うまずたゆまず

コツコツと

正月

初辰(はつたつ)

「初辰」(はつたつ)とは、 正月最初の辰の日のことで、 江戸時代には、火災を避けるまじないとして、 水神として信仰されていた「竜神」に因み、 正月最初の辰の日の辰の刻、 辰年の男に台所の屋根に水または海水を 打たせました。 これを「初辰の水」(は…

鞠始(まりはじめ)

「鞠始」(まりはじめ)とは、新年に初めて 「蹴鞠」(けまり)を行う儀式です。 「蹴鞠」(けまり)とは、古代以来、 主に朝廷、公家の間で行なわれた 鹿革製の鞠を蹴り合う、平安貴人の遊戯です。 東北の隅に「桜」、東南に「柳」、 西南に「楓」、西北に…

「正月三が日」にやってはいけない6つのタブー

「三が日」とは、1月1日、2日、3日の 3日間のことを言います。 この正月の「三が日」には、縁起を担いで、 やらない方がいいとされている風習があるの ですが、ご存知でしょうか? 1.掃除をしてはダメ! 2.刃物を使ってはダメ! 3.火を使う煮焚き…

御降り(おさがり)、富正月(とみしょうがつ)

元日、または正月三が日の間に降る 雨や雪のことを「御降り」(おさがり)とか 「富正月」(とみしょうがつ)と言います。 「御降り」を「おさがり」と読むのは、 「降る」(ふる)という語が「古」(ふる)に繋がる他、 「雨」が涙や泣くことを連想させるため、 …

初寅(はつとら)

正月初めての「寅の日」に、 毘沙門天に参詣することを 「初寅」(はつとら)と言います。 初寅とは 信貴山朝護孫子寺 京都・鞍馬寺 毘沙門天について インドの財宝の神様「クベーラ」 戦いの神様、四天王「多聞天」 七福神「毘沙門天」 北を守護する「十二…

お年始とお年賀

正月三が日に、 ご挨拶に伺うことを「お年始」(おねんし)、 その時に贈るものを「お年賀」(おねんが)と 言います。 「お年始」は、元々は、農村部で行なわれてきた お正月の行事に由来します。 当時は「年賀」(ねんが)とも呼ばれ、 分家が本家に集まって、「年神…

正月二日(しょうがつふつか)

俳句では単に「二日」(ふつか)と言えば、 一月二日のことを指します。 正月二日 仕事始め 初荷(はつに) 初市(はついち) 初商(はつあきない) 初売り(はつうり) 買初(かいぞめ) 農林水産業・商業の初仕事 鍬始(くわはじめ) 初山(はつやま) 綯…

着衣始(きそはじめ)

新年が明けて、「正月三が日」のうちの吉日に 新しい着物を始めて着ることを 「着衣始」(きそはじめ)と言います。 着物が日常着だった頃は、 お正月用の着物を新調して、 新年を迎える習慣があり、 それを「着衣始」(きそはじめ)と言っていました。 因みに…

お正月

本来「正月」は1月の別称です。 1日が 「元日」 3日までを 「三が日」 7日までを 「松の内」 15日 「小正月」 20日 「二十日正月」 様々なお正月行事が行われます。 1月を「睦月」と呼ぶのも、 正月に一家揃って睦み合う様子を表したもの。 多くの方…

暦・歳時記-お正月の行事

お正月 1日 元日 初門出 初詣 初日の出 若火・若火迎え 若水・福茶 初竈(はつかまど)/初炊ぎ(はつかしぎ)/俎始(まないたはじめ) 着衣始(きそはじめ) <人生儀礼> 初正月○ 破魔矢・破魔弓○ 羽子板 年男・年女 厄年○ 厄落とし・厄除け・厄払い○ 重ね正月(一…

正月飾り

新年を迎えるに当たり欠かせないのが、 門松や注連飾りと言った「お正月飾り」です。 まだ準備をしていない方は、 そろそろ重い腰を上げましょう。 正月飾り 飾り始める時期 いつまでに飾らなくてはいけない? 片付ける時期 門松 松迎え(まつむかえ) 年木…

冬至梅(とうじばい/とうじうめ)

冬至の頃にはもう咲き出す。 「冬至梅」(とうじばい、とうじうめ)とは、 山野に自生する野梅(やばい)の園芸種です。 開花期が12月中旬~2月中旬と早く、 「冬至」の頃に咲くのが名前の由来です。 お正月用の梅として使用されています。 枝が細く、鉢植え…

念仏の口開け

1月16日は「念仏の口開け」の日です。 日本では古来よりお正月には 「年神様」を家にお迎えします。 そのために、12月16日に最後の念仏を唱えて、 翌17日から「念仏の口止め」をして 年明け後の1月15日の間は念仏を唱えず 年神様に手を合わせるという風習が…

年賀郵便特別扱い

「年賀郵便特別扱い」とは、 12月15日から12月25日までの間に 年賀状を投函すると、 翌年の1月1日に配達されますという制度です。 令和6(2024)年の年賀状の引受開始は、 令和5(2023)年12月15日 [金]からになります。 1月1日に配達してもらうためには、 令和5…

巳正月(みしょうがつ)

その年、亡くなった人のある家で、 12月の第一巳の日、または第二巳の日に 近親者が集まり、お参りを行う行事です。 「巳正月」とは 「巳正月」に行われること 「巳正月」の起源 「南北朝の戦い」で敗走中に亡くなった「新亡慰霊儀式」説 2.新田義貞の弟葬…