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「年内立春」「新年立春」「朔旦立春」とは?

「立春」と同様、「旧正月」も新しい年の始まりと言われます。
日にちが近いために混同されがちですが、
「立春」と「旧正月」は全くの別の物です。
 

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「立春」は「太陽」の運行を元にした暦であるのに対し、
「旧正月」は「月」の満ち欠けに基づいた暦ですから、
根本的な考え方が違うといってよいでしょう。
 
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ところで、旧暦の元日よりも早く「立春」を迎えることを
「年内立春」と言います。
令和3(2021)年2月3日は旧暦12月22日でしたから「年内立春」でした。
 
それに対して、
旧暦の元日以降に「立春」を迎えることを「新年立春」と言います。
令和4(2022)年2月4日は旧暦1月4日ですから「新年立春」になります。
 
また、旧正月と立春は、約30年に一度重なることがあるのだそうです。
とてもおめでたい年とされており、
「朔旦立春」(さくたんりっしゅん)と呼ばれています。
次は令和20(2038)年だそうです。
 
旧暦の一年間に立春が訪れない年もあり、
「無春年」と呼ばれています。
「無春年」は珍しいことではなく、数年に一度訪れます。
例えば、近年では
旧暦の平成28(2016)年(新暦:2/8~翌1/27)には
「立春」はありませんでしたし、
旧暦の令和元(2019)年(新暦:2/5~翌1/24)にも
「立春」はありませんでした。
 
一方、旧暦の一年間に立春が2回訪れる「双春年」という年もあります。
旧暦平成29(2017)年(新暦1/28~翌2/15)は、
平成29(2017)年2月4日と平成30(2018)年2月4日が立春であったため、
2回立春が訪れる「双春年」でした。
 
 
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