秋」

『暦便覧』 「初めて秋の気立つがゆへなれば也」 江戸時代に発行された 『暦便覧』(こよみびんらん)には、 このように記されています。 「初めて秋の気配が現れてくる頃なので、 (「立秋」と言う)」という意味です。 「立秋」とは 「夏が全盛期を迎え、 秋…

ジャックオランタン

ハロウィンと聞いて、まず思い浮かべるのは、 かぼちゃの「ジャックオランタン」! 「ジャックオランタン」は、 かぼちゃの中身をくり抜いて 中に火を灯してランタン(提灯)にしたもので ハロウィンにおける魔除けのような意味合いのアイテムです。 悪魔を…